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第二部 自由国ダグラス
第九十七話 クーデター前章 調査報告
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三人がそれぞれ操作をした二日後、一旦ザラを含めた四人でいつもの場所に集まって活動の進展を話し合った。
しかし、その前にガビはザラから言われていた調査をしなかったことを咎められていた。
「このアホが!! そんなゴミ拾ってきてどうするんだ? ちゃんとそいつは子を宿したのか?」
「実は、行為の最中に興奮した魔物が殺してしまいましてね。いやー、やっぱり魔物との交配は難しいな~ はっはっはっは!」
ガビは懲りない様子で笑っていると、ザラはもういいやと投げやりのように話を無理やり終えて、他の二人からの話を聞くことにした。
まずはネルエルから
「俺はミルムの調査を行いましたが、得たい情報を集めることはできませんでした。しかし、ミルムのような人口が大きな町では混血が見つからないように過ごすのは不可能だと思いました。それに、一つザラさんに聞きたいことがあります。どうして、ニールウェルはスヲウに結婚を認めるような発言をしたのですか? 明らかにミスですよね、他の兵士ならいざ知らずスヲウの前でそんなことを言ってしまったら発言をとりけすことも難しくなりますよね?」
「確かにお前の意見も一理ある。総帥はそのことも後で俺に失言だと認めたが、軍律に照らし合わせて裁くことも、全国に指名手配をすることもできる」
「いいや、それはもはや意味がないです」
「どうしてだ?」
「俺が調査したマドゥでは、ギールたちと思われる目撃情報を手に入れることができました」
「ホントかッ!?」とザラとネルエルはギャバンの言葉に敏感に反応してソファに座っている体を持ち上げた。
「ええ、しかし、既に町にはいないようでしたが、二人は何かに怯えるようにして人の前から姿を消したようです。これは、おそらく我々追っ手を意識していると考えられます。ですから、二人はこれから追っ手を気にしながら生きていく必要があるのです。このような状況で、二人を大々的に指名手配する必要がありますか? 我々が追いかけなくても、彼らは来もしない追っ手に追われているという感情は簡単には拭えません。ここで大事になって来るのは、二人がスヲウに助けを求めることです。
二人はスヲウの住居を知っていますから、何か困ったら彼に助けを求め、部下想いの奴ですから、必ず二人のために行動するでしょう。そうなってしまったらスヲウはニールウェルはもちろん、軍に対してもある種の不快感を覚えてしまうでしょう。
ですから、今我々がすべきことはたった一つ、ギールたち二人をスヲウと接触させないことです!」
ザラはそれを眉をひそめながら聞いて今後の活動のことを一通り考えた後、命令を出した。
一つ、首都に入る手紙などの伝書類は町にいるデスサイズの検閲の後に受取人に配送すること。
二つ、首都への主な出入り口となる東西南北の門を中心に、潜入しうるいかなる場所にも監視の兵士をつけること。
三つ、ザラ自身は引き続きスヲウの監視を徹底し、不穏な行動を見せた場合には厳正な処罰を下すこと。
「以上だお前たち、それぞれの持ち場につけ!」
「了解ッ!!」
こうして四人の今後の活動に関する話し合いは終わり、次の段階へと進んだ。
そして翌日から、三人は郵送センターで大量に送られてくる手紙の内容を一枚一枚確認していた。
「地味な仕事だなおい」
「つべこべ言うなガビ、これも俺たちの仕事だ。嫌なら女と遊んでこいよ、いい気晴らしになるぜ」
「この前死んだ女の顔を思い出しそうで遠慮しとくわ。気持ちわりぃ」
「何だお前ビビッてんのか? 今まで何回も殺してきたのに」
ガビは手を止めて、山盛りの手紙を見つめながら息を吐くように「男なら何ともないが、女だとなぜか心が締め付けられる感じがするんだよな~」と言った。
「なんだそりゃ? よく言うぜ、それならお前が今まで殺してきた女の数を覚えているのか?」
「ぜーんぜん覚えてなーい!」
「「フハハハハハ!」」
二人は息を合わせるかのように爆笑した。
「お前ら笑ってないで手を動かせ。この調子じゃいつまで経っても終わんねえぞ」
「ならお前はどうなんだよブルータス、いや、今はギャバンか。その姿になってもう何年だ? 元の姿も思い出せねえな」
「なら一回戻ってみせてやろうか?」
そう言うと、ギャバンは狂気の怖気を解き、本当の姿に戻った。
本当の姿、すなわち彼本体のブルータスは、深淵に近い緑の短髪に額から流線形の漆黒の痣が二つに分かれ肩の方へ垂れているのが特徴の人物で、ギャバンの体より幾分か齢を取っている様子である。
ブルータスに戻ったのを見て、二人は歓声を上げ、拍手をしながら「おおー!! 久しぶりに見た! 今夜、ザラさんにも見せに行こうぜ!!」と彼を巻くし立てた。
しかし、ブルータスは二人の期待を裏切って再びギャバンの姿に戻った。
「もう終わりかよー」
「俺はこの体を気に入ってるんだよガビ。今はそんなどうでもいいことより任務に集中しようぜ」
二人は「はいはい」と軽く頷いた後に、黙々と手紙を読み漁る作業に集中した。
ガビは長時間の作業に机に突っ伏してしまい、ギャバンとネルエルの二人で残り少なくなった手紙の開封作業を進めることになった。
一つ、また一つクタクタになりながらも、あと少しで得られる終わりの快感を渇望しながら作業を進めていく。
そして、すべての作業が終わった時、二人は「終わった~」と喜びの声を上げ、伸びをして凝り固まった体をほぐした。
「ご苦労さん、よくやったよ二人とも」
そうしていると、先ほどまで突っ伏していたガビが体を起こして、最後まで作業を進めていた二人に労う言葉をかけたが「ふざけんなよガビ、明日からはお前の仕事を増やすからな」とギャバンがきつい口調で言うと、ガビはしょんぼりして黙り込んでしまった。
翌日からも同じように死ぬほど退屈な作業を生きる屍のようになりながらもこなしていった。
手紙の中には面白い内容のものもあるが、それらをじっくりと見ていたら一日で山積みになるすべての手紙を処理することはできない。
それゆえ、三人はこの終わりのない地獄の作業を繰り返すことを強制された。
しかし、そのような地獄の日々もザラに呼び出されたことによって終焉を迎えた。
そして、いつものように目の前で呼び出された三人は目にクマを作りながら、疲れ切った顔でソファに座っているザラを見つめた。
ザラは少し怒っている様子で三人をそれぞれ睨みつけながら一言「スヲウ宛にギールたちの手紙が届いた」と言った。
「は? どういうことですか? 俺たちは確かにすべての手紙の内容を確認しましたし、不備はなかったと思うんですが?」
ネルエルはそんなことはありえないと思った。
なぜなら、ネルエルら三人は、時間をかけてでもすべての手紙を確認したはずだが、スヲウ宛の手紙なんて一つも見当たらなかった。
残りの二人もそんなことはないと言ってザラに言い寄ったが、スヲウに手紙が届いた以上彼らの言い分は、怒り心頭のザラには届かない。
「お前らの言い訳なんて役に立たん。それよりもだ、スヲウが受け取った手紙の内容がどうやらまずいかもしれん。そうなったら、これからの作戦はとても難しいものになるだろう」
「これからは俺が一人ではスヲウの監視はできない。そこで、ブルータス、お前は一日単位で姿を変えて奴に接近しろ。残りの二人は俺のサポートをしろ」
「いいかお前たち、これからの作戦は現場の判断で俺が決める。スヲウとの戦闘も覚悟しておけ!」
元気な返事をした三人は、明日からの新しい任務のため体を休めようと寝室に移動していった。
しかし、その前にガビはザラから言われていた調査をしなかったことを咎められていた。
「このアホが!! そんなゴミ拾ってきてどうするんだ? ちゃんとそいつは子を宿したのか?」
「実は、行為の最中に興奮した魔物が殺してしまいましてね。いやー、やっぱり魔物との交配は難しいな~ はっはっはっは!」
ガビは懲りない様子で笑っていると、ザラはもういいやと投げやりのように話を無理やり終えて、他の二人からの話を聞くことにした。
まずはネルエルから
「俺はミルムの調査を行いましたが、得たい情報を集めることはできませんでした。しかし、ミルムのような人口が大きな町では混血が見つからないように過ごすのは不可能だと思いました。それに、一つザラさんに聞きたいことがあります。どうして、ニールウェルはスヲウに結婚を認めるような発言をしたのですか? 明らかにミスですよね、他の兵士ならいざ知らずスヲウの前でそんなことを言ってしまったら発言をとりけすことも難しくなりますよね?」
「確かにお前の意見も一理ある。総帥はそのことも後で俺に失言だと認めたが、軍律に照らし合わせて裁くことも、全国に指名手配をすることもできる」
「いいや、それはもはや意味がないです」
「どうしてだ?」
「俺が調査したマドゥでは、ギールたちと思われる目撃情報を手に入れることができました」
「ホントかッ!?」とザラとネルエルはギャバンの言葉に敏感に反応してソファに座っている体を持ち上げた。
「ええ、しかし、既に町にはいないようでしたが、二人は何かに怯えるようにして人の前から姿を消したようです。これは、おそらく我々追っ手を意識していると考えられます。ですから、二人はこれから追っ手を気にしながら生きていく必要があるのです。このような状況で、二人を大々的に指名手配する必要がありますか? 我々が追いかけなくても、彼らは来もしない追っ手に追われているという感情は簡単には拭えません。ここで大事になって来るのは、二人がスヲウに助けを求めることです。
二人はスヲウの住居を知っていますから、何か困ったら彼に助けを求め、部下想いの奴ですから、必ず二人のために行動するでしょう。そうなってしまったらスヲウはニールウェルはもちろん、軍に対してもある種の不快感を覚えてしまうでしょう。
ですから、今我々がすべきことはたった一つ、ギールたち二人をスヲウと接触させないことです!」
ザラはそれを眉をひそめながら聞いて今後の活動のことを一通り考えた後、命令を出した。
一つ、首都に入る手紙などの伝書類は町にいるデスサイズの検閲の後に受取人に配送すること。
二つ、首都への主な出入り口となる東西南北の門を中心に、潜入しうるいかなる場所にも監視の兵士をつけること。
三つ、ザラ自身は引き続きスヲウの監視を徹底し、不穏な行動を見せた場合には厳正な処罰を下すこと。
「以上だお前たち、それぞれの持ち場につけ!」
「了解ッ!!」
こうして四人の今後の活動に関する話し合いは終わり、次の段階へと進んだ。
そして翌日から、三人は郵送センターで大量に送られてくる手紙の内容を一枚一枚確認していた。
「地味な仕事だなおい」
「つべこべ言うなガビ、これも俺たちの仕事だ。嫌なら女と遊んでこいよ、いい気晴らしになるぜ」
「この前死んだ女の顔を思い出しそうで遠慮しとくわ。気持ちわりぃ」
「何だお前ビビッてんのか? 今まで何回も殺してきたのに」
ガビは手を止めて、山盛りの手紙を見つめながら息を吐くように「男なら何ともないが、女だとなぜか心が締め付けられる感じがするんだよな~」と言った。
「なんだそりゃ? よく言うぜ、それならお前が今まで殺してきた女の数を覚えているのか?」
「ぜーんぜん覚えてなーい!」
「「フハハハハハ!」」
二人は息を合わせるかのように爆笑した。
「お前ら笑ってないで手を動かせ。この調子じゃいつまで経っても終わんねえぞ」
「ならお前はどうなんだよブルータス、いや、今はギャバンか。その姿になってもう何年だ? 元の姿も思い出せねえな」
「なら一回戻ってみせてやろうか?」
そう言うと、ギャバンは狂気の怖気を解き、本当の姿に戻った。
本当の姿、すなわち彼本体のブルータスは、深淵に近い緑の短髪に額から流線形の漆黒の痣が二つに分かれ肩の方へ垂れているのが特徴の人物で、ギャバンの体より幾分か齢を取っている様子である。
ブルータスに戻ったのを見て、二人は歓声を上げ、拍手をしながら「おおー!! 久しぶりに見た! 今夜、ザラさんにも見せに行こうぜ!!」と彼を巻くし立てた。
しかし、ブルータスは二人の期待を裏切って再びギャバンの姿に戻った。
「もう終わりかよー」
「俺はこの体を気に入ってるんだよガビ。今はそんなどうでもいいことより任務に集中しようぜ」
二人は「はいはい」と軽く頷いた後に、黙々と手紙を読み漁る作業に集中した。
ガビは長時間の作業に机に突っ伏してしまい、ギャバンとネルエルの二人で残り少なくなった手紙の開封作業を進めることになった。
一つ、また一つクタクタになりながらも、あと少しで得られる終わりの快感を渇望しながら作業を進めていく。
そして、すべての作業が終わった時、二人は「終わった~」と喜びの声を上げ、伸びをして凝り固まった体をほぐした。
「ご苦労さん、よくやったよ二人とも」
そうしていると、先ほどまで突っ伏していたガビが体を起こして、最後まで作業を進めていた二人に労う言葉をかけたが「ふざけんなよガビ、明日からはお前の仕事を増やすからな」とギャバンがきつい口調で言うと、ガビはしょんぼりして黙り込んでしまった。
翌日からも同じように死ぬほど退屈な作業を生きる屍のようになりながらもこなしていった。
手紙の中には面白い内容のものもあるが、それらをじっくりと見ていたら一日で山積みになるすべての手紙を処理することはできない。
それゆえ、三人はこの終わりのない地獄の作業を繰り返すことを強制された。
しかし、そのような地獄の日々もザラに呼び出されたことによって終焉を迎えた。
そして、いつものように目の前で呼び出された三人は目にクマを作りながら、疲れ切った顔でソファに座っているザラを見つめた。
ザラは少し怒っている様子で三人をそれぞれ睨みつけながら一言「スヲウ宛にギールたちの手紙が届いた」と言った。
「は? どういうことですか? 俺たちは確かにすべての手紙の内容を確認しましたし、不備はなかったと思うんですが?」
ネルエルはそんなことはありえないと思った。
なぜなら、ネルエルら三人は、時間をかけてでもすべての手紙を確認したはずだが、スヲウ宛の手紙なんて一つも見当たらなかった。
残りの二人もそんなことはないと言ってザラに言い寄ったが、スヲウに手紙が届いた以上彼らの言い分は、怒り心頭のザラには届かない。
「お前らの言い訳なんて役に立たん。それよりもだ、スヲウが受け取った手紙の内容がどうやらまずいかもしれん。そうなったら、これからの作戦はとても難しいものになるだろう」
「これからは俺が一人ではスヲウの監視はできない。そこで、ブルータス、お前は一日単位で姿を変えて奴に接近しろ。残りの二人は俺のサポートをしろ」
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