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第二部 自由国ダグラス
第百二話 クーデター前章 訪問者
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ユリウスを招き入れたスヲウは席に着くよう促してからお茶を用意しようとキッチンへと向かった。
「自分で用意するから大丈夫だぞ」
そう言ってからユリウスは手をテーブルの上にかざすと、紅茶がなみなみと入ったコップが出現した。
「何だそれ? 魔法か?」
「まあそんなとこだ。いいから座れよ、俺たちの未来について語ろう」
ユリウスの魔法の便利さに驚く間もなくスヲウは向き合うように椅子に座った。
「聞いていた様子とはだいぶ違うが、お前は国軍の最高戦力の一人、大海のスヲウか?」
「ああそうだ。それでお前は? その腕を見る限り混血であるということは分かるが……」
「結構、俺のはユリウス。随分前に軍から逃亡した脱走兵だ。今はギールたちを匿っている身だ、一か月前ほどに手紙を送ったはずだが、読めなかったか?」
「……………読んだよ、、 アイツらは元気にやっているか? いや、元気なはずないか。俺を頼って手紙を出したのに、俺は何のアクションも示さないもんな」
「何故動かない? あの二人はお前が動いてくれると思って手紙を出したんだ。あの内容を見れば、混血であれば動かずにはいられないはずだ。何故、お前は家に引きこもって沈黙している!?」
ユリウスは手紙の内容を読んでもなお軍の意思に従っていることが腹立たしく、彼を薄情者と言って責めたてた。
「うああああああああッ!!」
スヲウは突然発狂して耳を手で防ぎ、「聞きたくない聞きたくない! 勘弁してくれ! 許してくれ!」と何度も謝罪の言葉を口にした。
何もできない歯がゆさと悪夢に苛まれる日々を過ごしていたスヲウは重度な鬱を患っていた。
ユリウスは立ち上がって机に顔を埋めているスヲウの耳元に顔をよせて「苦しいか? 町の平和と混血の尊厳、その狭間で揺れている今のお前の心情は荒れている。そのまま悩んでしまえば、お前という自我を保てなくなる。だから、俺がその揺らぎを正してやる」と言った。
「ほ、本当か? 俺を締め付けるこの苦しみから救ってくれるのか?」
「本当だとも。さあ、俺の手を取れ。外に行こう、そして偉大な混血の復興を始めよう」
差し伸べられた手を両手で祈るようにして取った。
ユリウスの手は暖かかった。冷えきった心を溶かすように彼の心はユリウスに溶けていった。
数日後、スヲウはユリウスに従って町を脱してギールたちの隠れ家へと足を運んだ。
隠れ家は首都ナマルガマルから大きく離れた地方の廃村で周りには魔物たちが闊歩していることは憂慮すべきことではあったが、混血が四人いることもあり数日間魔物たちを皆殺しにする勢いで始末していると、廃村に近づく魔物は一体もいなくなった。
隠れ家にスヲウが入ると、ギールたちから熱烈な歓迎を受け、引きずられるように家にぶち込まれた。
「おいそんなに引っ張るな」
「来てくれると信じてましたよ隊長! ささ、早く中に入って今後のことを話しあいましょう」
「いや、俺はまだ戦うとは決めてないんだが……」
「ユリウスさんから何も聞いてないからそんなこと言えるんです! 私たち混血の歴史について聞いたらアナタも私たちと一緒に戦うことを決意しますよ!」
二人に押され気味になって体を揺らしているスヲウをみてプリシラは「こらこらお前たち。嬉しいのは分かるが、もう少し丁重に扱ってやれ。そうだ、今から俺が祝賀会の準備をするからその間、外で時間をつぶしてきたらどうだ? 積もる話もあるだろうからな」と言うと、三人は大いに納得して隠れ家から飛び出ていった。
三人は隠れ家から少し離れた草原に体を預けた状態になりながら、のどかな風と優しい光を浴びていた。
そんな中、スヲウがさっき言っていた混血の歴史についての話をメローネにふると、彼女はスヲウに一つ意味深な質問をした。
「隊長は、千年以上前の世界の話を知っていますか?」
「いや知らないもなにも、軍事同盟が始まってからの歴史しか本に載ってないじゃないか」
何故そのような質問をするのかが分からなかったが、スヲウの疑問はメローネの次の言葉によって大きな衝撃を受けることになった。
「千年以上前、私たち混血は最も繁栄していた民族だったそうです。それはかつてカオスが絶対の神として信仰されてた時代、魔の因子が入った混血は善悪を併せ持つ神秘的な存在として他の民族たちから尊敬されていた」
ポツリポツリと語るメローネの口調には悔しさが滲みだして唇がわなわなと震えていた。
「ちょっと待て、その話ユリウスから聞いたのか? それに民族って何だ? 初めて聞いたぞ」
「私たちも最初に聞いた時は何のことか分からかったんですが、昔には人間を民族に分けて区別していたと。今で言う混血と純血のようなものなのでしょう」
「そして、ある時千年前のある日、魔界から怒り狂ったバサラが襲撃したことで、混血は抹消されるほどまでに数が減り、純血との割合が逆転してしまった……
混血の数が大きく減少し、世界中が混乱に包まれていた時に過去の四カ国の支配者たちは、再び混血が復興しないように永遠に戦わせる運命を背負わせた。カオスの遺子なんて本当は誰にも殺せないことなんか分かっているのに…… 純血の人間が繁栄と栄華を極めている間、強欲で自分勝手なアイツらの平和のために私たちは生かされている、、」
言い終えるとメローネは泣き出してしまい、ギールが彼女の背中をさすって慰めている。
「メローネの言った通り、これが俺たち混血の歴史なんです。ユリウスはナマルガマルのある場所で封印されていた部屋を発見しこのことを知ったそうです。何故この事実が隠されているのかは知りませんが、もう俺たちは町にいる純血の人々のためにカオスの遺子と戦うつもりはありません。
これからは、混血が失った栄光を取り戻すために戦っていきます!! このままではメローネはもちろん、彼女のお腹にいる子供やこれから生まれてくる子供たちを勝ちもない戦いをさせなければならない。そんなことは俺たちの代で終わりにしたい!」
ギールは過去の栄光が失われた喪失感と無理やり生かされ戦わさられている混血の悲劇的な没落に怒りを露にし、メローネの体を強く抱きしめながらスヲウに向かって強く訴えた。
「だからスヲウさんも俺たちと共に手を取り合って戦ってはくれませんか!? 我々混血の命と未来を救うために!」
(町の平和と俺たちの未来…… そうだよな、俺たちだけが戦わせられる運命だなんて嫌だよな、)
「俺も戦う、もう決して俺たちの運命を他人に決められないように!」
スヲウは決心してギールの手を取り強く握った。
たとえ同胞である兵士を敵に回したとしても成し遂げようと固く心に誓った。
一方隠れ家では、ユリウスを訪ねるガラの悪い男が来ては彼の足元に膝をついて平伏している。
「おお我らが創造主たる父よ、クラウディウスが息子ソウル、今しがたネロより報告がありましたので報告させていただきます」
ソウルはユリウスもとい、カオスの第四遺子クラウディウスの前で計画の進捗を淡々と語り始めた。
「過半数の元老院を抱き込むことに成功したようです。これで父上たちに敵対する執政官は終わりです、おめでとうございます!」
祝意を述べるソウルの話を背中で聞いていたクラウディウスは、ようやっと彼に振り向くと顔を右手で叩いた。
ソウルの頭を叩かれた衝撃で千切れ壁に鈍い音を立ててぶつかり、頭部が無くなった体は頭の再生を始めたが、クラウディウスは再生してきている頭部を踏む潰して完全にとどめをさした後にこう言った。
「おめでとうだと? いいか、俺を祝福していいのは世界の王たる母上といずれ来たる新たな王だけだ!! 被造物の存在で俺を祝福するなどあってはならないッ!」
「ああ母よ! 森羅万象、運命の創造主たる王よ! アナタが創り我々被造物に贈られた世界は今、劇的な変化が訪れようとしています! 世界の終焉は近い!」
クラウディウスは天に向かって叫んだ。
彼の狂信的な行動はダグラスのみならず、やがて世界の命運を揺るがすことになる。
「自分で用意するから大丈夫だぞ」
そう言ってからユリウスは手をテーブルの上にかざすと、紅茶がなみなみと入ったコップが出現した。
「何だそれ? 魔法か?」
「まあそんなとこだ。いいから座れよ、俺たちの未来について語ろう」
ユリウスの魔法の便利さに驚く間もなくスヲウは向き合うように椅子に座った。
「聞いていた様子とはだいぶ違うが、お前は国軍の最高戦力の一人、大海のスヲウか?」
「ああそうだ。それでお前は? その腕を見る限り混血であるということは分かるが……」
「結構、俺のはユリウス。随分前に軍から逃亡した脱走兵だ。今はギールたちを匿っている身だ、一か月前ほどに手紙を送ったはずだが、読めなかったか?」
「……………読んだよ、、 アイツらは元気にやっているか? いや、元気なはずないか。俺を頼って手紙を出したのに、俺は何のアクションも示さないもんな」
「何故動かない? あの二人はお前が動いてくれると思って手紙を出したんだ。あの内容を見れば、混血であれば動かずにはいられないはずだ。何故、お前は家に引きこもって沈黙している!?」
ユリウスは手紙の内容を読んでもなお軍の意思に従っていることが腹立たしく、彼を薄情者と言って責めたてた。
「うああああああああッ!!」
スヲウは突然発狂して耳を手で防ぎ、「聞きたくない聞きたくない! 勘弁してくれ! 許してくれ!」と何度も謝罪の言葉を口にした。
何もできない歯がゆさと悪夢に苛まれる日々を過ごしていたスヲウは重度な鬱を患っていた。
ユリウスは立ち上がって机に顔を埋めているスヲウの耳元に顔をよせて「苦しいか? 町の平和と混血の尊厳、その狭間で揺れている今のお前の心情は荒れている。そのまま悩んでしまえば、お前という自我を保てなくなる。だから、俺がその揺らぎを正してやる」と言った。
「ほ、本当か? 俺を締め付けるこの苦しみから救ってくれるのか?」
「本当だとも。さあ、俺の手を取れ。外に行こう、そして偉大な混血の復興を始めよう」
差し伸べられた手を両手で祈るようにして取った。
ユリウスの手は暖かかった。冷えきった心を溶かすように彼の心はユリウスに溶けていった。
数日後、スヲウはユリウスに従って町を脱してギールたちの隠れ家へと足を運んだ。
隠れ家は首都ナマルガマルから大きく離れた地方の廃村で周りには魔物たちが闊歩していることは憂慮すべきことではあったが、混血が四人いることもあり数日間魔物たちを皆殺しにする勢いで始末していると、廃村に近づく魔物は一体もいなくなった。
隠れ家にスヲウが入ると、ギールたちから熱烈な歓迎を受け、引きずられるように家にぶち込まれた。
「おいそんなに引っ張るな」
「来てくれると信じてましたよ隊長! ささ、早く中に入って今後のことを話しあいましょう」
「いや、俺はまだ戦うとは決めてないんだが……」
「ユリウスさんから何も聞いてないからそんなこと言えるんです! 私たち混血の歴史について聞いたらアナタも私たちと一緒に戦うことを決意しますよ!」
二人に押され気味になって体を揺らしているスヲウをみてプリシラは「こらこらお前たち。嬉しいのは分かるが、もう少し丁重に扱ってやれ。そうだ、今から俺が祝賀会の準備をするからその間、外で時間をつぶしてきたらどうだ? 積もる話もあるだろうからな」と言うと、三人は大いに納得して隠れ家から飛び出ていった。
三人は隠れ家から少し離れた草原に体を預けた状態になりながら、のどかな風と優しい光を浴びていた。
そんな中、スヲウがさっき言っていた混血の歴史についての話をメローネにふると、彼女はスヲウに一つ意味深な質問をした。
「隊長は、千年以上前の世界の話を知っていますか?」
「いや知らないもなにも、軍事同盟が始まってからの歴史しか本に載ってないじゃないか」
何故そのような質問をするのかが分からなかったが、スヲウの疑問はメローネの次の言葉によって大きな衝撃を受けることになった。
「千年以上前、私たち混血は最も繁栄していた民族だったそうです。それはかつてカオスが絶対の神として信仰されてた時代、魔の因子が入った混血は善悪を併せ持つ神秘的な存在として他の民族たちから尊敬されていた」
ポツリポツリと語るメローネの口調には悔しさが滲みだして唇がわなわなと震えていた。
「ちょっと待て、その話ユリウスから聞いたのか? それに民族って何だ? 初めて聞いたぞ」
「私たちも最初に聞いた時は何のことか分からかったんですが、昔には人間を民族に分けて区別していたと。今で言う混血と純血のようなものなのでしょう」
「そして、ある時千年前のある日、魔界から怒り狂ったバサラが襲撃したことで、混血は抹消されるほどまでに数が減り、純血との割合が逆転してしまった……
混血の数が大きく減少し、世界中が混乱に包まれていた時に過去の四カ国の支配者たちは、再び混血が復興しないように永遠に戦わせる運命を背負わせた。カオスの遺子なんて本当は誰にも殺せないことなんか分かっているのに…… 純血の人間が繁栄と栄華を極めている間、強欲で自分勝手なアイツらの平和のために私たちは生かされている、、」
言い終えるとメローネは泣き出してしまい、ギールが彼女の背中をさすって慰めている。
「メローネの言った通り、これが俺たち混血の歴史なんです。ユリウスはナマルガマルのある場所で封印されていた部屋を発見しこのことを知ったそうです。何故この事実が隠されているのかは知りませんが、もう俺たちは町にいる純血の人々のためにカオスの遺子と戦うつもりはありません。
これからは、混血が失った栄光を取り戻すために戦っていきます!! このままではメローネはもちろん、彼女のお腹にいる子供やこれから生まれてくる子供たちを勝ちもない戦いをさせなければならない。そんなことは俺たちの代で終わりにしたい!」
ギールは過去の栄光が失われた喪失感と無理やり生かされ戦わさられている混血の悲劇的な没落に怒りを露にし、メローネの体を強く抱きしめながらスヲウに向かって強く訴えた。
「だからスヲウさんも俺たちと共に手を取り合って戦ってはくれませんか!? 我々混血の命と未来を救うために!」
(町の平和と俺たちの未来…… そうだよな、俺たちだけが戦わせられる運命だなんて嫌だよな、)
「俺も戦う、もう決して俺たちの運命を他人に決められないように!」
スヲウは決心してギールの手を取り強く握った。
たとえ同胞である兵士を敵に回したとしても成し遂げようと固く心に誓った。
一方隠れ家では、ユリウスを訪ねるガラの悪い男が来ては彼の足元に膝をついて平伏している。
「おお我らが創造主たる父よ、クラウディウスが息子ソウル、今しがたネロより報告がありましたので報告させていただきます」
ソウルはユリウスもとい、カオスの第四遺子クラウディウスの前で計画の進捗を淡々と語り始めた。
「過半数の元老院を抱き込むことに成功したようです。これで父上たちに敵対する執政官は終わりです、おめでとうございます!」
祝意を述べるソウルの話を背中で聞いていたクラウディウスは、ようやっと彼に振り向くと顔を右手で叩いた。
ソウルの頭を叩かれた衝撃で千切れ壁に鈍い音を立ててぶつかり、頭部が無くなった体は頭の再生を始めたが、クラウディウスは再生してきている頭部を踏む潰して完全にとどめをさした後にこう言った。
「おめでとうだと? いいか、俺を祝福していいのは世界の王たる母上といずれ来たる新たな王だけだ!! 被造物の存在で俺を祝福するなどあってはならないッ!」
「ああ母よ! 森羅万象、運命の創造主たる王よ! アナタが創り我々被造物に贈られた世界は今、劇的な変化が訪れようとしています! 世界の終焉は近い!」
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