きっとこれは、パステルカラーの恋愛だろう

水澤玲音

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第1章 誘拐事件編

4話 図書室にて

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 俺は玲奈を見送った後、重たい足を図書室に運んだ。図書室に着いて入ってみたが利用者は誰もいなく、もちろん勇気もいなかったからスマホを見たら、勇気からラインが送られてきていた。「もう少ししたら図書室に戻ります。」俺も「了解。図書室で休んでいます。」と送った。
5分後に勇気は悠一を連れて図書室に戻ってきた。
「いや~ごめんごめん。先生に呼ばれて職員室で手伝いしてた。」と勇気がいなかった理由を説明してくれた。
別に俺も気にしてなかったのと、1人で考えたかったので、「大丈夫」とだけいった。「それよりも作業やらないの?」
と勇気に聞くと「そうだった。すっかり忘れてた。じゃあ、やり方教えるね。」
今日は来週から図書室で貸し出し可能図書のバーコードを貼る作業の手伝いをする。勇気から作業の流れを一通り教えてもらい、俺らは作業を始めた。作業をしてる間は無言だった。悠一がいきなり「作業終わったぞ。」と言ったのと同時に俺らも作業が終わった。そして、3人で同時に笑っていると、勇気が「春樹が居なくて、この3人で作業するの珍しいよなあ~。誰かが居なくて3人で集まることはあっても作業することはあんまりないよな。一体いつぶりだろう?」しかし、3人とも覚えてなかった。「今日は作業手伝ってくれてありがとう」と言ったのに対して、悠一が「気にするな。友達が困ってたらたすける。そうだろ一輝?」と聞かれたから「あたりまえだ。俺らに遠慮するな。」と強くいった。勇気が「そうだよな。俺らに隠し事は無しだよな。」と言って笑ってると、悠一が「一輝、失恋しても気にするな。」と言い出したせいで思考が一瞬停止した後「なんで知ってるの?」と聞いて勇気の方を確認したら目を逸らしたので、「教えるつもりだったから良かったけど」と言った。悠一は「一輝が朝からソワソワしていて不思議だったから尾行してたら現場を発見したわけ。
もしかして気づかなかったか?」と言われたが「ごめん。まったく気づかなかった。そんなソワソワしてたかな?」と聞いたら、勇気が「ああ、すごくソワソワしていて焦った。珍しいな、お前が周りを見渡せないなんて。そんなに玲奈の事を考えてたのか?」と聞いてきた。俺が答えるよりも先に悠一が「こいつが桜内さんにベタ惚れなのは知ってるだろ。いつも桜内さんだけにはあまいだろ。」と言ってきたのに対して「昔からの知り合いだから、あまくなるんだよ。」と言ったら、2人とも不思議そうな顔をしていたから、親同士が仲良く、小さい頃からの知り合いであることを説明したら納得した。悠一が「けど、なんで昔からの仲良しなのに振られたのかな?」と言ったのに対して、勇気が「乙女心とかいうやつだ。」と答えたあと、「失恋した機会にもう一度サッカーやらないか?」と聞かれたけど、「別にやらなくて良いかな」と答えたら、悠一に「折角才能があるのにもったいないな。フィールドの指揮者とも呼ばれていたのに」
  俺は小学校3年生の時からサッカーを始めたらしい。そこで、別の小学校だなぢた勇気と悠一に出会った。ポジションはMFだった。俺の仕事は攻撃と防御に参加し、指示を出す司令塔の役割だった。
俺の得意な作戦は相手の攻撃のリズムが出来上がる前に潰しカウンターで攻める作戦だ。しかし、その時の監督とは、  プレースタイルが合わず試合には出れなかったが、中学校では練習試合でも勝てない学校を1年生から全国優勝まで導いたらしい。そのおかげで、私立高校から推薦が来たけど、玲奈と一緒に過ごせないから行かなかった。それと、サッカーは趣味でやるくらいがいいから、私立高校みたくガチガチでやりたくないからだ。推薦が来た高校との練習試合の時にサッカー部が人数が足りなく、玲奈に頼まれたから仕方なく出た。その日は玲奈が見に来てくれたから、はりきりすぎて、6-0で圧勝だった。俺の作戦が上手くいったのとハットトリックを成功したせいで、その後勧誘がすごかったけど断った。
   そんな感じで話してたら、宮坂先生がやってきて「下校時刻だよ。はやく帰りなさい。」と言われて時計を見たら18時45分だった。俺らは急いで玄関へ向かって靴をはいて校門で「誘拐事件が起きているから、誘拐されるなよ。そして、誘拐するなよ。また明日」と勇気がいったから、俺らも笑いながら「おう、大丈夫だ。また、明日な」といい、それぞれ家に向かった。帰り道では失恋したことを忘れて鼻歌交じりで帰っていたのだった。家についてスマホを見ると19時だった。「ただいま。」と家に入ると母さんに「今日は少し遅かったね。何してたの?」と聞かれたから「勇気の図書委員会の手伝い」と答えた。すると、母さんに「誘拐事件が起きているから、気をつけなさいよ。ところで、玲奈ちゃんは作業してる時にいた?」と聞かれたから「いないよ。図書室にいたのは俺と      悠一、勇気だけだよ。なんで?」と聞き返したら、「さっき、玲奈ちゃんのお母さんから電話が掛かったきて、まだ帰ってきてないらしいからそっちにいない?」と聞かれたのって母さんが言った瞬間に俺は全身から血の気が引いたのが分かった。
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