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五月の海風(柱の傷のたけくらべ)
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「はしらーの、きいずは、おととーしーのー……」
青い瞳が僕を見上げながら、歌う。
「そんなに上を見ていたら、ちゃんと測れないんだけど」
スミレはにこりとして、あごを引く。僕は彼女の亜麻色に輝く柔らかい髪に三角定規をあて、柱に直角にぴたっと合わせる。北欧風のデザインのリビングルームにオーク材の見せ柱。そこに細いマジックでヨコ線を引く。背を測られているのは、イギリス人の母と日本人を父に持つ女の子。その子が歌っているのは童謡の『背くらべ』。なんとも不思議な感じだけど、スミレはご機嫌だ。
「だいたい五センチ伸びている」
「すごい!……そうすると今は、百五十一センチ。やっぱりこの制服がぴったり合うはずね」
スミレは、なぜか制服の物持ちがいい。高校時代の制服、中学時代の制服それぞれを入学した時と卒業した時の分まで保存してある。お母さんが丁寧にしまってくれていたとのことだ。彼女は中高一貫校に通っていたが、高校の制服はブレザーにスカート、中学はセーラー服だ。いずれもスクールカラーのワインレッドを基調としていて、青い目、亜麻色の髪のスミレにはよく似合う。
彼女の体の変化は、四月の初めに、元家出娘のエミが自分の家に戻ってからすぐに現れ始めた。
新学期が始まった大学でガイダンスに参加した帰り、僕はスミレの家に寄った。玄関口に現れた彼女と向き合うと、僕を見上げる彼女の顔が少し近づいたような気がした。今までは彼女がどんどん小さくなっていくのを見ていたので、いやでもこの変化に気づく。彼女は何となく手足やあちこちの関節がムズムズするという。その時、リビングの柱を身長計の代わりに彼女の背の丈を測ってみた。
今日はちょうど子供の日。測り始めてから約一ヶ月で五センチの伸びは尋常じゃない。スミレの『若返り現象』は止まったどころか、急激に成長し始めた。表情も心なしか、あどけなさが弱まり、少しだけ大人っぽくも見える。彼女がご機嫌で『背くらべ』を口ずさむのも、無理はない。
「……ところで、何でまた制服を着てるのかな?」
今日はこれからスミレとドライブに行く。前にも同じようなことがあったけれど、制服姿の女の子と一緒に外出するのは少し抵抗がある。
「だって、制服を着ると、『私は今、何歳くらいなのかな』っていうのがわかりやすいもん。まあ、これも物差しみたいなものだね」
「なるほど。確かに君は今、中学に入学したころのスミレなんだ」
僕はふと思い出した。
「そういえば、iPadに、毎年誕生日に撮った写真を入れてあったよね。あれを出力して壁に貼っておくと、顔の表情などから、今自分は何歳くらいかってわかりやすいんじゃないかな?」
「……それは絶対イヤ」
これ以上しつこく提案するのは危険だと思い、この件はおしまいにした。多分このあたりの女心は一生理解できないだろうと確信した。
「それじゃあ、準備が出来たら、出かけようか」
「え、もう準備オッケーだけど」
「あの、やっぱりセーラー服で出かけるの?」
「せっかくだから、このまま出かけるよ」
「はい……」
大学の受業が始まってから、毎週土日のどっちかはスミレに会って一緒に出かけるようにしている。もちろんスミレと会いたい、一緒にどこかに行きたいというのが一番の理由だけど、彼女はヘアサロンを辞めて、いや休み始めてから、僕が連れ出さない限りたいてい家に引きこもっている。あまり体にもメンタルにもいいとは思えない。
ミニの助手席に座り、少し開いた窓から吹き込んでくる五月の風を心地よさそうに浴びている姿を見ていると、やっぱりスミレにはこれが必要なんだなと思う。
「念のため、今度また病院で診てもらうおうか?」
「うーん、もういいんじゃないかな。きっとお医者さんも困るだけだと思うよ」
「確かにそうだね」
国道一三四号線沿いにあるマクドナルドに入り、まだ朝マックの時間帯だったので、二人ともソーセージエッグマフィンセットを頼んで外のテラス席で食べる。
隣りにはトイプードルを連れた老夫婦が座っていたが、僕らが食事している様子をニコニコと微笑ましそうに見ていた。制服姿のスミレと出かけることに少し抵抗感があったが、あまり気にしなくてもいいかもなとも思えた。 順調に行けば、彼女はこれから中学卒業のころの制服→高校に進学したころの制服→そして高校を卒業するころの制服を着るはずだ。
車で少し移動し、海浜公園の駐車場に入った。以前、スミレを鎌倉の病院に連れて行った帰りに寄った場所だ。ゴールデンウィークということもあり、駐車場には午前中から多くの車が停まっている。砂浜の公園も家族連れや若者のグループで賑わっている。海上にはサーフボードに跨がる黒い人影がずらりと並んでいる。
僕は波打ち際に近づき、裸足になって湿った砂の感触を楽しんだ。スミレもローファーとソックスを脱ぎ、僕の真似をする。
「裸足で砂の上を歩くのはいつ以来かな。気持ちいいね」
僕は少し笑ってそれに応えた。そして、小波が砕ける様子やサーファーがひっくり返る瞬間をボーッと眺めていた。
砂浜から公園のゾーンに戻って、先にベンチに腰かけていたスミレの隣りに座る。
「何か……高野君がボーッと景色を眺めてる姿って絵になるね」
スミレが悪戯っぽく言う。
「それって褒められてるのかな」
「うん、一応。……でああいう時って何を考えてるの?」
「いや何をって、ただボーッとしているだけだよ」
「そうかしら、なにかすごいことを考えているようにも見えるけど……なーんだ、気のせいか」
彼女は話題を変える。
「エミが自分の家に帰った時、高野君、言ってくれたよね?」
「えーっと、何だっけ?」
「スミレにはそれが必要だったって」
「ああ、いっぱい泣くこと?」
「うん。それ……私がどんどん若返っていったのも、それに関係あるんじゃないかって」
「うん……まあ、何の根拠もないけどね」
彼女は水平線を眺める。
「今なら確かにそう思える。私には、いっぱい泣くことが必要だったって」
そう言って彼女は体を持たせかけてきた。以前、ここでそうしたように。
そしてつぶやく。
「確かに私はあの時、何かが変わった。そして若返りは止まった」
僕の顔を見上げる。
「高野君って、時々、何の根拠もなく楽観的にコメントしてくれるよね」
「そうかもね……安易に安心がらせちゃうのは、僕の悪い癖だろうね」
「ううん、そんなことないよ!そんな風に言ってくれることで、ホントに安心するし、励まされる」
「でも、ハズレるとショックが大きいんじゃ……」
「それでもいい。高野君のそういう言葉を聞きたい。ずっとクヨクヨしているよりも全然マシ」
「ははは、わかった」
僕は彼女の頭を軽く抱く。
「何て呼べばいいかしら?」
「?」
「高野君のこと。私ずっと高野君って呼んでたけど、なんかヨソヨソしい気もしてきた」
「そうかな、僕は全然構わないけど」
「うーん……」
「エミは何の迷いもなく、速攻でヨウって呼んでたけどね」
「えー、それを真似するのはイヤだわ」
「じゃあ今まで通り、高野でいいんじゃない?」
「そうね、そうするわ」
今の会話は何だったんだ?
「いつか呼び方を変えなくちゃいけない時が来るかも、だしね」
「?」
よくわからない会話になってきたので、今度は僕から話題を変える。
「でも、若返りが止まっただけじゃなく、成長して元に戻っているようで、ほんとうに良かった」
「うん、そう思う……だけど高野君、何か気になることはない?」
「うーん、特には」
「もう!……今、すごい早さで背が伸びてるでしょ?このままの勢いだと……」
「……そうか、どんどん成長する」
「成長するだけならいいけど、全然止まらなくて、どんどん歳をとっちゃうかも知れない」
「……それはどうかな?」
「そのうち、高野君の歳を追い越して、元の自分の年齢になっても止まんなくて。……そして、おばさんなって、おばあちゃんになっちゃったら。高野君、どうしてくれるかな?」
そこまで考えが回っていなかった。
「多分だけど……これも根拠はないけど。そうならないと思う」
スミレは僕をじっと見上げ、次の言葉を待っている。
「安心しなよ。そうならないと確信している……もしそうなったとしても、僕がずっと一緒にいる」
「ありがとう。その言葉を聞きたかったの」
スミレは僕にハンドタオルを手渡してくれた。自分の足も小さなタオルで砂を払ってソックスを履き、ローファーを履き、車を停めてある方に歩いていった。
青い瞳が僕を見上げながら、歌う。
「そんなに上を見ていたら、ちゃんと測れないんだけど」
スミレはにこりとして、あごを引く。僕は彼女の亜麻色に輝く柔らかい髪に三角定規をあて、柱に直角にぴたっと合わせる。北欧風のデザインのリビングルームにオーク材の見せ柱。そこに細いマジックでヨコ線を引く。背を測られているのは、イギリス人の母と日本人を父に持つ女の子。その子が歌っているのは童謡の『背くらべ』。なんとも不思議な感じだけど、スミレはご機嫌だ。
「だいたい五センチ伸びている」
「すごい!……そうすると今は、百五十一センチ。やっぱりこの制服がぴったり合うはずね」
スミレは、なぜか制服の物持ちがいい。高校時代の制服、中学時代の制服それぞれを入学した時と卒業した時の分まで保存してある。お母さんが丁寧にしまってくれていたとのことだ。彼女は中高一貫校に通っていたが、高校の制服はブレザーにスカート、中学はセーラー服だ。いずれもスクールカラーのワインレッドを基調としていて、青い目、亜麻色の髪のスミレにはよく似合う。
彼女の体の変化は、四月の初めに、元家出娘のエミが自分の家に戻ってからすぐに現れ始めた。
新学期が始まった大学でガイダンスに参加した帰り、僕はスミレの家に寄った。玄関口に現れた彼女と向き合うと、僕を見上げる彼女の顔が少し近づいたような気がした。今までは彼女がどんどん小さくなっていくのを見ていたので、いやでもこの変化に気づく。彼女は何となく手足やあちこちの関節がムズムズするという。その時、リビングの柱を身長計の代わりに彼女の背の丈を測ってみた。
今日はちょうど子供の日。測り始めてから約一ヶ月で五センチの伸びは尋常じゃない。スミレの『若返り現象』は止まったどころか、急激に成長し始めた。表情も心なしか、あどけなさが弱まり、少しだけ大人っぽくも見える。彼女がご機嫌で『背くらべ』を口ずさむのも、無理はない。
「……ところで、何でまた制服を着てるのかな?」
今日はこれからスミレとドライブに行く。前にも同じようなことがあったけれど、制服姿の女の子と一緒に外出するのは少し抵抗がある。
「だって、制服を着ると、『私は今、何歳くらいなのかな』っていうのがわかりやすいもん。まあ、これも物差しみたいなものだね」
「なるほど。確かに君は今、中学に入学したころのスミレなんだ」
僕はふと思い出した。
「そういえば、iPadに、毎年誕生日に撮った写真を入れてあったよね。あれを出力して壁に貼っておくと、顔の表情などから、今自分は何歳くらいかってわかりやすいんじゃないかな?」
「……それは絶対イヤ」
これ以上しつこく提案するのは危険だと思い、この件はおしまいにした。多分このあたりの女心は一生理解できないだろうと確信した。
「それじゃあ、準備が出来たら、出かけようか」
「え、もう準備オッケーだけど」
「あの、やっぱりセーラー服で出かけるの?」
「せっかくだから、このまま出かけるよ」
「はい……」
大学の受業が始まってから、毎週土日のどっちかはスミレに会って一緒に出かけるようにしている。もちろんスミレと会いたい、一緒にどこかに行きたいというのが一番の理由だけど、彼女はヘアサロンを辞めて、いや休み始めてから、僕が連れ出さない限りたいてい家に引きこもっている。あまり体にもメンタルにもいいとは思えない。
ミニの助手席に座り、少し開いた窓から吹き込んでくる五月の風を心地よさそうに浴びている姿を見ていると、やっぱりスミレにはこれが必要なんだなと思う。
「念のため、今度また病院で診てもらうおうか?」
「うーん、もういいんじゃないかな。きっとお医者さんも困るだけだと思うよ」
「確かにそうだね」
国道一三四号線沿いにあるマクドナルドに入り、まだ朝マックの時間帯だったので、二人ともソーセージエッグマフィンセットを頼んで外のテラス席で食べる。
隣りにはトイプードルを連れた老夫婦が座っていたが、僕らが食事している様子をニコニコと微笑ましそうに見ていた。制服姿のスミレと出かけることに少し抵抗感があったが、あまり気にしなくてもいいかもなとも思えた。 順調に行けば、彼女はこれから中学卒業のころの制服→高校に進学したころの制服→そして高校を卒業するころの制服を着るはずだ。
車で少し移動し、海浜公園の駐車場に入った。以前、スミレを鎌倉の病院に連れて行った帰りに寄った場所だ。ゴールデンウィークということもあり、駐車場には午前中から多くの車が停まっている。砂浜の公園も家族連れや若者のグループで賑わっている。海上にはサーフボードに跨がる黒い人影がずらりと並んでいる。
僕は波打ち際に近づき、裸足になって湿った砂の感触を楽しんだ。スミレもローファーとソックスを脱ぎ、僕の真似をする。
「裸足で砂の上を歩くのはいつ以来かな。気持ちいいね」
僕は少し笑ってそれに応えた。そして、小波が砕ける様子やサーファーがひっくり返る瞬間をボーッと眺めていた。
砂浜から公園のゾーンに戻って、先にベンチに腰かけていたスミレの隣りに座る。
「何か……高野君がボーッと景色を眺めてる姿って絵になるね」
スミレが悪戯っぽく言う。
「それって褒められてるのかな」
「うん、一応。……でああいう時って何を考えてるの?」
「いや何をって、ただボーッとしているだけだよ」
「そうかしら、なにかすごいことを考えているようにも見えるけど……なーんだ、気のせいか」
彼女は話題を変える。
「エミが自分の家に帰った時、高野君、言ってくれたよね?」
「えーっと、何だっけ?」
「スミレにはそれが必要だったって」
「ああ、いっぱい泣くこと?」
「うん。それ……私がどんどん若返っていったのも、それに関係あるんじゃないかって」
「うん……まあ、何の根拠もないけどね」
彼女は水平線を眺める。
「今なら確かにそう思える。私には、いっぱい泣くことが必要だったって」
そう言って彼女は体を持たせかけてきた。以前、ここでそうしたように。
そしてつぶやく。
「確かに私はあの時、何かが変わった。そして若返りは止まった」
僕の顔を見上げる。
「高野君って、時々、何の根拠もなく楽観的にコメントしてくれるよね」
「そうかもね……安易に安心がらせちゃうのは、僕の悪い癖だろうね」
「ううん、そんなことないよ!そんな風に言ってくれることで、ホントに安心するし、励まされる」
「でも、ハズレるとショックが大きいんじゃ……」
「それでもいい。高野君のそういう言葉を聞きたい。ずっとクヨクヨしているよりも全然マシ」
「ははは、わかった」
僕は彼女の頭を軽く抱く。
「何て呼べばいいかしら?」
「?」
「高野君のこと。私ずっと高野君って呼んでたけど、なんかヨソヨソしい気もしてきた」
「そうかな、僕は全然構わないけど」
「うーん……」
「エミは何の迷いもなく、速攻でヨウって呼んでたけどね」
「えー、それを真似するのはイヤだわ」
「じゃあ今まで通り、高野でいいんじゃない?」
「そうね、そうするわ」
今の会話は何だったんだ?
「いつか呼び方を変えなくちゃいけない時が来るかも、だしね」
「?」
よくわからない会話になってきたので、今度は僕から話題を変える。
「でも、若返りが止まっただけじゃなく、成長して元に戻っているようで、ほんとうに良かった」
「うん、そう思う……だけど高野君、何か気になることはない?」
「うーん、特には」
「もう!……今、すごい早さで背が伸びてるでしょ?このままの勢いだと……」
「……そうか、どんどん成長する」
「成長するだけならいいけど、全然止まらなくて、どんどん歳をとっちゃうかも知れない」
「……それはどうかな?」
「そのうち、高野君の歳を追い越して、元の自分の年齢になっても止まんなくて。……そして、おばさんなって、おばあちゃんになっちゃったら。高野君、どうしてくれるかな?」
そこまで考えが回っていなかった。
「多分だけど……これも根拠はないけど。そうならないと思う」
スミレは僕をじっと見上げ、次の言葉を待っている。
「安心しなよ。そうならないと確信している……もしそうなったとしても、僕がずっと一緒にいる」
「ありがとう。その言葉を聞きたかったの」
スミレは僕にハンドタオルを手渡してくれた。自分の足も小さなタオルで砂を払ってソックスを履き、ローファーを履き、車を停めてある方に歩いていった。
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