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第1章 変化の始まり
お風呂上がりの話し合い #6
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「《鑑定》」
☆☆☆☆☆
*名前 ギルレイ
*種族 魔人族、魔神
*性別 ♂(♂♂)
*契魔 ギア
*状態 普通
*職業 戦士、攻撃系魔法詠唱者、防御系魔法詠唱者、支援系魔法詠唱者、剣士、狩人、料理人、拳闘士、魔工匠、運び屋、薬師、錬金術師、先導者、鑑定士
*称号 ダンジョン攻略者、駆け落ちした者、魔鳥(金鷹)の主、神格となった者、イレアのギルドマスター、寡男
☆☆☆☆☆
リミルは何となく見せられないものが多いんだろうなと思った。
年齢に対して少ないというのもあるが、ギルドマスターになって取得した鑑定士の後が無いのはおかしいし、称号もギルドマスターからアンリが亡くなった所まで飛んでいる。
自分も隠しているのでお互い様だ。
しかしギルドマスターや管理者達の共通の職業に対する興味は消えない、が仕方ない。
「ギルレイも運び屋持ってるんだな」
『ああ、言いたいことは分かる。俺は一応まあまあレベルは高いが上げるのに160年程掛かった。効率を優先せずに使ってるうちに上がっただけだからな。参考にならないだろ?効率的な上げ方も知らないしな』
ギルレイもペティと一緒に教えてと言わないのは何故か。
レベルが高いのか。
それなら何故ギルレイが教えないのか。
教えられるほどレベルが高くないのか。
ならペティだけに教えてやって欲しいって言ったのはリミルを気遣ってなのか。
と色々考えていたのが分かったらしい。
なるほど、レベルは高いが教えられる事が無いということだったらしい。
「そっか。俺はまだ高いとは言えないレベルだけど160年って考えるとだいぶ早いね」
『だろ?だがまあその件はよく考えてくれ。そろそろ夜も遅いし寝ようか』
気付けば日付けが変わる1時間程前だった。
いつもより少し遅い就寝になった。
「そうだな寝よう」
ローゼを作って貰い、飲んでから《清潔》をかけてギルレイと別れクライと共に部屋に行く。
並べて置かれたベッドに入りクライは少しリミルの方にはみ出している。
それぞれにタオルケットを掛け、頭をくっ付けて眠った。
**
次の日、朝食を食べているとギルレイに連絡が入り、午前中は別行動になり午後からダンジョンの調査の続きをすることになった。
『昨日言っていたラグでも買いに行ってくるか?オススメの店までの地図描いてやるから』
「そうする。ホームポイントが使えないままなのは困るし」
ギルレイは紙とペンを出してサッと描いて渡した。
丁寧に店の名前や店主の名前まで書いてあり、店主への一言も添えてあった。
『じゃあ昼にグレモスの店で合流しよう』
「了解。お昼もそこで食べよう。それに武具も返してもらわないと」
**
食べ終わって直ぐにギルレイは合鍵をリミルに渡してギルドに向かった。
リミルとクライは早速ラグを買いに行きペティの時のように店主と軽く話して買い物を済ませた。
他にも買いたかったベッド横に置くキャビネットやドア付近に置きたかった大きめの姿見を探して回った。
気に入ったものを購入して帰り部屋に設置するとグレモスの店に向かった。
**
店に着くとまだギルレイは来ていなかった。
テラス席にクライを待たせて中に入りホストに声を掛ける。
「こんにちはー」
対応してくれたのはピギルーイだった。
丁寧にお辞儀をしてくれる。
『いらっしゃいませ。早速来て頂けたんですね。精一杯のおもてなしをさせていただきます。あと昨日お借りした武具も後でお返ししに行きますので』
武具のことをどうやら忘れていなかったようだ。
客も昨日よりは増えていて効果があったようでホッとする。
「ありがとう。後からギルレイも来るよ。クライと一緒にテラス席にいるから」
『はい。承りました。ギルレイ様も来ましたらグレモスと共に伺います』
テラス席に戻って暫くすると、ギルレイが来て中に声を掛けてリミル達のいる席に座った。
「買い物は最低限欲しいものは買い終わったよ」
『そうか。歩き回っただろ?』
ラグの場所しか教えていなかったことにギルレイは眉尻を下げて申し訳なさそうに言った。
「まあね。でもまあ色々見て回るのは初めてだったし面白かったよな」
<ああ。店によって特色が違うのは見ていて飽きないな>
リミルもクライも楽しんだ買い物を思い出しながら話した。
二人の楽しそうな雰囲気にギルレイも、それは良かったと微笑んだ。
『エリエッタの店が気に入ったんじゃないか?』
見て回るのは楽しかったが結局気に入った店は数店でそこでしか買わないだろうなと思った。
実際そのうちの2店でそれぞれ姿見とキャビネットを買った。
<よく分かったな。姿見はその雑貨屋で買った>
『アンリが気に入ってた店だったから二人も好きだろうと思ってな』
☆☆☆☆☆
*名前 ギルレイ
*種族 魔人族、魔神
*性別 ♂(♂♂)
*契魔 ギア
*状態 普通
*職業 戦士、攻撃系魔法詠唱者、防御系魔法詠唱者、支援系魔法詠唱者、剣士、狩人、料理人、拳闘士、魔工匠、運び屋、薬師、錬金術師、先導者、鑑定士
*称号 ダンジョン攻略者、駆け落ちした者、魔鳥(金鷹)の主、神格となった者、イレアのギルドマスター、寡男
☆☆☆☆☆
リミルは何となく見せられないものが多いんだろうなと思った。
年齢に対して少ないというのもあるが、ギルドマスターになって取得した鑑定士の後が無いのはおかしいし、称号もギルドマスターからアンリが亡くなった所まで飛んでいる。
自分も隠しているのでお互い様だ。
しかしギルドマスターや管理者達の共通の職業に対する興味は消えない、が仕方ない。
「ギルレイも運び屋持ってるんだな」
『ああ、言いたいことは分かる。俺は一応まあまあレベルは高いが上げるのに160年程掛かった。効率を優先せずに使ってるうちに上がっただけだからな。参考にならないだろ?効率的な上げ方も知らないしな』
ギルレイもペティと一緒に教えてと言わないのは何故か。
レベルが高いのか。
それなら何故ギルレイが教えないのか。
教えられるほどレベルが高くないのか。
ならペティだけに教えてやって欲しいって言ったのはリミルを気遣ってなのか。
と色々考えていたのが分かったらしい。
なるほど、レベルは高いが教えられる事が無いということだったらしい。
「そっか。俺はまだ高いとは言えないレベルだけど160年って考えるとだいぶ早いね」
『だろ?だがまあその件はよく考えてくれ。そろそろ夜も遅いし寝ようか』
気付けば日付けが変わる1時間程前だった。
いつもより少し遅い就寝になった。
「そうだな寝よう」
ローゼを作って貰い、飲んでから《清潔》をかけてギルレイと別れクライと共に部屋に行く。
並べて置かれたベッドに入りクライは少しリミルの方にはみ出している。
それぞれにタオルケットを掛け、頭をくっ付けて眠った。
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次の日、朝食を食べているとギルレイに連絡が入り、午前中は別行動になり午後からダンジョンの調査の続きをすることになった。
『昨日言っていたラグでも買いに行ってくるか?オススメの店までの地図描いてやるから』
「そうする。ホームポイントが使えないままなのは困るし」
ギルレイは紙とペンを出してサッと描いて渡した。
丁寧に店の名前や店主の名前まで書いてあり、店主への一言も添えてあった。
『じゃあ昼にグレモスの店で合流しよう』
「了解。お昼もそこで食べよう。それに武具も返してもらわないと」
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食べ終わって直ぐにギルレイは合鍵をリミルに渡してギルドに向かった。
リミルとクライは早速ラグを買いに行きペティの時のように店主と軽く話して買い物を済ませた。
他にも買いたかったベッド横に置くキャビネットやドア付近に置きたかった大きめの姿見を探して回った。
気に入ったものを購入して帰り部屋に設置するとグレモスの店に向かった。
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店に着くとまだギルレイは来ていなかった。
テラス席にクライを待たせて中に入りホストに声を掛ける。
「こんにちはー」
対応してくれたのはピギルーイだった。
丁寧にお辞儀をしてくれる。
『いらっしゃいませ。早速来て頂けたんですね。精一杯のおもてなしをさせていただきます。あと昨日お借りした武具も後でお返ししに行きますので』
武具のことをどうやら忘れていなかったようだ。
客も昨日よりは増えていて効果があったようでホッとする。
「ありがとう。後からギルレイも来るよ。クライと一緒にテラス席にいるから」
『はい。承りました。ギルレイ様も来ましたらグレモスと共に伺います』
テラス席に戻って暫くすると、ギルレイが来て中に声を掛けてリミル達のいる席に座った。
「買い物は最低限欲しいものは買い終わったよ」
『そうか。歩き回っただろ?』
ラグの場所しか教えていなかったことにギルレイは眉尻を下げて申し訳なさそうに言った。
「まあね。でもまあ色々見て回るのは初めてだったし面白かったよな」
<ああ。店によって特色が違うのは見ていて飽きないな>
リミルもクライも楽しんだ買い物を思い出しながら話した。
二人の楽しそうな雰囲気にギルレイも、それは良かったと微笑んだ。
『エリエッタの店が気に入ったんじゃないか?』
見て回るのは楽しかったが結局気に入った店は数店でそこでしか買わないだろうなと思った。
実際そのうちの2店でそれぞれ姿見とキャビネットを買った。
<よく分かったな。姿見はその雑貨屋で買った>
『アンリが気に入ってた店だったから二人も好きだろうと思ってな』
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