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第1章 出会い
クロト #1
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『後ろからすまねえな。お前が白連れのリミルか?ルシノから連絡があってな。おれはハルバーってんだ』
声を掛けてきたのはノフテスのギルマスだった。
熊みたいな見た目だが鬼神だ。
屈強という言葉がとても似合う漢だった。
「俺がリミル、こっちがクライだ」
『面倒事がこんなに重なることってあるんだな』
ハルバーは疲れたようにため息をついた。
ギルド内での騒ぎの他にも何かあったのだろう。
もしかすると自分も含まれるのでは?とリミルは思い、出直す事を提案した。
「出直そうか?」
『いや、リミル達には頼みたいことがあってな…』
すると何やらその面倒事の1つをリミル達に頼みたいという。
先に念押しされているので手紙を渡す。
「その前にルシノからハルバーに手紙を預かってる。直ぐに読んで欲しい。そう言えって言われてて」
『わかった。読むから頼み事聞いてくれな』
「俺らに出来ることならな」
そう言うとハルバーは直ぐに開封し読み始めた。
読み終わると魔法で燃やしてしまった。
良いのか?とリミルが慌てると読み終わったら燃やせと書いてあったと言った。
『んじゃ、頼み事について話すから俺の部屋行こうか』
リミル達はハルバーに連れられてギルマス部屋に入った。
席に座ると頼み事の前に村での事を伝えた。
「ルスタフへの依頼だったしこっちが忙しいならとりあえずルシノに連絡を入れてくれないか?一応帰りに寄ってみるけど」
『ああ。そうだな。あとで連絡を入れとくよ。頼み事なんだが、ちと気になるヤツがいてな。そいつに接触して暫く行動を共にして欲しいんだ』
リミルは厄介そうだなと思ったが一応依頼として報酬は払ってくれると言うので渋々頷いた。
旅に出る時に向けて資金は多い方が良い。
近くの村にいるらしく直ぐに言って欲しいとの事だった。
話終えると直ぐにその村に向かった。
<ここじゃないか?>
「たぶんな。ノックするか出てくるのを待つか…」
村に着いてすぐ、畑仕事をしていた村人にギルマスからの以来で来たと伝える。
するとそいつはどうやらとある村民の家にいるという。
リミルたちは今、その家の前にいた。
ノックするか悩んでいると綺麗な女の子が出てきた。
「ここにいるって聞いてきたんだけど」
『あ、冒険者さん?待ってね、すぐ呼ぶから!』
するとその子の声が聞こえていたのか女の子の後から顔を出したヤツがいた。
『よっ!お前もプレイヤーなの?』
もと言われたがそいつの首にはギルドタグが無かった。
一応手首なんかも見てみたが見当たらない。
しかもそいつは変わっていた。
耳が丸いのに角も羽もない。
背は180cm程もあるのにだ。
何族か不明などありえないので即座に鑑定する。
☆☆☆☆☆
*名前 クロト(黒澤 大翔)
*種族 渡人族_ღ50
*性別 ♂(♂♂)
*契魔 なし
*状態 興奮
*職業 戦士_ф32
攻撃系魔法詠唱者_ф30
防御系魔法詠唱者_ф30
支援系魔法詠唱者_ф30
薬師_ф50
錬金術師_ф50
鍛冶師_ф50
料理人_ф50
*称号 異世界から来た者
☆☆☆☆☆
リミルは混乱した。
まず、異世界人であるということに加え、レベルがほとんど揃っているのは不自然だった。
しかし、外見から見てこの世界の者ではないのは納得出来た。
どうやって渡ってきたのかとかコイツだけなのかとか気になることが多すぎる。
まずはじっくり話を聞くことにした。
「俺はリミル。こっちは相棒のクライ」
『その言い方サトシっぽい』
そう言って笑ったがリミルはそのサトシが分からなかった。
サトシとは?と聞くと嘘だろ!?と驚かれた。
女の子に目配せすると彼女も知らなかった。
彼女は仕方ないみたいな顔をされたのが腑に落ちなかった。
「それであんたは?」
『あ、そうだな!HNか?それとも本名の方?』
ハンドルネームが分からなかったので聞きつつ両方教えてもらうことにした。
「ハンドルネームってなんだ?どちらも教えてくれないか?この世界の人族は基本的に名前は1つしかないんだ。そちらの世界では沢山あるのか?」
そう言うと彼は『え?』と言って少し固まったが直ぐに気を取り直した。
『待てよ、お前もプレイヤーなんだろ?ならお前もこっち側じゃないのか?』
「同じ言葉が違う意味で使われているのか?俺達の世界でのプレイヤーとはギルドという組織に所属する冒険者という生活基盤を築いている者達を指す言葉だ。意味は、立ち向かう者や闘う者。魔物と戦うことが多い職種だ。そちらでは違うのか?」
そう言うと少し寂しそうだったが気を取り直したのかプレイヤーの意味を教えてくれた。
なんでも、日本という所ではゲームというものをする人のことを指す言葉らしく、この世界がゲームに似ているのだとか。
『そういや俺が異世界人ってみんな知ってるの?』
「ごめん、さっき不審に思って鑑定させてもらった。この世界に居ない見た目だったから」
少し申し訳なくてしゅんとしていると全然気にしてないと言ってくれた。
『俺がここに来る直前にやってたゲームは先行体験でベータテストってのに参加したんだけど、種族は人間しかなかったんだよな…容姿は細かく設定できたけど』
声を掛けてきたのはノフテスのギルマスだった。
熊みたいな見た目だが鬼神だ。
屈強という言葉がとても似合う漢だった。
「俺がリミル、こっちがクライだ」
『面倒事がこんなに重なることってあるんだな』
ハルバーは疲れたようにため息をついた。
ギルド内での騒ぎの他にも何かあったのだろう。
もしかすると自分も含まれるのでは?とリミルは思い、出直す事を提案した。
「出直そうか?」
『いや、リミル達には頼みたいことがあってな…』
すると何やらその面倒事の1つをリミル達に頼みたいという。
先に念押しされているので手紙を渡す。
「その前にルシノからハルバーに手紙を預かってる。直ぐに読んで欲しい。そう言えって言われてて」
『わかった。読むから頼み事聞いてくれな』
「俺らに出来ることならな」
そう言うとハルバーは直ぐに開封し読み始めた。
読み終わると魔法で燃やしてしまった。
良いのか?とリミルが慌てると読み終わったら燃やせと書いてあったと言った。
『んじゃ、頼み事について話すから俺の部屋行こうか』
リミル達はハルバーに連れられてギルマス部屋に入った。
席に座ると頼み事の前に村での事を伝えた。
「ルスタフへの依頼だったしこっちが忙しいならとりあえずルシノに連絡を入れてくれないか?一応帰りに寄ってみるけど」
『ああ。そうだな。あとで連絡を入れとくよ。頼み事なんだが、ちと気になるヤツがいてな。そいつに接触して暫く行動を共にして欲しいんだ』
リミルは厄介そうだなと思ったが一応依頼として報酬は払ってくれると言うので渋々頷いた。
旅に出る時に向けて資金は多い方が良い。
近くの村にいるらしく直ぐに言って欲しいとの事だった。
話終えると直ぐにその村に向かった。
<ここじゃないか?>
「たぶんな。ノックするか出てくるのを待つか…」
村に着いてすぐ、畑仕事をしていた村人にギルマスからの以来で来たと伝える。
するとそいつはどうやらとある村民の家にいるという。
リミルたちは今、その家の前にいた。
ノックするか悩んでいると綺麗な女の子が出てきた。
「ここにいるって聞いてきたんだけど」
『あ、冒険者さん?待ってね、すぐ呼ぶから!』
するとその子の声が聞こえていたのか女の子の後から顔を出したヤツがいた。
『よっ!お前もプレイヤーなの?』
もと言われたがそいつの首にはギルドタグが無かった。
一応手首なんかも見てみたが見当たらない。
しかもそいつは変わっていた。
耳が丸いのに角も羽もない。
背は180cm程もあるのにだ。
何族か不明などありえないので即座に鑑定する。
☆☆☆☆☆
*名前 クロト(黒澤 大翔)
*種族 渡人族_ღ50
*性別 ♂(♂♂)
*契魔 なし
*状態 興奮
*職業 戦士_ф32
攻撃系魔法詠唱者_ф30
防御系魔法詠唱者_ф30
支援系魔法詠唱者_ф30
薬師_ф50
錬金術師_ф50
鍛冶師_ф50
料理人_ф50
*称号 異世界から来た者
☆☆☆☆☆
リミルは混乱した。
まず、異世界人であるということに加え、レベルがほとんど揃っているのは不自然だった。
しかし、外見から見てこの世界の者ではないのは納得出来た。
どうやって渡ってきたのかとかコイツだけなのかとか気になることが多すぎる。
まずはじっくり話を聞くことにした。
「俺はリミル。こっちは相棒のクライ」
『その言い方サトシっぽい』
そう言って笑ったがリミルはそのサトシが分からなかった。
サトシとは?と聞くと嘘だろ!?と驚かれた。
女の子に目配せすると彼女も知らなかった。
彼女は仕方ないみたいな顔をされたのが腑に落ちなかった。
「それであんたは?」
『あ、そうだな!HNか?それとも本名の方?』
ハンドルネームが分からなかったので聞きつつ両方教えてもらうことにした。
「ハンドルネームってなんだ?どちらも教えてくれないか?この世界の人族は基本的に名前は1つしかないんだ。そちらの世界では沢山あるのか?」
そう言うと彼は『え?』と言って少し固まったが直ぐに気を取り直した。
『待てよ、お前もプレイヤーなんだろ?ならお前もこっち側じゃないのか?』
「同じ言葉が違う意味で使われているのか?俺達の世界でのプレイヤーとはギルドという組織に所属する冒険者という生活基盤を築いている者達を指す言葉だ。意味は、立ち向かう者や闘う者。魔物と戦うことが多い職種だ。そちらでは違うのか?」
そう言うと少し寂しそうだったが気を取り直したのかプレイヤーの意味を教えてくれた。
なんでも、日本という所ではゲームというものをする人のことを指す言葉らしく、この世界がゲームに似ているのだとか。
『そういや俺が異世界人ってみんな知ってるの?』
「ごめん、さっき不審に思って鑑定させてもらった。この世界に居ない見た目だったから」
少し申し訳なくてしゅんとしていると全然気にしてないと言ってくれた。
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