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第1章 出会い
買い付け #6
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「何にせよ賊に襲われていなければ金を使い果たして困ったら帰ってくるだろ。俺は依頼の品を買い揃えたらノフテスに行く。そしたらギルドに行ってギルマスに話してルスタフに連絡を入れてもらうから」
そう言って農園主と買い付けについて話していると外がなにやら騒がしくなった。
急いで全員で外に出る。
『何があった?』
村長が走ってきた村人に聞くとモンスターが出たと言った。
慌てて村の入口に向かうとゴブリンの上位種であるゴブリンライダーとそのお供が数匹いた。
「ココ最近ずっと襲って来ていたのはあいつらか?」
『ち、違う。ライダーはいなかった。三人が出た日にも来たが倒せないやつがいて皆で追い返したんだ…追い返せる程度だった』
それからは来ていなかったと話す。
「おそらくその追い返したやつが強くなって戻ってきたんだろうな…もうないとは思うが、もし今度魔物が来たら出来るだけ殺した方がいい。もしくは一切戦わないか…」
『そりゃ、戦わないに越したことはないが…囲いや門の前に居座られたら厄介だぞ?』
村には街程ではないが一応頑丈な囲いがある。
幅1m、高さ2~3m程の鉱石で出来たものだ。
建築屋の建築士が魔法で建てたもので、たまに点検に訪れるはずだ。
「確かに放置は愚策か。なら罠を作って最終的に仕留めればいいんじゃないか?」
それを聞いて『罠か…』と考え始めた村長を尻目にリミルは魔物に向かって走り出す。
得意武器の一つである長刀を武具収納から取り出し構える。
そのまま流れるように斬りかかった。
ライダーが騎乗しているダークウルフ諸共光に変わる。
お供達も直ぐに倒してドロップを回収する。
ダークウルフの毛皮や牙が手に入ったのは素直に嬉しい。
丈夫で肌触りもよく、使い勝手が非常に良い。
「倒したし俺は買い付けを…」
『あ、ああ。ありがとうな。依頼であんた等が来てなかったら全滅していたかもしれない。昼飯はご馳走させてもらうよ』
そしてリミルは依頼の野菜やその種と苗をそれぞれ指定数買った。
昼には少し早かったがノフテスに向かわないといけないので村長たちが気を使ってくれた。
買い付けた野菜も使った様々な料理に舌鼓をうち、お礼を言うとお礼で返された。
子ども達とすっかり打ち解けたクライ共々別れを惜しまれつつ村を出た。
一応巻き添えを食っていないか森に近い村を見回りながらノフテスを目指す。
が、他の村は問題なさそうだった。
ノフテスへ向かう途中も村までの道のり同様、ノルスの森から出てきた魔物が襲ってきたがクライがサクサク倒し、リミルがドロップを回収して難なくノフテスへ到着する。
ノフテスはその北西一帯がネンドの地と呼ばれる乾いた大地が広がっているのだが、そこには魔物が人型を取った亜人と呼ばれる者達が暮らしている。
そのためノフテスはノルスの森とネンドの地の両方に挟まれる状態で危険がある。
大陸一の広さを誇るリミルの育ったリンドの森。そこを管理し、保護し、ときには防壁であり最後の砦でもあるイレアは堅牢な要塞と化している。
それに比べれば数段落ちるがそれでも小街にしては立派な防壁に包まれたノフテスは危険が多い分、ギルド管理者の数もまた多い。
途中で寄ったルスタフの街は小街でノルスの森の半分程を担当している。
そのためギルドマスターであるルシノの他に4名しかいない。
だがそれで事足りるのだ。
イレアは大街でギルド管理者の人数は20名を超える。
対してノフテスは10名ほどだったか。
どこの街でもギルドマスター、ギルド管理者の他に受付嬢を含むギルド職員が働いている。
彼らは役割や仕事を分担して行い、管理者達が円滑に動けるようにアシストする。
のだが、たまに変わったやつもいる。
ノフテスに到着して直ぐギルドへ行くとギルマスへの取り次ぎを願い出た。
しかし要件を聞かれた。
依頼について話したいことがある旨を伝えたのだが詳しく話さないと取り次ぎ出来ないと言われる。
手紙は本人にのみ直接渡すこと。
と、念押しされているので見せる訳には行かなかった。
困っていると『言えない様でしたらお取次ぎ出来ません』と言われてしまい、更には『次の人ー!』っと邪険にされてしまった。
どうしたものか困っていると森までマーキングをしに行っていたクライが戻ってきた。
それなりに注目を集めつつ小声で話す。
<どうした?ギルマスはまだか?>
「それが…」
断られた経緯を話すと呆れたようにクライが言った。
ならば別のやつの所へ並び直せば良い。
と。
たしかにその通りなのだが嫌な予感がする。
それを話し、先に買い付けを終わらせることにした。
ノフテスでの買い付けは物ではなく馬だ。
この辺りの街で馬を育成し教育し売っているのはここノフテスだけだった。
その馬を5頭買って連れ帰って欲しいとの事だった。
厩のある広い敷地に建った建物に入る。
買い付けの依頼であることを話し5頭買って帰る日までそのまま置いて貰うことにした。
買った馬に印が付けられていく。
お世話をお願いしもう一度ギルドへ向かった。
するとなにやら騒ぎが起きていた。
ここノフテスは狩場が多く、ダンジョンも様々なレベルのものがあり、ルスタフの職人達との連携もあって栄えている。素材も多く集まるため初心者向けの武具から上級者向けの武具まで幅広く売っている。
そのため冒険者もそれなりに多い。
イレアは比較的落ち着いた雰囲気のある街だがノフテスは野蛮な猥雑さがあった。
怒鳴り散らす声が飛び交っている。
リミルとクライはその様子にドン引きしていた。
すると声がかかる。
そう言って農園主と買い付けについて話していると外がなにやら騒がしくなった。
急いで全員で外に出る。
『何があった?』
村長が走ってきた村人に聞くとモンスターが出たと言った。
慌てて村の入口に向かうとゴブリンの上位種であるゴブリンライダーとそのお供が数匹いた。
「ココ最近ずっと襲って来ていたのはあいつらか?」
『ち、違う。ライダーはいなかった。三人が出た日にも来たが倒せないやつがいて皆で追い返したんだ…追い返せる程度だった』
それからは来ていなかったと話す。
「おそらくその追い返したやつが強くなって戻ってきたんだろうな…もうないとは思うが、もし今度魔物が来たら出来るだけ殺した方がいい。もしくは一切戦わないか…」
『そりゃ、戦わないに越したことはないが…囲いや門の前に居座られたら厄介だぞ?』
村には街程ではないが一応頑丈な囲いがある。
幅1m、高さ2~3m程の鉱石で出来たものだ。
建築屋の建築士が魔法で建てたもので、たまに点検に訪れるはずだ。
「確かに放置は愚策か。なら罠を作って最終的に仕留めればいいんじゃないか?」
それを聞いて『罠か…』と考え始めた村長を尻目にリミルは魔物に向かって走り出す。
得意武器の一つである長刀を武具収納から取り出し構える。
そのまま流れるように斬りかかった。
ライダーが騎乗しているダークウルフ諸共光に変わる。
お供達も直ぐに倒してドロップを回収する。
ダークウルフの毛皮や牙が手に入ったのは素直に嬉しい。
丈夫で肌触りもよく、使い勝手が非常に良い。
「倒したし俺は買い付けを…」
『あ、ああ。ありがとうな。依頼であんた等が来てなかったら全滅していたかもしれない。昼飯はご馳走させてもらうよ』
そしてリミルは依頼の野菜やその種と苗をそれぞれ指定数買った。
昼には少し早かったがノフテスに向かわないといけないので村長たちが気を使ってくれた。
買い付けた野菜も使った様々な料理に舌鼓をうち、お礼を言うとお礼で返された。
子ども達とすっかり打ち解けたクライ共々別れを惜しまれつつ村を出た。
一応巻き添えを食っていないか森に近い村を見回りながらノフテスを目指す。
が、他の村は問題なさそうだった。
ノフテスへ向かう途中も村までの道のり同様、ノルスの森から出てきた魔物が襲ってきたがクライがサクサク倒し、リミルがドロップを回収して難なくノフテスへ到着する。
ノフテスはその北西一帯がネンドの地と呼ばれる乾いた大地が広がっているのだが、そこには魔物が人型を取った亜人と呼ばれる者達が暮らしている。
そのためノフテスはノルスの森とネンドの地の両方に挟まれる状態で危険がある。
大陸一の広さを誇るリミルの育ったリンドの森。そこを管理し、保護し、ときには防壁であり最後の砦でもあるイレアは堅牢な要塞と化している。
それに比べれば数段落ちるがそれでも小街にしては立派な防壁に包まれたノフテスは危険が多い分、ギルド管理者の数もまた多い。
途中で寄ったルスタフの街は小街でノルスの森の半分程を担当している。
そのためギルドマスターであるルシノの他に4名しかいない。
だがそれで事足りるのだ。
イレアは大街でギルド管理者の人数は20名を超える。
対してノフテスは10名ほどだったか。
どこの街でもギルドマスター、ギルド管理者の他に受付嬢を含むギルド職員が働いている。
彼らは役割や仕事を分担して行い、管理者達が円滑に動けるようにアシストする。
のだが、たまに変わったやつもいる。
ノフテスに到着して直ぐギルドへ行くとギルマスへの取り次ぎを願い出た。
しかし要件を聞かれた。
依頼について話したいことがある旨を伝えたのだが詳しく話さないと取り次ぎ出来ないと言われる。
手紙は本人にのみ直接渡すこと。
と、念押しされているので見せる訳には行かなかった。
困っていると『言えない様でしたらお取次ぎ出来ません』と言われてしまい、更には『次の人ー!』っと邪険にされてしまった。
どうしたものか困っていると森までマーキングをしに行っていたクライが戻ってきた。
それなりに注目を集めつつ小声で話す。
<どうした?ギルマスはまだか?>
「それが…」
断られた経緯を話すと呆れたようにクライが言った。
ならば別のやつの所へ並び直せば良い。
と。
たしかにその通りなのだが嫌な予感がする。
それを話し、先に買い付けを終わらせることにした。
ノフテスでの買い付けは物ではなく馬だ。
この辺りの街で馬を育成し教育し売っているのはここノフテスだけだった。
その馬を5頭買って連れ帰って欲しいとの事だった。
厩のある広い敷地に建った建物に入る。
買い付けの依頼であることを話し5頭買って帰る日までそのまま置いて貰うことにした。
買った馬に印が付けられていく。
お世話をお願いしもう一度ギルドへ向かった。
するとなにやら騒ぎが起きていた。
ここノフテスは狩場が多く、ダンジョンも様々なレベルのものがあり、ルスタフの職人達との連携もあって栄えている。素材も多く集まるため初心者向けの武具から上級者向けの武具まで幅広く売っている。
そのため冒険者もそれなりに多い。
イレアは比較的落ち着いた雰囲気のある街だがノフテスは野蛮な猥雑さがあった。
怒鳴り散らす声が飛び交っている。
リミルとクライはその様子にドン引きしていた。
すると声がかかる。
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