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第2章 覚悟と旅立ち
突然の転機 #3
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『リミル、手紙に添えられていた写し絵だ。リーマスも抱っこされてるリミルもそれを見るミルレアも穏やかな顔をしている。これはお前が持っておけ。』
「でもミルレアがギルレイに持っておいて欲しいって…。」
『俺はコピーしたのをちゃんと持ってるから。俺宛だったから先に読んだんだ。リミルの家族写絵なんだからリミルが元絵を持っておいた方がいいだろうと思ってな。』
「そっか…。ありがとう。大切にする。手紙も貰っていい?」
リミルは写絵の中の小さな男の子のように穏やかな笑みを浮かべた。
『ああ。俺宛の所はコピーさせてもらったぞ?』
「うん。とうさ……パパ、ママって呼んで欲しいのかな?」
リミルは父さん母さんと呼ぼうとして手紙に強調するように書かれた文字を思い出し、呼び方を改めた。手紙をもう一度見る。何度か出てくるパパやママの文字だけ太字で書かれていて、ふっと笑ってしまう。
2枚目を見て顔を引き締め直し、ギルレイを見据えて話す。
「パパの書いた内容について調べるんだろ?鬼神候補だったって言ってたくらいだからパパだって強かったはずだ。1人で調べたりしないだろうけど、ギルレイたちも気をつけろよ?」
『もちろんだ。リミル達は絶対首を突っ込むなよ。もし必要なら安全を確保した上で頼るから知らぬ振りをするんだ。良いな?』
リミルは嫌そうな顔をした。両親に何かした奴には報復したいが鬼神候補と言われた父親がやられたかも知れないのだ。負ける可能性の方が高い。出来れば捕まえてもらって裁く時になってから呼んで欲しい。重めの求刑をするから。
「お願いされても出来れば巻き込まれたくないけど…。まぁパパやママの事が分かるなら安全を確保された上で協力するよ。」
<俺もリミルに同じ。出来れば巻き込まないでくれ。リミルの両親のためなら一応出来ることはやるが。>
僻んだりすること無くリミルの両親やリミルのために動こうとしてくれるクライにリミルは尊敬と敬愛と信頼の念を込めてありがとうと言った。シンクロしてるので通じたのか照れるクライが珍しい。だが、初めての父の言葉なので、出来る限り実行したいし、そうありたいと思った。
『ああ。でももしその相手にリーマスの息子がいるとか知られたり知られていたりしたら巻き込まざるを得ないけどな。』
「今まで何ともなかったんだから何も無い事を願うよ。」
怒ったり拗ねたり泣いたり笑ったり。ギルレイと話している間に何があったのかと中庭を挟んで見守っていた4人はヒヤヒヤしていた。
「ごめん。待っててくれたんだな。」
『何かあったの?』
ニーナが心配そうに聞いたが今話してしまうと言わない方がいい事まで言ってしまいそうだったリミルは落ち着く時間を作ることにした。
「うん。でもまだ俺も混乱してるから。落ち着いたら話すよ。」
ギルレイと何かあったのかと思った4人はギルレイに目線を向ける。
『リミルの事だから俺からは話せない。』
『2人が喧嘩したとかじゃない?大丈夫?仲直りは早くした方がいいよ?』
アキリムの言葉にギルレイとリミルは顔を見合わせ同時に否定した。
『「違う違う!」』
<喧嘩なら一緒にいる俺が止めてるだろ。>
『『『確かに。』』』
アキリム、ニーナ、ジャックが声を揃えて言い、クロトが話題を変えた。
『落ち着いたら話してくれるって言ってるんだし、あんま突っ込むのは良くないだろ。この話は終わり。とりあえず今後のパーティでの予定だけ立てとこうぜ。』
皆頷いてニーナを筆頭にレベル上げのそれぞれの状況を話した。
『そーだね!あたしそろそろレベル伸びなくなってきたからレベル上げの方法を少し変えて欲しいんだけどどう思う?』
『僕も最近伸びが良くないから僕も!』
『俺はレベルの解放率は順調に上がってるよ。』
『俺はそのうち2人に追いつかれそうで正直焦ってるよ。先に冒険者やってるのになーって。』
恐らくジャックは成人してから鍛え始めたとリミルは考えていた。
ジャックの称号を見るに、子どもの頃、魔力が高すぎる故に魔力暴走を起こした。それから両親が心配から過保護になり、成人してから必死で説得して冒険者になった。魔法の才能の称号を持ちながらも魔力暴走の後遺症みたいなもので魔力に制限がかかっていたせいで夢追人や魔法バカという称号がついたといったところか。
ピロンッ。
正解だったのか近かったのか探偵のレベルが上がった。
アキリムは年齢とレベルの差から恐らく成人前からレベル上げを行っている。
そう言えば、アキリムは28歳だと聞いた。同い歳だ。
自分の年齢を言えるタイミングがあれば言おう。
流石にリミルほど早くからという訳では無いが成人になる数年前位からではないかと思う。
ニーナから聞いた話ではニーナも両親を殺されて必要にかられてレベル上げを始めたと言っていたのでジャックよりも早い。
やはり成人前からレベル上げを始めるとレベルの上がり方が早くなるらしい。
しかし最近伸びが悪くなってきたのは慣れからか、あるいは若年ボーナス(仮)が減少傾向にあるのか。
ニーナはまだ未成年なため慣れの可能性が高い。そろそろ6階層にパーティでなら行けそうなくらいにはなったので行ってみようかと考える。
「でもミルレアがギルレイに持っておいて欲しいって…。」
『俺はコピーしたのをちゃんと持ってるから。俺宛だったから先に読んだんだ。リミルの家族写絵なんだからリミルが元絵を持っておいた方がいいだろうと思ってな。』
「そっか…。ありがとう。大切にする。手紙も貰っていい?」
リミルは写絵の中の小さな男の子のように穏やかな笑みを浮かべた。
『ああ。俺宛の所はコピーさせてもらったぞ?』
「うん。とうさ……パパ、ママって呼んで欲しいのかな?」
リミルは父さん母さんと呼ぼうとして手紙に強調するように書かれた文字を思い出し、呼び方を改めた。手紙をもう一度見る。何度か出てくるパパやママの文字だけ太字で書かれていて、ふっと笑ってしまう。
2枚目を見て顔を引き締め直し、ギルレイを見据えて話す。
「パパの書いた内容について調べるんだろ?鬼神候補だったって言ってたくらいだからパパだって強かったはずだ。1人で調べたりしないだろうけど、ギルレイたちも気をつけろよ?」
『もちろんだ。リミル達は絶対首を突っ込むなよ。もし必要なら安全を確保した上で頼るから知らぬ振りをするんだ。良いな?』
リミルは嫌そうな顔をした。両親に何かした奴には報復したいが鬼神候補と言われた父親がやられたかも知れないのだ。負ける可能性の方が高い。出来れば捕まえてもらって裁く時になってから呼んで欲しい。重めの求刑をするから。
「お願いされても出来れば巻き込まれたくないけど…。まぁパパやママの事が分かるなら安全を確保された上で協力するよ。」
<俺もリミルに同じ。出来れば巻き込まないでくれ。リミルの両親のためなら一応出来ることはやるが。>
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『ああ。でももしその相手にリーマスの息子がいるとか知られたり知られていたりしたら巻き込まざるを得ないけどな。』
「今まで何ともなかったんだから何も無い事を願うよ。」
怒ったり拗ねたり泣いたり笑ったり。ギルレイと話している間に何があったのかと中庭を挟んで見守っていた4人はヒヤヒヤしていた。
「ごめん。待っててくれたんだな。」
『何かあったの?』
ニーナが心配そうに聞いたが今話してしまうと言わない方がいい事まで言ってしまいそうだったリミルは落ち着く時間を作ることにした。
「うん。でもまだ俺も混乱してるから。落ち着いたら話すよ。」
ギルレイと何かあったのかと思った4人はギルレイに目線を向ける。
『リミルの事だから俺からは話せない。』
『2人が喧嘩したとかじゃない?大丈夫?仲直りは早くした方がいいよ?』
アキリムの言葉にギルレイとリミルは顔を見合わせ同時に否定した。
『「違う違う!」』
<喧嘩なら一緒にいる俺が止めてるだろ。>
『『『確かに。』』』
アキリム、ニーナ、ジャックが声を揃えて言い、クロトが話題を変えた。
『落ち着いたら話してくれるって言ってるんだし、あんま突っ込むのは良くないだろ。この話は終わり。とりあえず今後のパーティでの予定だけ立てとこうぜ。』
皆頷いてニーナを筆頭にレベル上げのそれぞれの状況を話した。
『そーだね!あたしそろそろレベル伸びなくなってきたからレベル上げの方法を少し変えて欲しいんだけどどう思う?』
『僕も最近伸びが良くないから僕も!』
『俺はレベルの解放率は順調に上がってるよ。』
『俺はそのうち2人に追いつかれそうで正直焦ってるよ。先に冒険者やってるのになーって。』
恐らくジャックは成人してから鍛え始めたとリミルは考えていた。
ジャックの称号を見るに、子どもの頃、魔力が高すぎる故に魔力暴走を起こした。それから両親が心配から過保護になり、成人してから必死で説得して冒険者になった。魔法の才能の称号を持ちながらも魔力暴走の後遺症みたいなもので魔力に制限がかかっていたせいで夢追人や魔法バカという称号がついたといったところか。
ピロンッ。
正解だったのか近かったのか探偵のレベルが上がった。
アキリムは年齢とレベルの差から恐らく成人前からレベル上げを行っている。
そう言えば、アキリムは28歳だと聞いた。同い歳だ。
自分の年齢を言えるタイミングがあれば言おう。
流石にリミルほど早くからという訳では無いが成人になる数年前位からではないかと思う。
ニーナから聞いた話ではニーナも両親を殺されて必要にかられてレベル上げを始めたと言っていたのでジャックよりも早い。
やはり成人前からレベル上げを始めるとレベルの上がり方が早くなるらしい。
しかし最近伸びが悪くなってきたのは慣れからか、あるいは若年ボーナス(仮)が減少傾向にあるのか。
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