変態ビッチの襲われ日記

紙吹雪

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日記(本編)

通り魔×ビッチ君

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 白熱したコンペの打ち合わせに疲れ切った身体で真っ暗な道を歩いていた。お茶出し、接客、備品の手配、伝票整理、その他雑用。縁の下の力持ちという事に誇りは持っているが疲れが酷い。早く帰って休みたい。

 トボトボと気が抜けた歩き方をしていると急に腕を捕まれ引っ張られどこかの家に引きずり込まれた。疲れた身体は咄嗟には反応出来ず、うつ伏せに床に組み伏せられた。

「お前だろ?犯しヤってもいいのって。」
「誰がっ!…むぐぅ!ふぐっ!」

 猿轡を噛まされ、目隠しされ、腕も拘束された。今までの相手と少し違う感じがした。初めて犯された時のことを思い出す。
 ボトムとパンツを一気に引き下げられ冷や汗が出る。しかし男は気にせずにボクの後孔にローションを垂らした。恐らく男の陰茎から、グチャグチャという音が聞こえたと思うといきなり挿入された。
 ミチミチと輪肉が拡げられる感覚に身震いする。朝、痴漢と課長によって拡げられていたため、切れることなく拡がっていく。ボクの息遣いが荒くなっていくのが聞こえた。

 こんな状況なのに興奮している自分が哀しい。

 いや、かなしい。こんな身体だからこそ襲われても悲観せず寧ろ悦んで居られる。気持ちよくなれる。襲われ体質のボクにはこの変態さが必要だ。

「あ"あー。ヌメって暖かくてビクついてたまに締めてきて、お前の中最高だな。」

 男はそう言うなり抽挿を開始した。前立腺をたまに掠めたり押し込まれたりして、男が気持ち良くなるためだけの動きなのに気持ちいい。奥もガツガツと穿たれ、苦しかったはずが、興奮も相まって快感を拾い始める。

「ふぁ、あ、あ、あ、あ、ん、んぁ。」

 愛撫など一切無かったのに乳首も陰茎もピンピンに勃っていた。腰だけを立たせた状態のボクはパンッパンッという肉のぶつかり合う音に合わせて喘ぐことしか出来ない。
 すると腕を引っ張られ、膝立ち状態にさせられる。猿轡が取られ、自由になった口から篭っていない喘ぎ声が出る。抽挿は途切れることなく続き、顎を捕まれ強引に後ろを向かされ口を暖かくヌメったもので覆われた。口腔も犯されていると思うほど蹂躙され、酸素が足りない。ただ、息苦しい中にも舌を嬲られる快楽があり、その息苦しさまで気持ちいいと感じるようになってしまった。
 疲れて動けないが、快楽は拾い続ける。昂った身体は中への刺激だけで弾けようとしていた。

「気持ち良さそうだな?顔が蕩け切ってんぞ。じゃラストスパートだな。」

 それまでの抽挿が嘘のように早くなり、快感の波が引く暇もなく、遂に昇りつめた。ボクの全身が痙攣し、収縮した腸内ナカが男の陰茎を締め付ける。男は唸ると勢いよく白濁を迸らせた。
 しかし、男もイッたばかりだというのに直ぐに硬さを取り戻し緩い抽挿を再開する。そして最初と同じように良い所を掠め、ゴリゴリと刺激し、奥をズンズンと責め立てる。ボクは直ぐに2回達してしまい、何かがせり上がってくるのを感じた。潮か尿かいまいち判断できない。

「あ、くる、むり、や…だ、ぁ…あ、あぁあ!」
「おら、イケよ。」

 プシュッーと潮が吐き出され、潮を吹いているのに抽挿は続く。ボクの陰茎からは壊れたように先走りか潮か精液か分からないものが出続け、感覚が麻痺していた。喘ぎ声も最早訳が分からない。ただ、腸内ナカの刺激を求めて腰が動き、男のモノを食い絞める。締まりが良くなる箇所を男は重点的に刺激し、男は絶頂に向けて動きを速めた。

「ふぅ…ふ、ふ、ぐっ。」

 男が達すると共に、ボクは何度目か分からない絶頂に意識を手放した。
 今回は久々に好き勝手やられた。ボクも気持ち良くなってはいたがそれは相手がそうした訳じゃなく、蹂躙されることに興奮してボクが勝手に気持ち良くなってただけだ。
 ボクの目から生理的な泪が流れた。



 目が覚めると駅から家に向かう途中の公園で、ボクを覗き込む人がいた。

「大丈夫ですか?」
「あ、えと、はい。」
「警察呼びましょうか?」
「え?」
「腕に痣が…それに……その、匂いが…。強姦…されたのでは?」

 ボクは戸惑った。今までずっと届けずにいた。初めて犯された時は警察に行ったが、『同意だったんだろ?』と有耶無耶にされてしまったからだ。

「あ…、いいです…どうせ信じてもらえないですし、会社に迷惑が掛かっても困るので…。その、見なかった事にしてくれませんか?」
「黙って置くのは構いませんが、良いんですか?私も一緒に行けば信じて貰えるかも知れないですよ?」
「…会社に居ずらくなるのが嫌なんです。今の仕事好きなので。」
「そうですか。夜遅いしとりあえず送ってあげますよ。掴まって下さい。」

 とても親切だが、厳つく強面で、そのギャップに戸惑いつつ腕を借りた。疲れがピークでフラついたのを見兼ねて手を差し伸べてくれたようだ。その男性に支えられながら帰路についた。
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