好きな人に「喘ぎ声汚そう」って言われたから可愛い嬌声を目指します

このえりと

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後編

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 それから翠は執拗に両方の乳首を舐めたり甘噛みしたりして俺を喘がせようとしてきたけど、俺は蕩けそうになりながらも可愛い声を維持していく。

「んー、おかしーなぁ」
「ほら、っ♡ 言っただろ……んっ♡ ひぅ、んっ♡ 汚く、ないって……っ♡」

 ガクガクと腰が震え、よだれが口の端から垂れていく。俺は頑張って汚い喘ぎ声を我慢することができた。
 へにゃりと口元を緩ませると、翠が顔を上げる。ゆっくりと顔を近づけてきて、口の端から零れたよだれを舐め取ってきた。

「ぁ、汚いって……っ」
「ベロ絡めたのに今さらでしょー」

 よだれを舐め取った翠は、流れるように俺の唇に吸いついてくる。舌を絡ませ合うのも、ドキドキするけど少しずつ慣れてきたように思う。

「こーんなに蕩けてるのに明良は頑固だねー。でももうそれも続かないだろうけどねー?」
「ふん、頑固なのは翠だろ。なにされても俺の喘ぎ声は汚くならないし……」
「あはは、そうだねー」
「わ、っ」

 俺の言葉を笑って流した翠が、俺の身体を押し倒してくる。ベッドに仰向けに倒れると、足の間に彼が座り直した。

「……ねー明良。ここ、濡れてるねー?」
「んっ♡ そ、れは……っ」

 つん、と下着の色が濃くなっている部分に指が触れた。すでに下着の中で大きくなっているちんぽが、ピクッと震える。

(やっちまった……)

 乳首への愛撫で気持ちよくなってしまい、俺は翠に借りた下着を汚してしまっていた。指摘されたことで罪悪感が胸を支配していく。

「ごめん……汚しちゃって……」
「ふふ、どうして汚れちゃったのかなー?」
「えっと……気持ち、よくて……」

 申し訳なさでいっぱいになる俺の顔を翠が覗き込んできた。酔っているからか、下着を汚されても特に怒っていなさそうだ。
 ……それどころか、すごく楽しそうににんまりとした笑みを浮かべている。

「明良はー、どこが気持ちよくて下着を汚しちゃったのかなー? 教えてー?」

 からかうような、楽しげな瞳に、罪悪感がすっかり消え去っていく。代わりに羞恥心でぶわっと身体が熱くなる。

「……えっと、だから……その……」
「うん」
「……ち、乳首……が。気持ちよくて……」
「そうなんだー。ねー、どういうのが気持ちよかったー?」

 質問を重ねられ、俺の頬は燃えるように熱くなっていく。こうなりゃ自棄だと、俺は口を開いた。

「舌で舐められるのとかっ! 指で、きゅうってつままれるのとか、が気持ちよくて……! 翠の下着、汚しました!」

 勢いよく言い切る。恥ずかしくて顔を背けると、すり、と下着の上からちんぽを撫でられた。

「ぁ、ん……♡」
「ふふ、うん。気持ちよかったんだねぇ。ちんぽおっきくして、先走り出しちゃうくらい、乳首気持ちよかったんだぁー」
「あ、ああ……そう、だよ……んっ♡」

 すりすりと、ちんぽの形をなぞるように手を這わされる。緩い刺激に悶えていると、翠が下着に手をかけてきた。

「んー、でも汚い声って認めないってことはー……気持ちいいのが足りないってことだもんねー」
「意味わかんな……、っ」

 意味不明な結論を出した翠が、俺の下着を脱がせていく。下着の中で窮屈さを感じていたちんぽが勢いよく飛び出し、カウパーを飛び散らす。俺の足から引き抜かれた下着は、床へと落とされた。

「元気なちんぽ、かわいいねー。この子をもーっと気持ちよくしてあげたら、明良は汚い喘ぎ声出ちゃうよねー?」

 指先が直にちんぽに触れただけで、期待にちんぽがピクピクと震える。

「いや、全然出ないし……♡ 俺は喘ぎ声、汚くないからな……♡」

 熱い吐息を漏らしながら俺は自信満々に答える。ちんぽはこの1週間しっかり練習してきたからな。
 へえ、と蠱惑的な瞳でこちらを見下ろす翠は、俺の脚を大きく開かせる。

「ふーん。じゃあ確認させてもらうねー」
「いつでも……って、まっ、んんっ♡」

 にこりと微笑むと、翠は俺のちんぽに覆い被さってきて――ぱくりとちんぽを口で咥えた。慌てて状態を起こそうとすうと、ちゅううっと先っぽを吸い上げられる。

「あぁぁぁっ♡ だ、めぇっ♡ んんっ♡」
「はふ、ふふ……いーっぱい、気持ちよくなってねー?」
「ま、そんなとこ、んぅぅぅっ♡ ひんっ♡」

 思わず翠の頭を掴んでちんぽから口を離させようとするが、逆に俺の腕を翠に強く掴まれてしまう。酔っ払いなのになんでこんなに力が強いんだ。

「だめだよー明良。僕の邪魔したら……喘ぎ声汚いって認めたことになるからねー」
「そんなの、ずるい……っ、んっ♡ や、んんっ♡」

 むちゃくちゃな屁理屈に反抗する言葉は、ちんぽを舐めしゃぶられてしまえばあっというまに嬌声に変わってしまう。強すぎる快感に、気を抜けば声が濁ってしまいそうだ。

(いくら酔ってるからって……舐めるのはおかしいだろ……っ!? 翠が、ちんぽを舐めるなんて……っ)

 声に意識を向けながら、頭の中が混乱していく。翠は異性愛者だから他人のちんぽを舐めるなんて絶対しないはずなのに。
 俺の喘ぎ声が汚いことを確認するためにムキになっているのか、それとももしかして……俺が知らないだけで翠は男もいけるのだろうか。男と、付き合ったことがあるのだろうか。
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