64 / 287
64.落ち着く部屋
しおりを挟む
王宮の庭から建物に入り エドはどんどん歩みを進める。
先程 表情がなくなっていたのが嘘の様に、ニコニコご機嫌だ。
前から歩いて来た人と何度かすれ違うけど、その度に その人達は 私をお姫様抱っこするエドに目を大きく見開き硬直しては、ハッ!っと我に返り壁際に下がって頭を下げる。
すれ違う皆の同じ反応に、ついつき笑いが漏れる…
「ふふふっ。
エド…。
エドのここでの日常の態度と 私に見せるいつもの態度は、違うって事が何となく今の移動の間に伺えるね。
私だけに特別なエドって、なんだかとっても嬉しいな♪」
「ミユ こんな廊下で そんな事言って…
僕の忍耐を試してるの?
悪い子だね。」
ちゅっ…
「んっ…
エドっ!こんな廊下で キスしないで!
誰かに見られたら恥ずかしいよ!」
「ミユが可愛い事を言うからでしょう?!
でもミユが恥ずかしいなら 早く僕の部屋に行って、落ち着いたらゆっくりキスしようか?」
そう言うやいなや エドの歩く速度が変わり、飛ぶように大きな扉の前に辿り着く。
扉の前には、先程の武装した人達の姿と 同じ格好をした1人の青年が立っており、エドの姿を確認して 続いて私を見て 目を見開き、ハッ!っと我に返って 頭を軽く下げて、大きな扉を開けてくれた。
エドが 扉を潜り部屋の中に入る。
「ミユ ここが僕の部屋だよ。
今日からは、ミユもここで暮らすからミユの部屋にもなる。
要る物があったら、何でも言って。用意するからね。」
ちゅっ…
誰の目も無くなったからか、遠慮なくエドがキスして来る。
んちゅっ…くちゅ…にゅちゃ…くちゅっ…じゅるる…
口付けが深くなり 気持ち良い所を舐め吸われ…
「ふふっ。今は ここまでにしとくね♪
止まらなくなっちゃうから……」
部屋の中程で下ろして貰って、ぐるりと部屋の中を見回すと…
入った部屋は およそ40畳以上はありそうな部屋で、壁紙は横二面はモスグリーンで 天井と壁の二面の色が薄いグリーンで重くならないようになっており、ダークブラウンの床と家具が統一感を与える、とても落ち着く色合いの部屋だった。
その部屋の中には、2つの大きな窓があり。
薄いグリーンのカーテンと白色のレースのカーテンが、今は両側で止められている。
窓際に大きなソファーが3脚と大きなテーブル それを挟んで、大人5人程がゆったり座れる長いソファーが置いてあり、そのソファーの座面には沢山のクッションがきれいに置いてあった。
「ミユ。こっちも見て。」
部屋には7つの扉があり、エドがその1つを開けて手招きする。
近付いて中を確認すると、広い脱衣室の様だ。
中に入って 奥の扉を開くと、そこはとても広い風呂場だった。
洗い場は 大人が10人は座れそうな広さで、グリーンの浴槽は大人が何人ゆったりと足を伸ばして入れるだろうかと思う程広い。
『お湯を入れるのも掃除するのも大変そうだな…』
庶民の感覚の望結はそう思わずには居られなかった。
そんな事を思っていると、エドが後ろから望結を抱き締め、耳元で囁く…
「脱衣室もお風呂も広いから、毎日 脱がしてあげるし、お風呂も毎日 一緒に入ろうね。」
エドの囁きに 昨日のお風呂を思い出して赤面する…
「ミユ♪昨日の事 思い出しちゃったの?
ふふっ。夜が楽しみだね♪」
恥ずかしくて 振り返り ポスッっとエドの胸を叩く。
先程 表情がなくなっていたのが嘘の様に、ニコニコご機嫌だ。
前から歩いて来た人と何度かすれ違うけど、その度に その人達は 私をお姫様抱っこするエドに目を大きく見開き硬直しては、ハッ!っと我に返り壁際に下がって頭を下げる。
すれ違う皆の同じ反応に、ついつき笑いが漏れる…
「ふふふっ。
エド…。
エドのここでの日常の態度と 私に見せるいつもの態度は、違うって事が何となく今の移動の間に伺えるね。
私だけに特別なエドって、なんだかとっても嬉しいな♪」
「ミユ こんな廊下で そんな事言って…
僕の忍耐を試してるの?
悪い子だね。」
ちゅっ…
「んっ…
エドっ!こんな廊下で キスしないで!
誰かに見られたら恥ずかしいよ!」
「ミユが可愛い事を言うからでしょう?!
でもミユが恥ずかしいなら 早く僕の部屋に行って、落ち着いたらゆっくりキスしようか?」
そう言うやいなや エドの歩く速度が変わり、飛ぶように大きな扉の前に辿り着く。
扉の前には、先程の武装した人達の姿と 同じ格好をした1人の青年が立っており、エドの姿を確認して 続いて私を見て 目を見開き、ハッ!っと我に返って 頭を軽く下げて、大きな扉を開けてくれた。
エドが 扉を潜り部屋の中に入る。
「ミユ ここが僕の部屋だよ。
今日からは、ミユもここで暮らすからミユの部屋にもなる。
要る物があったら、何でも言って。用意するからね。」
ちゅっ…
誰の目も無くなったからか、遠慮なくエドがキスして来る。
んちゅっ…くちゅ…にゅちゃ…くちゅっ…じゅるる…
口付けが深くなり 気持ち良い所を舐め吸われ…
「ふふっ。今は ここまでにしとくね♪
止まらなくなっちゃうから……」
部屋の中程で下ろして貰って、ぐるりと部屋の中を見回すと…
入った部屋は およそ40畳以上はありそうな部屋で、壁紙は横二面はモスグリーンで 天井と壁の二面の色が薄いグリーンで重くならないようになっており、ダークブラウンの床と家具が統一感を与える、とても落ち着く色合いの部屋だった。
その部屋の中には、2つの大きな窓があり。
薄いグリーンのカーテンと白色のレースのカーテンが、今は両側で止められている。
窓際に大きなソファーが3脚と大きなテーブル それを挟んで、大人5人程がゆったり座れる長いソファーが置いてあり、そのソファーの座面には沢山のクッションがきれいに置いてあった。
「ミユ。こっちも見て。」
部屋には7つの扉があり、エドがその1つを開けて手招きする。
近付いて中を確認すると、広い脱衣室の様だ。
中に入って 奥の扉を開くと、そこはとても広い風呂場だった。
洗い場は 大人が10人は座れそうな広さで、グリーンの浴槽は大人が何人ゆったりと足を伸ばして入れるだろうかと思う程広い。
『お湯を入れるのも掃除するのも大変そうだな…』
庶民の感覚の望結はそう思わずには居られなかった。
そんな事を思っていると、エドが後ろから望結を抱き締め、耳元で囁く…
「脱衣室もお風呂も広いから、毎日 脱がしてあげるし、お風呂も毎日 一緒に入ろうね。」
エドの囁きに 昨日のお風呂を思い出して赤面する…
「ミユ♪昨日の事 思い出しちゃったの?
ふふっ。夜が楽しみだね♪」
恥ずかしくて 振り返り ポスッっとエドの胸を叩く。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
728
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる