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82.騎士団長様
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『何 こいつっ!!
窓口って言ったら、その会社の顔な訳でしょ!!?
さっきの受付のお姉さんの爪の垢でも、煎じて飲めっ!』
望結は 心では悪態を着きながら、顔には出さずに 受付のカウンターの上に、先程の高級等ポーション6本を出した。
「はぁ?!下級等ポーションなんか依頼書なかったでしょ?!」
この男性は 望結の外見から、この高級等ポーションを下級等ポーションと勘違いしたらしい…
「えっ?! 嫌っ 高級等ポーションの、回復ポーションと魔力回復ポーションですけど……!」
「はぁ??!んな訳ないでしょー!あんた みたいな、成人前のガキが 高級等ポーションを作れる筈も、持ってる筈もないね!
嘘をつくなら もっとましな嘘をつきなよ。」
「嘘じゃないですっ!
ちゃんと 鑑定 出来る人と変わって下さい!」
「ああ"?!
何処まで嘘をつこうと思ってんだよ!
高級等のポーションなんか、年に数回 その時でも1本 取引があればいいものなのに、こんな本数の持ち込み買い取りなんて有る訳が無いだろうがっ!」
「えぇーっ!『また やってしまった!』
じ…じゃあ…もう いいですっ!」
カウンターに置いてある 高級等ポーションをバックに戻そうと思い、ポーションに手を伸ばす…
ダンッッ!
窓口の男性が、私の掌を上からカウンターに押さえ付けるように 手を拘束された!
「っっ痛っ!」
「おいっ!
人を騙そうとしておいて、逃げられると思うなよっ!
誰かっ!街を巡回してる騎士の方を呼んで来てくれー!」
「ええぇーー!!!」
『エドぉーー!ごめーん!たっけてーー!』
酒場の方からもどんどん野次馬まで集まりだし…
「おっ…おいっ!その方はっ…」
「おいおい!不味いぞお前!」
「その手を離しとけっ!」
等々と周りの野次馬 冒険者から、窓口の男性へ声を掛けてくれているが、窓口の男性は興奮していて聞いていない……
エドが物凄い足音をさせて、上の階から駆け降りて来て、野次馬 冒険者達はササッと道を作る。
なんか エドの顔が怖いんですけど……
『あぁ。私に怒ってるんじゃ無いのか……』
エドの顔は怖いが、感情が流れ込んで来るので、私に怒って居るんじゃないとすぐに分かる。
私の手を押さえ付ける窓口の男性職員は、騎士団長のエドの物凄い表情に一瞬怯んだものの、私(罪人)を取り押さえに来たのだと、にんまりと笑い エドに向かって…
「騎士団長様っ!
ちょうど良い所に!
お手数ですが、この犯罪者を捕まえて下さい!」
エドは無言で近付き、私の手を押さえ付ける男の手を捻り上げる…
「うぎゃぁーー!いってぇ!
ち…違いますよっ!俺を捕まえるんじゃなくて、この女の方です!!」
窓口って言ったら、その会社の顔な訳でしょ!!?
さっきの受付のお姉さんの爪の垢でも、煎じて飲めっ!』
望結は 心では悪態を着きながら、顔には出さずに 受付のカウンターの上に、先程の高級等ポーション6本を出した。
「はぁ?!下級等ポーションなんか依頼書なかったでしょ?!」
この男性は 望結の外見から、この高級等ポーションを下級等ポーションと勘違いしたらしい…
「えっ?! 嫌っ 高級等ポーションの、回復ポーションと魔力回復ポーションですけど……!」
「はぁ??!んな訳ないでしょー!あんた みたいな、成人前のガキが 高級等ポーションを作れる筈も、持ってる筈もないね!
嘘をつくなら もっとましな嘘をつきなよ。」
「嘘じゃないですっ!
ちゃんと 鑑定 出来る人と変わって下さい!」
「ああ"?!
何処まで嘘をつこうと思ってんだよ!
高級等のポーションなんか、年に数回 その時でも1本 取引があればいいものなのに、こんな本数の持ち込み買い取りなんて有る訳が無いだろうがっ!」
「えぇーっ!『また やってしまった!』
じ…じゃあ…もう いいですっ!」
カウンターに置いてある 高級等ポーションをバックに戻そうと思い、ポーションに手を伸ばす…
ダンッッ!
窓口の男性が、私の掌を上からカウンターに押さえ付けるように 手を拘束された!
「っっ痛っ!」
「おいっ!
人を騙そうとしておいて、逃げられると思うなよっ!
誰かっ!街を巡回してる騎士の方を呼んで来てくれー!」
「ええぇーー!!!」
『エドぉーー!ごめーん!たっけてーー!』
酒場の方からもどんどん野次馬まで集まりだし…
「おっ…おいっ!その方はっ…」
「おいおい!不味いぞお前!」
「その手を離しとけっ!」
等々と周りの野次馬 冒険者から、窓口の男性へ声を掛けてくれているが、窓口の男性は興奮していて聞いていない……
エドが物凄い足音をさせて、上の階から駆け降りて来て、野次馬 冒険者達はササッと道を作る。
なんか エドの顔が怖いんですけど……
『あぁ。私に怒ってるんじゃ無いのか……』
エドの顔は怖いが、感情が流れ込んで来るので、私に怒って居るんじゃないとすぐに分かる。
私の手を押さえ付ける窓口の男性職員は、騎士団長のエドの物凄い表情に一瞬怯んだものの、私(罪人)を取り押さえに来たのだと、にんまりと笑い エドに向かって…
「騎士団長様っ!
ちょうど良い所に!
お手数ですが、この犯罪者を捕まえて下さい!」
エドは無言で近付き、私の手を押さえ付ける男の手を捻り上げる…
「うぎゃぁーー!いってぇ!
ち…違いますよっ!俺を捕まえるんじゃなくて、この女の方です!!」
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