112 / 287
111.要塞
しおりを挟む
私が急き立てる様に 部屋を後にし、部屋の前に居た騎士に挨拶してから、騎士団の建物へと歩を進めます。
騎士団の建物は、王宮の近くにあるらしく、何故か? とエドに問えば、王宮への侵入者が居た場合にすぐに対応が、出来る様に近いんだと教えて貰った。
それはそうだよね。 と納得して 歩く…歩く…歩く…
『王宮の近くって言ってたのに、遠いなっ!!』
「ははっ。 遠く感じる?……
ごめんねっ!ちょっと遠回りしてた。」
「えっ?なんで?」
「えーー!そりゃあ 僕の可愛いミユを、あんな馬鹿な野獣共に見せたくないなぁーって!」
「いやいやいやっ!早く騎士団の建物へ行って 仕事しなよっ!!
1ヶ月以上も消息不明にしてたんだからっ!」
「ちぇー…
分かったよ。ちゃんと向かいます。」
『もうっ!!』
そんなやり取りをして すぐに騎士団の建物という場所へ着きました。
『いやいやっ!これ 普通に来てたら、半分以下で済みましたよねっ?!』
だって 騎士団の建物って所の入り口から、エドの王宮の部屋が見えてますもん……
何でエドの部屋が分かるかって?!
勿論 エドの部屋が私の好みの配色だったので、王宮は全部の部屋がこんな配色なのかと?っと聞いたらからなんです!
そしたらエドが教えてくれました。
王族は個人 個人が好きな色で自分の部屋や執務室を整えているんだそうです!
しかも日中でも惜しみ無く電気を着けておくので、カーテンを開けておくと、部屋の配色が見えるんです。
まあまあ そんな事はさて置き…
やって参りました!
騎士団の建物ってか…
灰色の石造りの背の高い壁に囲まれた建物の様です。
背の高い壁で、中の様子も分からないし、建物が何階建てかも分かりません。
なんか要塞の様だなって、ビクビクしちゃいます。
『てか 元の世界なら、刑務所と言われても納得しそうな……』
高い壁の一ヶ所に、金属製の大きな扉があり、扉の両側に騎士の青年が2人立って居ます。
その騎士の青年達は、エドを見ると姿勢を正し 軽く頭を下げて、扉を押し開けてくれます。
エドが扉を潜ろうと近付き、ちょっとビビってエドの背中に隠れていた私を、そこで初めて門番の騎士達は気が付いた様です。
門番の騎士達の顔を見れば、昨日は出会って居なかった 騎士の青年達の様で、私を見て驚きエドと私を交互に見て、嬉しそうに笑ってくれました。
あんまりエドの番の件は、話が出回って居ないのかな?っと思えば、昨日のエドを見てない騎士達は、話を聞いても いつものエドを思い出せば、到底信じられなかったっと、後で教えて貰えました。
エドってどこまで氷雪の騎士竜って噂の通りだったのか……
今のエドしか知らない私には、到底知るよしもありません。
勿論 これから先もずっと、私にはそんなエドを見る事が無いことを祈るばかりです……
騎士団の建物は、王宮の近くにあるらしく、何故か? とエドに問えば、王宮への侵入者が居た場合にすぐに対応が、出来る様に近いんだと教えて貰った。
それはそうだよね。 と納得して 歩く…歩く…歩く…
『王宮の近くって言ってたのに、遠いなっ!!』
「ははっ。 遠く感じる?……
ごめんねっ!ちょっと遠回りしてた。」
「えっ?なんで?」
「えーー!そりゃあ 僕の可愛いミユを、あんな馬鹿な野獣共に見せたくないなぁーって!」
「いやいやいやっ!早く騎士団の建物へ行って 仕事しなよっ!!
1ヶ月以上も消息不明にしてたんだからっ!」
「ちぇー…
分かったよ。ちゃんと向かいます。」
『もうっ!!』
そんなやり取りをして すぐに騎士団の建物という場所へ着きました。
『いやいやっ!これ 普通に来てたら、半分以下で済みましたよねっ?!』
だって 騎士団の建物って所の入り口から、エドの王宮の部屋が見えてますもん……
何でエドの部屋が分かるかって?!
勿論 エドの部屋が私の好みの配色だったので、王宮は全部の部屋がこんな配色なのかと?っと聞いたらからなんです!
そしたらエドが教えてくれました。
王族は個人 個人が好きな色で自分の部屋や執務室を整えているんだそうです!
しかも日中でも惜しみ無く電気を着けておくので、カーテンを開けておくと、部屋の配色が見えるんです。
まあまあ そんな事はさて置き…
やって参りました!
騎士団の建物ってか…
灰色の石造りの背の高い壁に囲まれた建物の様です。
背の高い壁で、中の様子も分からないし、建物が何階建てかも分かりません。
なんか要塞の様だなって、ビクビクしちゃいます。
『てか 元の世界なら、刑務所と言われても納得しそうな……』
高い壁の一ヶ所に、金属製の大きな扉があり、扉の両側に騎士の青年が2人立って居ます。
その騎士の青年達は、エドを見ると姿勢を正し 軽く頭を下げて、扉を押し開けてくれます。
エドが扉を潜ろうと近付き、ちょっとビビってエドの背中に隠れていた私を、そこで初めて門番の騎士達は気が付いた様です。
門番の騎士達の顔を見れば、昨日は出会って居なかった 騎士の青年達の様で、私を見て驚きエドと私を交互に見て、嬉しそうに笑ってくれました。
あんまりエドの番の件は、話が出回って居ないのかな?っと思えば、昨日のエドを見てない騎士達は、話を聞いても いつものエドを思い出せば、到底信じられなかったっと、後で教えて貰えました。
エドってどこまで氷雪の騎士竜って噂の通りだったのか……
今のエドしか知らない私には、到底知るよしもありません。
勿論 これから先もずっと、私にはそんなエドを見る事が無いことを祈るばかりです……
応援ありがとうございます!
8
お気に入りに追加
728
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる