私の理想の異世界チート

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176.無性に食べたくなる

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土魔法で 5人前の分量が乗る大皿を…4枚。
3人前の分量が乗る大皿を…5枚。
1人前の分量が乗る皿を…1枚。(勿論 私の分!)

大きな硝子のコップを、キリがいいので30個 作り出しました。

ここでも家族皆が驚いた顔を見せてくれた。


『バニラシェイク×10・ストロベリーシェイク×10・チョコレートシェイク10・チーズバーガー×36・フライドポテト×36・ナゲット&ソース×36の、疲労回復の薬よ出ろっ!』


〔内訳は……
昼食 食べてない人……4人×5人前=20個
昼食 食べた人……5人×3人前=15個
私が1人前。
合計36人前です。〕


「あれ?ミユ……
デザートは…?」

「えっ?!
この後 お茶会があるのかなと…?」

「そっか。 ミユが出してくれるつもりなんだ♪

じゃあ お茶会のお菓子、楽しみにしとこっと♪」

『あれっ? この流れだと、お茶会用のお菓子は、私が出すと思い込んでたけど、違ったのかな……

まあ エドもああ 言ってくれたんだし、多分 大丈夫かな。』


「あっ! 皆さん。温かい内にどうぞ召し上がって下さい!」

エドとデザートの話をしている間に、皆様 すっかり席に着席して、ジーっとこちらの合図?言葉を待たれてましたよ!
(本当の所は…家族の皆様は、望結の能力に驚いて望結を見ていただけでした。)


王族の皆様は、初めて見る ハンバーガーセットに 興味津々です。

初めての食べ物だし、フォークやナイフが無いので、どうしたら良いのか、誰かを参考にしようと、ちょっと周りをキョロキョロ見てました。

エドと私も隣同士に空けてくれていた席に着き…

「「いただきます。」」

バクッ…モグモグ…モグモグ…ごっくん!…

私達が手掴みで食べだしたのを、ビックリ顔で皆さん 見つつ……
恐る恐る手を伸ばして、チーズバーガーを掴み、口に運んでいます。

『やっぱりチーズバーガーって 美味しい♪

時折 無性に食べたくなる味だよねー』


そんな事を思いつつ、周りをチラリっと見れば……

皆様 先程の手掴み食べの戸惑いの態度は何処へやら、上品だけど凄い勢いで食べ進めてくれていました。


私が1セットを食べ終えて横に座るエドを見れば。

お腹を擦りながら、美味しそうにシェイクを飲んで居ます。

ストローを用意していないので、コップに直飲みですが…

シェイクの無くなったコップを、ジーっと見て居るエド……

「冷たい物をとり過ぎて、冷えてお腹痛くなったりはしないの?!」

「今までそんな事は無かったけど…?
まあ 冷たい物はそこ迄、 今まで頻繁には口にしてはいないけど…」

「そうなの?
冷たい飲み物とか、暑い日には飲まないの?!」

「んー…
飲み物を用意してくれる者が、氷魔法が使え無いと無理だからね。

料理人で氷魔法を使う者も、早々居ないし。

だから暑い日には、冷ました飲み物とかが普通かな。」


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