私の理想の異世界チート

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201.合計…

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『だよ……じゃねーよぉ……!?

別腹を通り越して、未知の領域だよっ!!』

「何処に食べた物 消えてるの?!!
見た目も変わって無さそうだしっ!

ってか! 普段お城では食べても5人前程だったんでしょ?!

私と出会ってからは、あきらかに食べ過ぎだよねっ?!!」

「そうだったかな?!
前の事は、忘れちゃったな♪

まあ 美味しい物をくれる番のおかげって事で♫」

『この話題 止めよう…
頭痛くなって来た上に、勝てる気がしない……』

ガックリと肩を落としたミユに、うんうん!と頷いて返すエド……

話しながらも15個目のケーキを食べ終え……

「僕が美味しかったケーキ、追加で取って来るねー♪」

等と言いながら、ケーキの乗ったトレーの方へと向かうエドを、呆れた目で見る望結であった。



30分後…………………………



漸く満足のいったエドは……

なんと!なんとっ!!
エドは合計25個ものケーキを平らげました…!

前の世界のケーキバイキングだったら、払ったお金の元をしっかり取れてただろうな……

なんて現実逃避しましたよ……


まあ実際の所、他の王族の家族達もしっかりとケーキを食べてくれた様で、皆さんが食べた個数がコチラです……

陛下……20個
王妃様……22個
王太子……23個
第2王子……23個
エド……25個
王太子妃……12個
第2王子妃……13個
双子の兄妹……18個ずつ

皆さんで合計174個でした。
私のを足しても、179個なので、1500個ものケーキは ちょっとやり過ぎたなと………

(ちょっとね…!ちょっと……

………はいはいっ!
やり過ぎましたよっ!?)


まあココは気持ちを切り替えて…
しかも最初から考えてたんですよと言う体で……

「陛下。
残りの1321個のケーキですが、王族や私のお世話をしてくれている、執事の方や侍女の方達から優先に、食べて貰っても宜しいですか?!」

「おおっ!ミユ殿!!
そこ迄 気を使ってくれておったのか。
ありがとうの。

では早速……

このサロンに居る、専属の者達から頂きなさい。

この場に居らぬ者にも連絡を入れてやれ。

なに 儂らの事は気にせんで良い!
腹がいっぱいで動けんから、まだ この場でゆるりとしておるからの。」

陛下のその一言で、サロン内に控えて居た 執事達や侍女達が、俄に臨戦態勢に入り次々とケーキが並ぶ方へと向かいます。

『あっ…!
1人ずつが食べて良い個数を言って無かったので、1人3個ずつ選んじゃってお皿に乗っけてますね……

ゴメンよ……城内の下級のメイド達………』

まあ ココのサロンに居るメイド達には、行き渡るでしょうから、今回は良しとしましょう!


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