私の理想の異世界チート

ety

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277.最後の……

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「ん……おはよう…ミユ……

今 何時?」

「おはようエド。
んーっと…んしょっ…

10時…32分…だね…

結構 寝てたんだね……」

エドの横から少し起き上がって時計を確認した。

「寝たのが朝方だったからね……

ミユ……昨日の疲れは少しは取れた?!
身体は何処か痛い所とか無い??」

「疲れも残って無いし、痛い所とかも無いよ。

ありがとうエド。」

「それなら良かった。」

「エドの方こそ、昨日は1日気を張ってたし、戦闘?や4時間ぶっ続けの竜体での飛行移動もあったし……
疲れてない?!」

「大丈夫だよ。
昨日くらいの事なら、1ヵ月くらい続かない限りは、何ともないかな。」

「っ?!!」

『私の番が規格外過ぎるっ!!』


エドの返答に、規格外過ぎて固まったミユ……


ドンッドンッドンッ!!!

タイミング良く? リビングの方から扉を激しく叩く音がした!!

「はーい!
入って来て良いよっ!!」

エドが扉の外に向けて声を掛けながら、望結へと寝間着の上にガウンを着せてくれる。

バタバタと慌ただしく入室して来たのは、第2王子のウィルソン様だった。

「おはよう!二人共!!

起こしてしまったかなっ?!
すまなかったな……」

「ああ…いえ。
兄さんが来る前に起きて居たので、気にしないで下さい。

それで?!何か有りましたか??」

「ああっ!そうだった!

エドの最後の婚約者が、なかなか招集したのに、登城して来ないから、母様が痺れを切らして、2日程前に城から使者を出して迎えに行かせてたんだけど……

今朝 漸くキャサリンが城へ着いたんだ。
だから、早々に婚約破棄をと、母様がエド達を起こして来いって言うもんだから………」

「……そうですか。
分かりました。

着替えて軽い朝食をミユと摂ったら向かいます。

何処に行けば良いですか??」

「んー?!
まだ部屋は用意して無かったから……

王宮内の応接の間の3階の右側の部屋に、キャサリンを行かせて待たせておく事にするよ。」

「分かりました。
兄さん ありがとうございました。」

「んじゃ!俺は仕事に戻るわっ!
何かあったら、連絡 入れて!」

くるりっと扉へと方向転換したウイルソン様は、ヒラヒラと掌を肩の辺りで振りながら、さっさと寝室から出て行かれてしまった。

終始 呆けた様に、二人の会話を見ている事しか出来ない望結だった……


最後のエドの婚約者が、どんな人でどんな事が起きるだろうかと、内心 冷や冷やする望結……


ふと 気が付けば……
いつの間にかモニカが隣に居て、サーモンピンクの長袖・総レースのワンピースを着ていて。

よく見れば、下着が透けない様に総レースのワンピース下に膝上迄の同色のキャミソールを着ているようだ。

靴はヒールが低い物で、装飾品は白のオパールで可愛らしいデザインの物で纏められていた。


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