地味で根暗で残念ですが、直視できないくらいイケメンで高スペックな憧れの先輩に溺愛されそうなので、全力で逃げています。

藤 慶

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第4章 裏切りと脅迫と忘却

閑話休題 椛島 一也の『超えてぱおん』 後編<468>

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受付で麗が手続きを済ませて、ダブルの部屋にチェックイン。




「お酒、吐きなよ。楽になるから」



モヒート4杯に、白ワイングラスで飲んだだけなのに。



俺は麗に勧められるままトイレで酒を吐いて、洗面所で頭ごと顔を洗って口をゆすいで、バスルームを出た。



「さっぱりした?」


「あぁ、さっきはごめん」



麗にイラッとしたのを、ムラムっとしたのに、置き換えて、今夜ワンチャンなんて思いもしてなかったのに。



キスしたら、欲情に火が付いて勃ちかけた。


水浴びて、今はしっかり賢者モードだ。


よもや。




「気にしないで、先、シャワー浴びるね」



帰らないのか?


え、マジで。


俺に今夜、抱かせるつもりな訳か?



麗は颯爽とバスルームに消えた。



やば。


最近、全然、シてねえ。


エロいの見ながら、抜いてもねえのに。


今、麗何か相手に、何分、持続出来るものか?



みこすりはん何て以前に、麗の裸見ただけで、絶頂に達してしまうかも知れなかった。



え、ここラブホじゃねぇし、ゴムとか、あぁ、まぁ持ってるけど。


マジかよ。



なんで、俺と寝ても良いなんて、返すんだよ。







しばらくして、麗はホテルのガウンを着てバスルームから出て来た。


濡れ髪をタオルで束ね、絶妙な後れ毛を垂らして、通常の色気三倍増しだ。


ヤバい。


もう視覚で勃った。


胸元の肌の艶かしさ、火照った頬、ガウンの下に隠れた肢体の記憶に期待が募り、『賢者、何それ?』の勢いで再度反応してしまった。





「シャワー浴びて来なよ」


「あぁ」



シャワーを浴びて、兎に角冷水で、賢者に戻った。

俺もホテルのガウンを着て部屋に戻ると、麗は涼しい顔でルームサービスで頼んだと思われるブランデーを飲んでいた。



「酔い、醒めた?」


「概ね」



さて、どうしたものか。


俺は、テーブルセットの椅子でくつろぐ麗の傍のベッドに腰を下ろした。



「俺、麗の事、抱いて良い?」


「良いよ。シたいんでしょう? カズヤなら良いよ」



何だよ、それ。


俺なら、良いって。



「おいでよ、抱かれてあげるから」



麗は持っていたグラスの飲み物を飲み干してテーブルに置いた。

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