3 / 7
03
しおりを挟む
時は流れ。マリオンは十六の年を迎えていた。
夕暮れの中を馬車に揺られながら、エリオットはいつになく着飾った主をちらりと見やる。マリオンは屋敷を出発したときと変わらず、浮かない顔で俯いていた。
「初めての夜会ですね」
「そうだね……」
「お加減はいかがですか」
あまり良いとはいえなさそうだ。答えを待たず、主の観察を終えたエリオットは心の内で結論を出した。
声に反応して、マリオンの瞳がエリオットを見た。
その瞳の色は、もうほとんど夜になりかけていた。言うなれば、黄昏時の、金色から藍へと向かう空の色だ。美しくも、光を失いかけているその瞳は、愁いを帯びていても澄んでいた。
マリオンはとうとう、この日まで社交の場にほとんど出ずに、エリオットと家族、慣れている使用人、そして膨大な数の本と共に過ごした。
病の進行を遅くするには、目に刺激を与えずに安静にしているのが一番だ。ありとあらゆる催しを欠席するためのこの建前も、じきに使えなくなるだろう。
マリオンの瞳は、日を追うごとに光による刺激とは関係のない闇の世界へと向かっていた。幼い頃はエリオットの姿も幾らか見えていたが、今やもう、明るいか暗いかの判別しかできない。
完全に闇一色になれば、もう「光が目に悪いから」などという言い訳は通用しない、今のうちから夜会に慣れておいて損はない。そんな風にマリオンの両親は言ったが、エリオットはその考えにはあまり賛同できなかった。
二人いたマリオンの姉たちは、二人共首尾よく嫁ぎ先を見つけて家を出た。どちらもそれなりの家名と財産を持った若者だった。
残ったのはマリオンだけだ。ゆくゆくは盲目となることがわかっていては、家を継がせることなどできはしない。しかし、子供がいつまでたっても屋敷にいるのでは、外聞が悪い。
彼らは屋敷に引きこもるマリオンを何とかせねばと焦っているのだ。
けれど、マリオン自身が夜会に出ると言ったのだ。あの酷い人見知りのマリオンが。
そうとなれば、エリオットにできるのはその手助けだけだ。
エリオットは夜会でマリオンが着る衣装の一式を全て手ずから拵えた。マリオンは人見知りで体調を崩す。普段着ならいざ知らず、夜会の衣装となると職人とただ一度会っただけでは仕上がらない。マリオンと他人との接触を少しでも減らせるのならと、全てエリオットが請け負った。
しかし、ダンスはそうもいかなかった。
エリオットにもダンスは教えられる。見えなくとも、完璧に正しいステップへと導けるだろう。
しかし、マリオンがエリオットがやるような扱いに慣れてしまったら困るのだ。夜会の当日に踊る相手は、確実にエリオットではないのだから。
そのことを思うと、エリオットの心臓部では不愉快な動きがあった。もちろん、故障ではなかった。
エリオットは断腸の思いでダンスの家庭教師と何人も面談し、選りすぐりの人物を選び抜いた。
何が起きるかはわからない以上、万全とは言いがたいが、やれるだけのことはやった。あとは、緊張しきっている主を何とか解きほぐすことだけだ。
「ご安心ください。先方も目のことはご存知です」
今宵の夜会の主催者はマリオンの病にも理解のある人で、何かあれば気兼ねなく言うようにと気遣ってくれていた。マリオンを社交界に慣らすにはもってこいの場だ。
もってこいだと言うのに躊躇ってしまう自分に、エリオットは気が付いていた。どうしても、今宵の主の姿を衆目に晒すことを惜しいと思ってしまうのだ。
エリオットの瞳が主の姿を言葉通り頭の先からつま先まで走る。
藍色の光沢のない生地が白銀の髪によく似合っていた。衣装は流行りの型は足元があまり機能的には見えなかったので避けた。流行遅れと笑われるのは遺憾なので、エリオットが新たに考案したものだ。
次のシーズンにはこれと同じ型が流行っていることだろう。それほどマリオンが身に纏っているそれはマリオン自身を魅力的に見せていた。
――実際は、マリオン自身が美しいだけなのだが。
ふとそんなことを思って、自分は随分と従者馬鹿になったものだと不躾にならない程度に微笑んだ。
マリオンは、相変わらず両手をきつく組んで、可哀想なほどに震えている。
まだ会場に着いてもいないのにこの有り様では先が思いやられる。馬車から降りた瞬間に、ふっと気を失ってしまうのではないだろうか。
段々と心配が膨らんできたエリオットは、マリオンの膝にそっと触れる。
「引き返しましょう。欠席の連絡を――」
「良い! 大丈夫だから」
いつになく気負った様子で声を張り上げるマリオンを、エリオットは注意深く見る。
「何故、それほど今日の夜会にこだわるのです?」
「……踊ってみたい人がいるんだ。多分、今日しか許されない」
あっさりと口を割ったマリオンの言葉に、エリオットの胸が不快にざわめいた。
「……マリオン様。ダンスはお控えになった方が懸命です。先生との練習ではお上手でしたが、慣れぬ相手では勝手が違いましょう」
――醜い。
エリオットは自らの選択をそう断ずる。
主の身を案じるふりをしながら、その実、自らのためにマリオンの小さな望みを訳知り顔で潰そうとしている。身の程を知らぬ愚かな行為は、なんと冷たく醜いことか。
マリオンは諦めきれないような表情で、唇を噛み、こちらを見つめていた。見えているわけではないとわかっているはずなのに、エリオットはその視線から逃げるように顔をそむけた。
「ねえ、エリィ。夜会の間も側にいてくれる?」
「はい。あなた様に危険が及ばぬよう、お側に」
――けれど、知らない人間と踊るあなたを見ているのは嫌です。
エリオットは口をついて出そうになった本音を危うく飲み込んだ。
「……きっと、みんなに注目されるよね。エリィはとても綺麗だから」
わざと話題を逸らしたマリオンは、緊張を滲ませながらも、気丈に微笑んだ。幼い頃から変わらない、純粋で愛らしい笑みに、エリオットの胸がチクリと痛んだ。
「……あなた様の美しさには、及びません」
口に出してから、従者として行き過ぎた発言だったと気がついた――否、口に出す前からエリオットにはわかっていた。それでも言わねば気が済まなかった。
マリオンは美しい。長年傍に居た従者の欲目などほとんど関係がない。誰が見たとしても同じ感想を抱くことだろう。
きらめく白銀の髪。絹のように白く艶やかな肌。病に侵されていく瞳すら、その美しさを引き立たせる飾りでしかない。
容姿もさることながら、その心根の純粋さはまるで聖なる人のようで。
マリオンと交流を持ったことのある数少ない人間は皆、マリオンの容姿だけではなく、その心の方にも惹かれていたのは明白だった。
それでも、マリオンの目の病はかなりの障壁となるようで「盲目でさえなければ」と口惜しそうに零した者たちに、エリオットは何度、人知れず拳を握ったことか。
マリオンの美しさの前では、病のことなど些事である。何故わからないのか。いや、わからなくていい。誰にも知られず、このまま、自分だけが――……
「ねえ、エリィ」
「はい、何でしょう、マリオン様」
主の呼びかけに、エリオットは弾かれるように顔を上げた。
――自分は今、何を考えようとしたのか。
名を知らぬ感情の気配に怖気づく心を叱咤して、エリオットは何事もなかったかのように背筋を伸ばす。
懐中時計の蓋の細工を指先でなぞっていたマリオンが、小さな声で呟いた。
「……ダンスの、ことなんだけど」
またしてもエリオットの胸の内が不愉快に捩れる。膝の上の手が無意識に拳を形作った。それに気が付いているのかいないのか、マリオンは話し続ける。
「目の見えない私を導いて踊れる程、上手な人はいないだろうね」
聞き分けの良いマリオンの言葉に、嵐だったエリオットの心が凪いでゆく。
「けど……けど、エリィなら、できるでしょう?」
躊躇って、絞り出すような声で呟かれたそれが、凪いで行く途中にあったエリオットの胸中を再び騒がせた。
「エリィ、お願い。私は君と踊りたい」
マリオンの華奢な手がエリオットのそれに伸びてくる。手探るようにして触れるその手は、緊張のせいか哀れな程に冷たく震えていた。
エリオットはその手を迷わず握り返す。黄昏色の瞳が歓喜に揺れ、白い花が綻んだ。
それを目の当たりにした瞬間、エリオットは胸の内で蠢いていたその感情の名前を知った。
夕暮れの中を馬車に揺られながら、エリオットはいつになく着飾った主をちらりと見やる。マリオンは屋敷を出発したときと変わらず、浮かない顔で俯いていた。
「初めての夜会ですね」
「そうだね……」
「お加減はいかがですか」
あまり良いとはいえなさそうだ。答えを待たず、主の観察を終えたエリオットは心の内で結論を出した。
声に反応して、マリオンの瞳がエリオットを見た。
その瞳の色は、もうほとんど夜になりかけていた。言うなれば、黄昏時の、金色から藍へと向かう空の色だ。美しくも、光を失いかけているその瞳は、愁いを帯びていても澄んでいた。
マリオンはとうとう、この日まで社交の場にほとんど出ずに、エリオットと家族、慣れている使用人、そして膨大な数の本と共に過ごした。
病の進行を遅くするには、目に刺激を与えずに安静にしているのが一番だ。ありとあらゆる催しを欠席するためのこの建前も、じきに使えなくなるだろう。
マリオンの瞳は、日を追うごとに光による刺激とは関係のない闇の世界へと向かっていた。幼い頃はエリオットの姿も幾らか見えていたが、今やもう、明るいか暗いかの判別しかできない。
完全に闇一色になれば、もう「光が目に悪いから」などという言い訳は通用しない、今のうちから夜会に慣れておいて損はない。そんな風にマリオンの両親は言ったが、エリオットはその考えにはあまり賛同できなかった。
二人いたマリオンの姉たちは、二人共首尾よく嫁ぎ先を見つけて家を出た。どちらもそれなりの家名と財産を持った若者だった。
残ったのはマリオンだけだ。ゆくゆくは盲目となることがわかっていては、家を継がせることなどできはしない。しかし、子供がいつまでたっても屋敷にいるのでは、外聞が悪い。
彼らは屋敷に引きこもるマリオンを何とかせねばと焦っているのだ。
けれど、マリオン自身が夜会に出ると言ったのだ。あの酷い人見知りのマリオンが。
そうとなれば、エリオットにできるのはその手助けだけだ。
エリオットは夜会でマリオンが着る衣装の一式を全て手ずから拵えた。マリオンは人見知りで体調を崩す。普段着ならいざ知らず、夜会の衣装となると職人とただ一度会っただけでは仕上がらない。マリオンと他人との接触を少しでも減らせるのならと、全てエリオットが請け負った。
しかし、ダンスはそうもいかなかった。
エリオットにもダンスは教えられる。見えなくとも、完璧に正しいステップへと導けるだろう。
しかし、マリオンがエリオットがやるような扱いに慣れてしまったら困るのだ。夜会の当日に踊る相手は、確実にエリオットではないのだから。
そのことを思うと、エリオットの心臓部では不愉快な動きがあった。もちろん、故障ではなかった。
エリオットは断腸の思いでダンスの家庭教師と何人も面談し、選りすぐりの人物を選び抜いた。
何が起きるかはわからない以上、万全とは言いがたいが、やれるだけのことはやった。あとは、緊張しきっている主を何とか解きほぐすことだけだ。
「ご安心ください。先方も目のことはご存知です」
今宵の夜会の主催者はマリオンの病にも理解のある人で、何かあれば気兼ねなく言うようにと気遣ってくれていた。マリオンを社交界に慣らすにはもってこいの場だ。
もってこいだと言うのに躊躇ってしまう自分に、エリオットは気が付いていた。どうしても、今宵の主の姿を衆目に晒すことを惜しいと思ってしまうのだ。
エリオットの瞳が主の姿を言葉通り頭の先からつま先まで走る。
藍色の光沢のない生地が白銀の髪によく似合っていた。衣装は流行りの型は足元があまり機能的には見えなかったので避けた。流行遅れと笑われるのは遺憾なので、エリオットが新たに考案したものだ。
次のシーズンにはこれと同じ型が流行っていることだろう。それほどマリオンが身に纏っているそれはマリオン自身を魅力的に見せていた。
――実際は、マリオン自身が美しいだけなのだが。
ふとそんなことを思って、自分は随分と従者馬鹿になったものだと不躾にならない程度に微笑んだ。
マリオンは、相変わらず両手をきつく組んで、可哀想なほどに震えている。
まだ会場に着いてもいないのにこの有り様では先が思いやられる。馬車から降りた瞬間に、ふっと気を失ってしまうのではないだろうか。
段々と心配が膨らんできたエリオットは、マリオンの膝にそっと触れる。
「引き返しましょう。欠席の連絡を――」
「良い! 大丈夫だから」
いつになく気負った様子で声を張り上げるマリオンを、エリオットは注意深く見る。
「何故、それほど今日の夜会にこだわるのです?」
「……踊ってみたい人がいるんだ。多分、今日しか許されない」
あっさりと口を割ったマリオンの言葉に、エリオットの胸が不快にざわめいた。
「……マリオン様。ダンスはお控えになった方が懸命です。先生との練習ではお上手でしたが、慣れぬ相手では勝手が違いましょう」
――醜い。
エリオットは自らの選択をそう断ずる。
主の身を案じるふりをしながら、その実、自らのためにマリオンの小さな望みを訳知り顔で潰そうとしている。身の程を知らぬ愚かな行為は、なんと冷たく醜いことか。
マリオンは諦めきれないような表情で、唇を噛み、こちらを見つめていた。見えているわけではないとわかっているはずなのに、エリオットはその視線から逃げるように顔をそむけた。
「ねえ、エリィ。夜会の間も側にいてくれる?」
「はい。あなた様に危険が及ばぬよう、お側に」
――けれど、知らない人間と踊るあなたを見ているのは嫌です。
エリオットは口をついて出そうになった本音を危うく飲み込んだ。
「……きっと、みんなに注目されるよね。エリィはとても綺麗だから」
わざと話題を逸らしたマリオンは、緊張を滲ませながらも、気丈に微笑んだ。幼い頃から変わらない、純粋で愛らしい笑みに、エリオットの胸がチクリと痛んだ。
「……あなた様の美しさには、及びません」
口に出してから、従者として行き過ぎた発言だったと気がついた――否、口に出す前からエリオットにはわかっていた。それでも言わねば気が済まなかった。
マリオンは美しい。長年傍に居た従者の欲目などほとんど関係がない。誰が見たとしても同じ感想を抱くことだろう。
きらめく白銀の髪。絹のように白く艶やかな肌。病に侵されていく瞳すら、その美しさを引き立たせる飾りでしかない。
容姿もさることながら、その心根の純粋さはまるで聖なる人のようで。
マリオンと交流を持ったことのある数少ない人間は皆、マリオンの容姿だけではなく、その心の方にも惹かれていたのは明白だった。
それでも、マリオンの目の病はかなりの障壁となるようで「盲目でさえなければ」と口惜しそうに零した者たちに、エリオットは何度、人知れず拳を握ったことか。
マリオンの美しさの前では、病のことなど些事である。何故わからないのか。いや、わからなくていい。誰にも知られず、このまま、自分だけが――……
「ねえ、エリィ」
「はい、何でしょう、マリオン様」
主の呼びかけに、エリオットは弾かれるように顔を上げた。
――自分は今、何を考えようとしたのか。
名を知らぬ感情の気配に怖気づく心を叱咤して、エリオットは何事もなかったかのように背筋を伸ばす。
懐中時計の蓋の細工を指先でなぞっていたマリオンが、小さな声で呟いた。
「……ダンスの、ことなんだけど」
またしてもエリオットの胸の内が不愉快に捩れる。膝の上の手が無意識に拳を形作った。それに気が付いているのかいないのか、マリオンは話し続ける。
「目の見えない私を導いて踊れる程、上手な人はいないだろうね」
聞き分けの良いマリオンの言葉に、嵐だったエリオットの心が凪いでゆく。
「けど……けど、エリィなら、できるでしょう?」
躊躇って、絞り出すような声で呟かれたそれが、凪いで行く途中にあったエリオットの胸中を再び騒がせた。
「エリィ、お願い。私は君と踊りたい」
マリオンの華奢な手がエリオットのそれに伸びてくる。手探るようにして触れるその手は、緊張のせいか哀れな程に冷たく震えていた。
エリオットはその手を迷わず握り返す。黄昏色の瞳が歓喜に揺れ、白い花が綻んだ。
それを目の当たりにした瞬間、エリオットは胸の内で蠢いていたその感情の名前を知った。
0
あなたにおすすめの小説
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
悪意には悪意で
12時のトキノカネ
恋愛
私の不幸はあの女の所為?今まで穏やかだった日常。それを壊す自称ヒロイン女。そしてそのいかれた女に悪役令嬢に指定されたミリ。ありがちな悪役令嬢ものです。
私を悪意を持って貶めようとするならば、私もあなたに同じ悪意を向けましょう。
ぶち切れ気味の公爵令嬢の一幕です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる