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召喚士
第1話 異世界転移
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前書き
3作品目です。
2作品目では、ストーリーがグダグダでまったく読みずらい作品だったなと反省しております。それを踏まえ、次こそは!頭のネジを外しながら、想像しやすい描写を書くようにします。はい、たぶん。
何卒、よろしくお願いします。
本文
2023年某月
今日も自動車部品の組付けの仕事をする男。同じ部品を機械にセットする仕事を毎日繰り返す。肉体労働ではない仕事だが、何も面白味がない。
(だが、それがいい。立ち仕事ではあるが、この仕事に慣れたしね。こんな楽な仕事で金が貰えるなら定年まで平凡に暮らせる。)
仕事仲間とは仕事の話をするだけの関係。友人と言えるほど親しくない。休日、友達と遊ぶことも無い。
(ふっ...そもそも、友達なんていないが...家に帰ったら、趣味のアニメを見るのに忙しいからな。)
この男、人と接することを嫌がる。自分の時間を大切する。その結果、学生時代は恋人がいたが数ヶ月で別れ、それ以降、恋人が居ないのである。
(今日の夕ご飯どうしよう...コンビニ弁当も全て制覇したし...うーん。悩ましい、惣菜パンでいいかな。)
慣れた仕事とは身体に染み付いている分、考え事をしてもなんとかなるもので...そんなこんなで仕事が終わり定時で退勤する。
「はぁー、今日も何事もなく終わった。帰りにコンビニ寄って帰ろ。」
軽く身体を伸びをして車に乗り込み買い物した後、アパートに到着。まさか、この後異世界に放り込まれるとは知らず。いや、誰も予想は出来ないだろう。
「誰も居ないけど、ただまー!えっ...」
風が吹いている。気持ちいい風。丁度いい気温。玄関を抜けた先が辺り一面の草原が広がっており、ピクニックには最適な場所かもしれない。
「は?ここどこ...」
男は後ろを振り返り玄関がないことに気付き、能面のように表情が抜け落ちる。
ブルルルルッ、ブルルルル
男のズボンのポケットにあるスマホが振動している。こんな時に電話?誰だよ...と思いながらスマホを取り出し画面を見る。
神
「は?神?」
顔から血が戻ってきたかのように、徐々に表情が険しくなりスマホの画面を睨めつける。
この電話に出るか、出ないか...悩む。自称神かもしれない。でも神という名で電話番号を登録した覚えがない。
男は、覚悟を決め電話に出る。
「もしもし...」
『やっと、出た!まったく...早く出てよねー。いきなりの異世界で混乱したのかなー?アハハハハハッ!それなら仕方ないね。』
「...うざ。」
『っ!う、うざ?えっ?初めの1言目がそんなのってないよー。私、ショックだなー。キミ、私は神なんだよ?もっと敬う感じでさー、なんて言うのかなー、それなりの態度っていうのがあるんじゃない?』
「...黙れ。さっさと家に返せ!」
頭を抱え、大声で電話口の神に怒る。ただ平凡に暮らし、安らかに死にたかっただけの男。
『ふふふ、アハハハっ!怒ってるね、キミぃ!でもでもー、返せないんだよねー。キミがこの世界に転移したのは、とある魔法使いが召喚したからなんだ。不確実な召喚術式だったから座標が辺鄙な場所になってしまったけどねー。クスクスっ。』
「...その魔法使いはどこだ?」
『それを聞いて、キミはどうするのかな?』
「質問を質問で返すな。」
『はいはい、答えるよ。キミを召喚した魔法使いは死んだよ?絶望して、死んだよ。クスクスっ。異世界の人間を召喚なんて無謀な事をしたもんだよねー。』
「死んだ...だとっ?ちっ...」
何が楽しいか分からないが神は笑っている。その笑い声が癇に障る男。
『この世界で興味深いことをしていたから覗いていたらまさか、異世界の人間を召喚とはねー。偉業だけど、魔法使いの前に召喚出来ず失敗したと思い込んで絶望して死ぬなんて馬鹿だよね?』
「あぁ、本当に馬鹿。馬鹿すぎ。もっと有能な人間を召喚すれば良かったものを...なんで俺なんだよ...クソっ。」
『キミも不幸だよねー。なんも力もなく、装備もなく、知恵も無い。キミが召喚されたところで何の意味がない。さて、そんなキミに何故私が声をかけたでしょうか?当てたら力を1つ何でも与えるよ。』
「...お前にとっての娯楽。さしずめ、俺はお前のピエロ。この愉快犯め...」
『あったりー!すごいねー!!よく分かったね!うんうん、キミの言う通り、私の感は正しかった訳だ。ふふっ、キミの望む力を1つ与えよー!いぇーい!』
(伊達に厨二病を拗らせた大人ではない。俺は...こんな時望む力は決まっている。)
「魔力など制限なく何でも召喚出来る力。あとサービスで長寿にしてくれ。せっかくだ、この世界を楽しみたい。」
『なんでもー?うーん、キミが言う何でもってなに?』
「何でもだ。」
『答える気がないと...まぁいいや!楽しそうだから、その力を与えよう!それと私の退屈を埋めてくれるなら長寿にしてあげる!ふふっ、頑張ってね...』
身体が少し光った程度。もう力が手に入ったのか?
『それじゃー、また連絡するね!バイバイ』
ツーツーツー
電話が切れ、耳からスマホを外す。
「はぁー。また...またかけてくるのかよ。それにしても、何でも召喚できる力を手に入れられるとは。ラッキーだ。」
後書き
次回 召喚
3作品目です。
2作品目では、ストーリーがグダグダでまったく読みずらい作品だったなと反省しております。それを踏まえ、次こそは!頭のネジを外しながら、想像しやすい描写を書くようにします。はい、たぶん。
何卒、よろしくお願いします。
本文
2023年某月
今日も自動車部品の組付けの仕事をする男。同じ部品を機械にセットする仕事を毎日繰り返す。肉体労働ではない仕事だが、何も面白味がない。
(だが、それがいい。立ち仕事ではあるが、この仕事に慣れたしね。こんな楽な仕事で金が貰えるなら定年まで平凡に暮らせる。)
仕事仲間とは仕事の話をするだけの関係。友人と言えるほど親しくない。休日、友達と遊ぶことも無い。
(ふっ...そもそも、友達なんていないが...家に帰ったら、趣味のアニメを見るのに忙しいからな。)
この男、人と接することを嫌がる。自分の時間を大切する。その結果、学生時代は恋人がいたが数ヶ月で別れ、それ以降、恋人が居ないのである。
(今日の夕ご飯どうしよう...コンビニ弁当も全て制覇したし...うーん。悩ましい、惣菜パンでいいかな。)
慣れた仕事とは身体に染み付いている分、考え事をしてもなんとかなるもので...そんなこんなで仕事が終わり定時で退勤する。
「はぁー、今日も何事もなく終わった。帰りにコンビニ寄って帰ろ。」
軽く身体を伸びをして車に乗り込み買い物した後、アパートに到着。まさか、この後異世界に放り込まれるとは知らず。いや、誰も予想は出来ないだろう。
「誰も居ないけど、ただまー!えっ...」
風が吹いている。気持ちいい風。丁度いい気温。玄関を抜けた先が辺り一面の草原が広がっており、ピクニックには最適な場所かもしれない。
「は?ここどこ...」
男は後ろを振り返り玄関がないことに気付き、能面のように表情が抜け落ちる。
ブルルルルッ、ブルルルル
男のズボンのポケットにあるスマホが振動している。こんな時に電話?誰だよ...と思いながらスマホを取り出し画面を見る。
神
「は?神?」
顔から血が戻ってきたかのように、徐々に表情が険しくなりスマホの画面を睨めつける。
この電話に出るか、出ないか...悩む。自称神かもしれない。でも神という名で電話番号を登録した覚えがない。
男は、覚悟を決め電話に出る。
「もしもし...」
『やっと、出た!まったく...早く出てよねー。いきなりの異世界で混乱したのかなー?アハハハハハッ!それなら仕方ないね。』
「...うざ。」
『っ!う、うざ?えっ?初めの1言目がそんなのってないよー。私、ショックだなー。キミ、私は神なんだよ?もっと敬う感じでさー、なんて言うのかなー、それなりの態度っていうのがあるんじゃない?』
「...黙れ。さっさと家に返せ!」
頭を抱え、大声で電話口の神に怒る。ただ平凡に暮らし、安らかに死にたかっただけの男。
『ふふふ、アハハハっ!怒ってるね、キミぃ!でもでもー、返せないんだよねー。キミがこの世界に転移したのは、とある魔法使いが召喚したからなんだ。不確実な召喚術式だったから座標が辺鄙な場所になってしまったけどねー。クスクスっ。』
「...その魔法使いはどこだ?」
『それを聞いて、キミはどうするのかな?』
「質問を質問で返すな。」
『はいはい、答えるよ。キミを召喚した魔法使いは死んだよ?絶望して、死んだよ。クスクスっ。異世界の人間を召喚なんて無謀な事をしたもんだよねー。』
「死んだ...だとっ?ちっ...」
何が楽しいか分からないが神は笑っている。その笑い声が癇に障る男。
『この世界で興味深いことをしていたから覗いていたらまさか、異世界の人間を召喚とはねー。偉業だけど、魔法使いの前に召喚出来ず失敗したと思い込んで絶望して死ぬなんて馬鹿だよね?』
「あぁ、本当に馬鹿。馬鹿すぎ。もっと有能な人間を召喚すれば良かったものを...なんで俺なんだよ...クソっ。」
『キミも不幸だよねー。なんも力もなく、装備もなく、知恵も無い。キミが召喚されたところで何の意味がない。さて、そんなキミに何故私が声をかけたでしょうか?当てたら力を1つ何でも与えるよ。』
「...お前にとっての娯楽。さしずめ、俺はお前のピエロ。この愉快犯め...」
『あったりー!すごいねー!!よく分かったね!うんうん、キミの言う通り、私の感は正しかった訳だ。ふふっ、キミの望む力を1つ与えよー!いぇーい!』
(伊達に厨二病を拗らせた大人ではない。俺は...こんな時望む力は決まっている。)
「魔力など制限なく何でも召喚出来る力。あとサービスで長寿にしてくれ。せっかくだ、この世界を楽しみたい。」
『なんでもー?うーん、キミが言う何でもってなに?』
「何でもだ。」
『答える気がないと...まぁいいや!楽しそうだから、その力を与えよう!それと私の退屈を埋めてくれるなら長寿にしてあげる!ふふっ、頑張ってね...』
身体が少し光った程度。もう力が手に入ったのか?
『それじゃー、また連絡するね!バイバイ』
ツーツーツー
電話が切れ、耳からスマホを外す。
「はぁー。また...またかけてくるのかよ。それにしても、何でも召喚できる力を手に入れられるとは。ラッキーだ。」
後書き
次回 召喚
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