どーも、反逆のオッサンです

わか

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サツキ公国編

第132話 どーも、吹っ切れるです

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前書き

前回のあらすじ

主人公、やっちまう


本文


 どーも、やっちまった、遂にやっちまったおっさんです。掛け布団にくるまって寝ようとするが中々寝付けない。さすがに空気をよんだのか、ユリさんとネイレスさんは声を出さない。というより俺の側から離れている。珍しい。昨日今日だ。ベタベタしてくると思ったのだが...
 俺は掛け布団から這い出るようにモソモソ動く。顔を出して見ると、俺を凝視しているユリさんとネイレスさん。

 「ケンさん、ごめんなさい。でもね、私はとても幸せよ。」

 「私も幸せです。ごめんなさい。貴方とひとつになれて...ふふっ。」

 俺は大きく息を吸い込み吐き出す。

 「はぁー。なんか、2人を見てると悩んでる俺が馬鹿らしく感じるわ。それより、下着姿だと目のやり場に困る。服を着てくれ。」

 いそいそと服を着始める2人。俺も布団の中で服を着る。汗で身体がベトベトする。
 ベッドから出てユリさんとネイレスさんに謝る。

 「俺こそ殴ってごめんなさい。条件反射でやっちまいました...それと、俺のトラウマを吹き飛ばしてくれてありがとう。今、とっても開放感に満ちているよ。」

 「やっと昔の女を超えたわ!とうとう私とネイレスの男になって、ケンさんの女になれた...うふ、フフフフフフっ。」

 両腕で身体を抱きしめて震えはじめ、目から涙が...

 「ユリさん...」

 「ちょっと、ユリ!貴女、ケンさんの気を引こうとしているでしょ!ケンさん、騙されないで!この女、また抱いて欲しいと考えています!」

 「チッ...ネイレスこそ、抱いて欲しいでしょう?ケンさんに叩いて欲しいでしょう?罵って欲しいんでしょ!?」

 「そうですよ!して欲しいですよ!そして、また虐めて欲しい!」

 (おいおい、逞しすぎるだろ...)

 口喧嘩している2人を放置して疲れが更に疲れがまして正直昨日同様動きたくない。それでも空腹のため朝食を作り出す。凝った食事は面倒、パンに即席スープ。口喧嘩を辞めたユリさんにサラダ、ネイレスさんには、ベーコンと卵焼きをお願いする。

 「ねぇ、ユリさん、血をスープの中に入れるのはいいけど色が変わってんだけど。」

 後で治癒《ヒール》するからと言って手首を切るのはやめろよと言いたい。でも鼻歌を歌いながらルンルンでスープとサラダに血を振りかけている。血がドレッシングになってんぞ。ユリさんが貧血で倒れないといいけど。

 「できましたよー。うふふ。ベーコンも卵焼きをハートにしました!お召し上がりください。」 

 「私特性のスープとサラダよ!」

 「お、おう。めちゃくちゃ機嫌がいいね?」

 「だってケンさんが私たちに料理の殆どをお願いするなんて、多分初めてですから。ね、ユリ?」

 「ええ、昨日といい今日も最高な気分よ!」

 もうなんだっていいや。考えるのをやめ、無心になって朝食を頂く。ニコニコして俺が食べている様子を見ている2人。そして、何かを待っている。

 「あ...ちょーおいしい。こんな斬新な料理初めて食べる。でもハートを崩すのは気が引けるから次は普通に焼いてね。あと血は直接飲みたいなー。だから料理に血を振りかけるのは勿体ないから次は普通に作ってね。」

 俺からの料理の感想を伝えると、笑みが深くなる。そして一言アドバイスで衝撃を受けたかのように目を見開く。

 「そ、それは...私の血を直接肌に口をつけて飲みたいというケンさんの願い。分かったわ。ふふふふふ。これからは料理に血をかけないわ!」

 「確かに...ハートを崩すのは良くないですね。次からは普通の形で提供します!真心と愛をこめて!」

 (これは...いわゆるチョロインというやつでは?)

 朝食を済ませた後、食器を俺が洗い、その間に汗を流すように2人に言う。行為した後の匂いがするだよね...

 (もう、公国にいる必要はないし、さっさとこの国から出よう。レストについては1度保留。次の行先はエルフの国、カンナ王朝だな。)


後書き

次回 公国から出る
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