ダンジョン・エクスプローラー

或日

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048:地下8階4

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 かがり火の向こう側にいたクオトアがネットを引き寄せると、こちらに向かって移動を始める。そして右を向いて手招きのような動作をした。どうやら他のクオトアが近くに来ているようだった。
「どうやらここからは正面からやった方が良さそうだな。ネットがやっかいだ。あれから頼む」
 岩陰に潜んで釣り出して狩る手順はもう意味がないだろう。それよりも後続が見えていた方がいいと判断し、エディが盾を構えて前に出る。
「ファイアー・ボルト!」
 ネットを持ったクオトアが近づいてきたところでそのネット目掛けてフェリクスが魔法を放つ。クオトアのダメージよりもネットを使えなくさせることを狙ったものだ。
 奥の方からスピアを持ったクオトアが近づいてくるのが見える。1体、また1体。
 ネットを失ったクオトアが何事かを叫び、距離を詰めて飛びかかってくるが、これはエディの盾に遮られ、そして動きを止めたところを斧と、クリストの剣とで攻撃され、その場に崩れ落ちる。
「ウェブ! ちょっと多そうよ!」
 その間に近づこうとしていたクオトアにかけるようにカリーナの魔法が放たれる。2体までは見ていたが、いつの間にかその向こうからもクオトアが向かってきていた。しかも2体3体と段々に数が増えていく。左手の壁沿いをウェブに埋められたと見るとかがり火の右手、湖側にう回して向かってくるクオトアもいた。
「ウェブを維持! フェリクス、壁作れるか」
「わかった。ウォール・オブ・サンド」
 湖側を遮るように砂嵐の壁が立ち上がる。かがり火をう回してそちらから向かってこようとしていたクオトアがその進路を遮られて立ち止まった。これでクオトアの進路はかがり火とウェブの間の狭い範囲に絞られる。
 その間を抜けてピンサーを持ったクオトアと、スピアを持ったクオトアが迫る。さらにその背後にもスピア持ちがいるようだった。
「ち、まだ多いな。エディ、そいつ頼む。他をもらう」
 エディにピンサー持ちを任せると、クリストがそれ以外のスピア持ちに剣を振り回し注意を引きつける。攻撃を避け、さばいて切り返して攻撃。それを繰り返して徐々にクオトアを削っていった。その2体を倒しきったところでピンサー持ちに取りかかり、脇から攻撃を仕掛けていく。だがそのタイミングでさらにスピア持ちが躍り込んできた。
 ピンサー持ちは諦めここもスピア持ちの処理を優先する。攻撃をさばいて切り返す。さすがに数が多くなってきたことでフリアも攻撃に参加し、ナイフで援護だ。
 倒したところでピンサー持ちにもう一度取りかかり、今度は脇腹、そして足と切りつけることに成功した。そこをエディも攻撃に切り替え、盾を押し込み斧で殴りつける。削る速度を上げるためにフリアも攻撃に続けて参加だ。
 だがここでまたクオトアに増援が入る。クラブを持ったもの1体、スピアを持ったもの1体。魔法の援護がない分だけ削る速度は落ちている。増援に対してどうしても間に合わなくなってきてしまっていた。
 再びクリストがその2体を引き取る。スピア持ちをさばくことは今までと同じで容易だったが、クラブ持ちはやっかいだった。武器の扱いがうまくこちらの動きに合わせてくる上にこちらの攻撃はうろこに遮られて思うようには入らない。
 それを見たフリアが今度はエディの援護に入り、とにかくピンサー持ちを倒すことに集中した。エディが改めて殴りに行き、フリアが切る。ようやく膝が崩れたと見たところでエディが斧を突き入れて倒しきることに成功した。
 確認できたところで残る2体を3人で、というタイミングでさらにクオトアに増援が入る。またしてもピンサー持ち、そしてクラブ持ち、スピア持ち。一度に3体だった。それを見たカリーナがウェブを諦める。
「シャター!」
 クオトアのいる場所にすさまじい音が響き渡り、ピンサー持ちが膝を着き、スピア持ちがひっくり返る。クラブ持ちはまだ前進していたが、手に持ったクラブを見ると、それをこちらに向かって投げつけてきた。クラブは空中で2つに割れ、1つはエディの盾に当たりもう1つはクリストが剣で払い落とす。だがこれで時間を作られてしまった。
 クラブを投げつけたクオトアがそのままエディに飛びかかり、盾を殴りつける。クリストが移動して攻撃に移ろうとしたが、ピンサー持ちが立ち直ってこちらに向かってきているのに気がつき、そちらに対処するために構え直す。
「フェリクス、これは援護をもらった方が良さそうだ」
「そうだね、どうもウォールは無視されている気がするよ。削るのを優先しよう」
 ウェブとウォールで範囲を狭めた割には効果が薄い。増援が2体か3体なせいで近づいてこれる上にそのタイミングが早いように感じられた。
 クオトアがクリストに向かってピンサーを突き出す。これで挟まれると不利な体勢になってしまうので思い切り切り払い踏み込んで距離を詰める。
「ファイアー・ボルト!」
 その横面に炎の矢が命中、体勢を崩したところ狙ってクリストが切りつける。
 エディは盾で殴りつけるクオトアの拳を防ぎながら斧で切りつけて入るのだがうろこのせいか思うようにはダメージを稼げていない。盾を挟んでの殴り合いのような状況になってしまっていた。
 後ろでスピア持ちがようやく立ち直り、こちらに向かって進んでくる。さらにその後方にもスピア持ちやネット持ち、クラブ持ちの姿も確認できた。増援が止まない。
「もいちど、シャター!」
 そこを狙ってカリーナが削りに行く。激しい音を受けてスピア持ちやネット持ちはしゃがみ込み、クラブ持ちはふらついた。
「ライトニング・ボルト!」
 そこへフェリクスが魔法を重ねる。クリストと競り合うピンサー持ちを貫いた魔法の雷が後続のクラブ持ち、スピア持ちと続けて打ち抜いた。
 押し切ろうとクリストが剣を構えてピンサー持ちに斬りかかったタイミングだった。前線のピンサー持ちと殴り続けるクオトア、そして後続のスピア持ちネット持ち、クラブ持ちの上に光が降り注ぐ。
 光を受けたことで後続が完全に立ち直り武器を構えて近づいてくる。前線にいたピンサー持ちと殴りの2体はいつの間にか体の傷が癒えていた。
「は? え? 回復魔法持ちがいるの?」
 クリストと戦うクオトアが口を開け何事かを言うと、その背後、フェリクスとカリーナがいる場所で雷鳴が鳴り響き、2人は思わず身をすくめた。
「ち、」
 クリストがその魔法と思しきものを使ったことで動きの止まったクオトアを攻撃するが、回復してしまっているせいでここで倒しきることができない。
 エディも殴り合っていたクオトアが回復してしまっているので全てやり直しだ。
 その間に後続がこちらに迫ってきていた。数の上で完全に互角になってしまう。ネット持ちが手に持っていたそのネットを振り始める。あれを頭上から投げ込もうというのだ。
 そこへフリアがナイフを投げ、手を止めさせる。止まったことでネットは垂れ下がったがダメージを与えたというところまでは行っていない。
 だがそこでフェリクスが雷鳴から立ち直る。
「ファイアーボール!」
 ネット持ちの背後を狙って火球を放つ。エディやクリストを巻き込むわけにはいかないので少し離れた位置にはなるが、それでも近づいていた後続の3体を飲み込むことには成功した。ネットもこれで燃やすことができるだろう。
 その後ろ、かがり火の辺りに3体のクオトアの姿が見えた。またもスピア持ち、ネット持ち、そしてスタッフ持ちがいた。
「まだ来るのか、これはさすがに多くないか」
「ちょっとこれは保たないかもよ。後退した方がいいかも、」
 そこまで言いかけたタイミングだった。スタッフ持ちがかがり火の近くで立ち止まると湖の方を向き、スタッフを振って何かをした。
 水面が持ち上がった。
 洞窟とつながる部分を端として洞窟全てを埋め尽くすような幅で水面がぐぐっと持ち上がり、クリストたちの背をはるかに超える水の壁を作り出したのだ。
 その水が洞窟の側へと落ちてくる。ドザッという音、ザザという音、バシャッという音が聞こえた気がした。波を受けてかがり火が消える。
「ウォーター・ブリージング!」
 カリーナの魔法が間に合った。
「後退!」
 言うまでもなく全力で後退だった。戦っている場合ではない。落ちてきた水は勢いよく洞窟にあふれ、瞬く間にクリストたちを飲み込み、そのまま押し流していった。
 足元をすくい、壁にたたきつけながら水は勢いよく流れていく。魔法のおかげで呼吸はできるが水の中では動くすべがなかった。頭を守り、武器を手放さないように抱きしめるだけで、あとは水が流れきるのを耐えるしかなかった。
 ガンゴンと自分の体がどこかにぶつかる音がしていた気がしたが水の中で実際に聞こえたわけではないだろう。流れる水はクリストたちをどこへ流していくのか、ただ身を任せているしかできなかった

 流れる水は次第に勢いを弱め、流されると言うよりは転がされるような状態になって地面の凹凸に弾かれながら、そのままどこかの壁際へと押しつけられる。さすがに壁に天井に地面にぶつけられながら流されたダメージは深刻だった。
「‥‥マス・ヒーリング・ワード。はー、もいっかい、マス・ヒーリング・ワード」
 カリーナがスタッフを持ち上げ全員に回復魔法をかける。一度では効果を実感できなかったのか2回だ。
 最初の回復魔法でエディとクリストが起き上がり、2回目で他の3人も身を起こした。
 どうにか全員無事だったようだ。地形のおかげかそろって同じ場所へ流されたことには感謝するしかないだろう。ここで分断されていたら、クオトアの群れの中だったら、そこで終了になっていた可能性もあったのだ。
「ふぅ、何とか乗り切った‥‥クオトアだ、後退!」
 だがそこで落ち着いて休憩するようなことは許されないらしい。群れの中に放り込まれたわけではなかったのは良かったが、群れから引き離してはくれなかったらしく、水の流れを難なく乗り越えてきたらしいクオトアが迫る姿が見える。
「どっち!?」
「壁に左手をついて後退!」
 水に流されたせいで位置情報がなかった。だが目の前にクオトアが迫ってきているのだ。今はとにかく移動して態勢を整える時間が必要だった。
「ライト!」
 水に流されたことでランタンが手元にない。どこかで失ってしまっていた。身につけていた道具だとかは無事なようだが、手放してしまっているものに関しては諦めるしかないだろう。
 先の見えなさに気がついたフェリクスが魔法の光を作りだし、その明かりを頼りにとにかく後退を続ける。
「また来た! 右!」
 フリアがクオトアの増援に気がついたようだ。これで迫ってきているクオトアは何体になるのだろう。
 先ほどの広い場所でのクオトアの増援にも途切れる気配がなかったが、それがそのまま追撃にも適用されているのか、こちらでもまた途切れる気配はない。
「エディ、武器はあるか」
「盾はある、斧がない。まあ大丈夫だ」
 盾にしがみつくような体勢で流されたのでそれは良いのだが、これまで有効だった長物の武器は失っている。とはいえ予備の剣はあるのでこれで戦闘自体はできるだろう。問題はやはり、この先も増えるかもしれないクオトアの数だ。
「左からも来たよ!」
 やはり増援を止めるつもりはないようだ。前方左から近づくクオトアがちらりと見える。先頭にいるのはピンサー持ちか。
「全力で後退するぞ。準備してくれ」
 どこかで迎え撃つというのも手ではあるが、先ほどのようにクオトアが増え続ける状況には持ち込まれたくはなかった。ピンサー持ちやクラブ持ちは防御力もそうだが何より体力が多いようで、どう考えてもすぐに倒せるような魔物ではない。
 後退する速度を上げ、距離を離しにかかる。だが洞窟は足元が悪く思うようにはいかず、なかなか距離を開けられない。左手に壁を見ながらそのまま後退していくと通路のようなところへと入りこむ。これで少なくともクオトアの群れは一方からに絞られる形にはなった。
「モールド・アース」
 カリーナが魔法で地面の凹凸をさらに激しくする。これでここを乗り越えて追ってくることは困難になるだろう。
「これで時間が稼げるわ。戻りましょう」
 少なくともすぐに追いつかれるという状況は避けられるのだが、視界を完全にふせげるほどの地形変化ではないので魔法は届いてしまう危険もあったしクオトアの地形を乗り越える速度も想像ができない。今のうちにもっと距離を離しておきたいところだった。
「通路に入れたのは良かったな。とはいえここはどこだ?」
「ね、この先水たまりがある。それで壁際に宝箱。開いているよ」
「お? ということは来たところだな」
「地図だと、ここだね。何とか戻れそうだよ」
「ジャイアント・バットがもういるみたいだけど」
「バットか、まあそれくらいはかわいいもんだろう」
 今までの難易度に比べれば十分すぎる低さだ。クオトアを足止めしている今のうちに手早く片付け、追いつかれる状況を作られなければそれでいい。
「シェイプ・ウォーター」
 まずは水を凍らせる。これで水につかって罠にかかるという事態は回避される。
 後はフリアが石を投げて釣ったバットをエディとクリストが切り落として終了だ。バットの数も2体と少なかったこともあってすぐに戦闘は終了し、後退を再開する。凍らせた水面を渡りきったところで通路は二股に別れていた。
 さすがにここまで来ればクオトアの追撃も防げたと考えていいかもしれないが、クオトアの自分たちへの執着度が分からない。完全に安全を確保したとも言いがたいのだ。できればこのまま後退の速度を維持して階段までたどり着いてしまいたかった。
「右リザードの群れ、左フロッグの群れ」
「マジか、面倒だな」
「ね、右のリザードって小さいのが多かったところよね。それならコンフュージョンを入れるから、強引に通れないかしら」
「ああ、なるほど、その手もあるのか。よし、エディ、左の壁沿いに前進だ。俺たちはその陰に入るようにする。で、見えたところで魔法頼む」
 方針を決めたら移動を再開する。エディが右手に盾を構えて陰を作り、そこに全員がまとまって左手に壁を身ながらの移動だ。これで少なくとも左からの攻撃はなくなる。
 すぐに洞窟は広くなり、ジャイアント・リザードが2体と小さなリザードが多数いる場所に差し掛かる。
「コンフュージョン」
 カリーナの魔法がその中央付近に放たれると、2体のジャイアント・リザードが急に互いを攻撃し始めた。敵に見えているのかそれとも急に何かが気に入らなくなったのか。小さなリザードはうろうろとさまよったりジャイアント・リザードのけんかに巻き込まれたりとさまざまだ。
「よし、今のうちだ。小さいやつは無視でいいぞ」
 この混乱に乗じて広い場所は抜けてしまうことにして先へ進む。ジャイアント・リザード2体のけんかは激しいもので、その近くを通るときはさすがに恐ろしいが、こちらが進むことにはまったく興味が向かないのか殴り合いを止める気配はなかった。
 途中で2体ほど小さいリザードが進行方向に割り込んでくることがあったが、それはクリストが蹴飛ばすだけで片付いた。
「よし、さっさと行こう。さすがにここまで来ればクオトアが追いついてくるってこともないだろうしな。ここのリザードもいい邪魔者になってくれるだろう」
 ここを抜ければもう少しだった。その先で二股に別れていた洞窟が合流し、そしてまた二股に別れて合流という形を繰り返す。その先の広い場所にはまたしてもジャイアント・リザードが2体いた。
「帰りたいってところでこれだと段々面倒になってくるよな。仕方がない、ここは頑張って倒すか」
 エディとクリストが1体ずつを受け持つことにして後は魔法の支援だ。
 左右に開いて近づくとジャイアント・リザードもそれぞれ分かれて迫ってくる。これで分断は完了した。
「ファイアー・ボルト!」
 定番だがダメージを稼ぎたい状況ではやはり選択肢としてはこれだろう。フェリクスとカリーナがそれぞれのリザードに向けて魔法を放つ。顔面を捉えた炎の矢が炎上したところへエディとクリストが斬りかかった。
 体勢が調っていて魔法の援護を受けながらであればどうという魔物ではない。エディは盾で殴りつけてから剣で切る。クリストは移動して攻撃を避けながら切り返し。その繰り返しで片が付いた。
 ジャイアント・リザードを倒した先には何かの弱体化の罠らしき水たまり。これも凍らせて渡り、その先の二股に分かれた道は前回とは違う右を選ぶ。左にはフロッグがいたのだが今回はどうだったのだろう。
 幸いその通路に魔物はおらず、しばらく進んだところで洞窟は石組みのダンジョンへと姿を変えた。ようやく7階への階段にたどり着いたのだ。
 そのまま腰を下ろして休みたくなるところを踏ん張り、階段を上がって7階の階段室へと入る。今まで魔物が階段を上がってきたケースはなく、そして8階の魔物も階段の近くにはいない。
 7階の階段室に入ると荷物を放り出し、地面に座り込む。これでようやく一息付けるだけの余裕が生まれたのだった。

 階段室ではしっかりとした休憩を取る。
 ここから6階の拠点へ戻るのだが、その間にはオークなどの魔物との連戦も予想されるのだ。魔法を使える状態にしておく必要があった。
 湯を沸かし食事をし睡眠を取る。これも階段室が安全だからこそできることだ。
 休憩を取り回復してからは帰路だ。
 部屋を出て通路を右へ。真っすぐ進めば壁抜け用のポータルがあり、その先の部屋にはブタのような魔物が1体と臭い魔物が2体。フェリクスとカリーナの魔法で臭い魔物を燃やし、ブタのような魔物はエディとクリストで対処する。悪魔系と思われるこれらの魔物は弱いことが幸いだった。
 そこからは左へ進み通路へ出たら右へ。長い直線の突き当たりにオークのいる部屋が見えたら右への分かれ道に進めば6階への階段なのだが、その通路の先の方にオークの姿を確認。まずは部屋の中のオーク2体を処理するためにファイヤーボールが投げ込まれ、その後にエディとクリストが突っ込んで倒した。その間に分かれ道の方にはカリーナがウェブを仕掛け、オーク1体が引っかかったところへ部屋でのオーク戦を終えたエディとクリストが駆けつけて倒した。これで7階の行程は終了だ。
 6階に上がってしまえばその先はもっと簡単だ。
 曲がりくねった通路の先で臭い魔物がいないことを確認。その先の罠のある部屋を気をつけて通過したら部屋にいるオークが出てこないことを確認。そして通路を進み、長い通路をうろうろと移動しているオーク1体がいるのでその位置を確認。近い上にこちらに向かってきそうということで、それを安全な場所まで釣りだして倒したら階段室へ進む。これで5階に到着だ。あとは安全な通路を移動するだけで6階の拠点へたどり着ける。これで6階から8階までを踏破した今回の探索は終了した。
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