ダンジョン・エクスプローラー

或日

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053:地下7階8

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 グリムロックを倒し、最終的には爆発して終わった人型の魔物がやってきた通路の先を調べるために移動を開始する。その先の通路は丁字路にぶつかり、右は長く直線が続き、左は少し先で部屋になっているようだった。
 右へ進むとしばらく先で左への分かれ道があり、その先は少し先で扉に行き着く。そして真っすぐに進んだ先では流れ落ちる水の音が聞こえ、すぐに最初に場所だけ確認して素通りした吹き抜け手前の分かれ道の場所へとたどり着いていた。これでぐるっと回って戻ってきたことになり、地図が埋まる。次は最初の丁字路へ戻って逆方向の部屋へ進む。その部屋は特に魔物などもいなかったが、部屋の中央は水浸しになっていた。
「これはどう見ても罠。何てわざとらしいの。部屋の四隅は大丈夫みたいだから壁沿いに回ろう」
 すでに水たまりそのものが罠という場所は知っている。ここで踏み入れる気にはとてもなれなかったのでう回できる壁沿いを伝っていくことにした。
 右手に沿って移動すると、入ってきた場所から見て右の壁に通路があり、そしてその通路はしばらく先まで真っすぐに続いていた。
「広い部屋っぽい。広くて天井も高い。壁にこう、下にも上にも照明があるね。それで羽音がたくさんする」
 様子をうかがってきたフリアの報告を聞き、その部屋を調べることは後回しにして引き返す。水たまりまで戻ったところでまた右手を壁に付けて移動だ。その右側の壁にも通路があり、ここも長く直線が続いているようだった。
 しばらく先で左の壁に扉があり、さらに通路は続いて突き当たりで右に折れ、そこで扉に行き着いた。
 これで階段から始まって一定の範囲内の通路を全て埋めたことになる。次はどこの扉を調べるか、あるいは別の通路へ進むかだ。
 とりあえず目の前にある扉をフリアが調べる。
「鍵なし、罠あり、これは見たことあるやつ、たぶん刃が出てくる。気配なし」
「さーて、どうするか。残りの通路は羽音がしたところと、後は階段室の向こうのホブゴブリンのところか広い部屋になっていそうなところだな。よし、近いところから見ていくか」
 方針を決めたところでフリアが罠を解除し扉を開ける。
 部屋の中には何もなく、正面の壁に扉があった。
「ん? 何となく違和感。床、変じゃない?」
 扉を開けたところでフリアが部屋へは入らずにそう言う。
「床か? どれ、うーん、分からん。どうだ?」
「分からないね、いや、色がちょっと違うのかな?」
「色か? そうか? あー、言われてみれば少し濃いか?」
 違和感の正体はよく分からないが、何となく床の色が違うような気がするという話にまとまっていく。
「床が崩れるとかの罠かしら。何か投げ込んでみる? それとも床にダメージを与えられるように魔法を投げ込んでみる?」
「投げ込めるようなものがないな。武器だ盾だってわけにもいかないしな。試しに魔法を頼む」
 そう判断し、カリーナが準備をする。
「ワード・オブ・レイディアンス」
 魔法の言葉を使い部屋の中へと燃えるような光を投げ込んだ。
 その効果はてきめんだった。光が降りると同時に、床が波打つようにうごめき始め、動きが次第に激しくなっていく。
「あー、そう来たか。グレイ・ウーズだろう。触れると金属を溶かされるからな。魔法だけで片付けられるか?」
「部屋全体を覆う数でしょ? 範囲魔法じゃないと大変だし、どっちにしても時間がかかるわよ」
「そうなるとさすがに危険か、よし、この部屋は回避しよう」
 金属製の武器では倒して回ることができない問題、魔法の使用回数の問題、範囲魔法でなければこの数を一度に処理できない問題、その間にグレイ・ウーズが移動して扉を開けたカリーナを攻撃する危険。そういったことを考慮するのなら強力な範囲魔法で一気に倒すか、そもそもこの部屋は通らないことにするかだ。
 今までの例からすれば階段室の前がそんな危険な状況だったことはない。ひとまずこの部屋をパスすることに決め、通路を引き返す。
 その先には右の壁に扉があり、次に調べるのはそこになる。
「鍵なし、罠なし、気配あり」
「気配ありか、ハズレのような気もするが、一応見ていくか」
 フリアがエディと場所を変わり、クリストが扉を開ける。
 部屋の中には先ほども見た小さな人型の、火をまとうようにした魔物が2体いた。
「ち、魔法を頼む」
「了解、レイ・オブ・フロスト!」
 扉から入る前にその開けきらない隙間からフェリクスが冷気の魔法を放つ。
「レイ・オブ・フロスト!」
 さらにそれに続いてカリーナも魔法をもう1体に向けて放った。
 この攻撃を受けた奥の1体がうずくまるように姿勢を変え、体中から火を漏れさせる。もう1体はまだ近づいてこようと動きを見せ、そこへフリアがナイフを投げ込むと、驚いたような顔をしてそして火を漏れさせ始めた。
 バンッ
 クリストが扉を閉めると全員がそこから離れる。
 すぐにバンッ、バアンッという激しい音が聞こえてきた。恐らく部屋の中で爆発したのだろう。だがさすがダンジョンの壁も扉もその程度ではびくともしなかった。
 音が消え静まりかえったところで再び扉を調べるためにフリアが近づく。
「うん、気配なし、良さそう」
 そっと扉を開けると隙間から熱気が漏れてくる。
「熱い、これは駄目」
「ちょっと場所変わって、プレスティディジテイション、うん、冷えた空気を送ってみたから治まるでしょ」
「おー、ありがと、どれ、うん。まだちょっと熱いけどいけそう」
 カリーナが魔法で冷たい空気を送り込むことで爆発の熱気は治まってきたようで、フリアが部屋の中へ入って確認する。
「宝箱発見、えい、よし、ミミックじゃなさそう。後は何もなし。えーっと、鍵なし、罠なし、それで中身は、宝石でした!」
 部屋の中で確認を済ませ革袋に宝石を入れてすぐに通路に戻ってくる。これでこの部屋の探索も終了だ。
「次はそこの羽音のする部屋か階段の向こう側か、よし、一度その羽音のした部屋を確認だけはしてみるか」
 方針を決めると再び移動を始め、水たまりのある部屋から通路へ進み、羽音のする部屋を目指す。しばらく進んでいくとすぐに通路の向こう側から激しく羽ばたく音がいくつも聞こえるようになってきた。同時に鳥のような鳴き声も聞こえてくる。かなりの数がいるのだろうか、その声が激しい。床に張り付くようにかがみ込んだフリアが通路の端まで進んで部屋の中をのぞき込む。そのまま右左と見て、さらに上を見上げる。
「うーん、かなり広い。上の方にたくさん飛んでいるのがいるんだけどそこまで大きくはないと思う。たぶんいるのは鳥系だよね。照明があるから視界は結構よさそう。ただここからだと反対側の壁はすこーし見えるくらい。左の方へはかなり先まで広がっていて端はたぶんあそこかなっていうくらい遠かった」
「どうにも何かありそうだな。階段室があるっていうよりは上でも良くあったエリアのボスってイメージの方だが」
「そうだね、ボス部屋っていう気がちょっとするね。そうすると今までどおりなら重要なものか貴重なものが手に入る感じかな?」
 これまでにも同じ階の他の部屋とは雰囲気を変えることはあり、そういう場所はだいたい何かしらの重要な要素を含んでいた。
「よし、やっていくか。部屋に入ったら左を目指して移動する。鳥は迎撃できるならするが場合によっては無視だ。さあ準備をしよう」
 エディとクリストは装備を確認、フェリクスとカリーナは魔法の準備だ。
 特に小さいが大量の鳥がいるとなればその全てを対処することは難しくなってしまう。後衛も防御に手をかける方が良いだろうと考えられた。後衛の2人はそれぞれにシールドとメイジ・アーマーの魔法を使用し、ここからは状況次第ということになる。そうしてクリストたちは広く高くなった大きな部屋へと踏み入った。

 大きな部屋へと踏み入ると、さらに羽音も鳴き声も激しく聞こえてくるようになる。
 見上げれば多数の鳥が飛び交っている様子を見て取ることが出来た。中には大きなものもいるようだったが、まだお互いに攻撃が届くような距離ではなく、クリストたちは左手の壁沿いに移動を開始した。
 少なくとも全方位から攻撃を受けることは避けたいとの思いからの壁沿いだ。
 1体2体と上空からヴァルチャーと思われる鳥が降りてくるが、エディが斧を振る、クリストが剣を振るとさっとまた上空へと舞い戻っていく。
 このまま進めるかと思ったとき、頭上を舞う鳥の姿に巨大なものが混ざり始めたことに気がつく。
「でかい、いくついる?」
「4かな、5かな。かなり大きいね。壁から離れないようにしないと」
「アース・バインドで落とすことはできるけれど、回数に限界があるからね、全部は無理よ」
 飛んでいる相手を地面に落とすことのできる魔法は2レベルだ。使用回数には限界があり、攻撃魔法や支援魔法を削ってでも使うかは微妙なところだ。
 飛び交う巨大な鳥が3体、徐々にその高度を下げ、姿形がはっきりと見えるようになってくる。小さな鳥がヴァルチャーだった時点で想像はされたが、やはりそれは巨大なヴァルチャーだった。明らかにこちらの様子をうかがっている。
 エディが盾を構え一歩前へ。そしてクリストも剣を構える。
「ブレス」
 カリーナが支援魔法を使う。
「マジック・ミサイル!」
 それと同時にフェリクスが魔法の矢を放ち、3本がそれぞれのヴァルチャーへと命中する。この攻撃に反応したのか1体が急降下を始め、その鋭い鉤爪をエディの盾にたたきつけ、また上昇していく。
 そしてまた1体、また1体とエディの盾を狙うように降下する。
 対するエディも盾だけでなく斧に引っかけて引きずり降ろそうとするが、さすがにヴァルチャーもそれは分かっているのか、目の前まで来てそのまま上昇していったり、目標をかえて隣のクリストを狙おうとしたりと動きを変えてきた。
 待ち受けていたクリストもそれに剣で攻撃をしかけ、鉤爪と斬り合う格好になる。
 3体が上空に戻りクリストたちの頭上を円を描くように舞う。
 その3体とは別に、また左右から巨大なヴァルチャーが降下を始め、それに小さなヴァルチャーたちが群れるようにして続いた。
「ガスト・オブ・ウインド!」
 カリーナが強風を巻き起こす魔法を使い、小さなヴァルチャーたちを吹き飛ばすが、巨大なヴァルチャーはその風でも一瞬姿勢を崩した程度で体勢を整え、すぐに鉤爪をきらめかせて降下する。
「マジック・ミサイル!」
 それを迎撃するためにフェリクスが魔法を放ち命中させる。
 そしてそれでよろめいた足元を狙ってクリストが剣を振り回し、その1体は地面へと落下した。エディが振り回した斧に狙われた1体は胴体を傷つけられたもののそのまま上昇して遠ざかる。残る巨大なヴァルチャーは4体か。
「ねえ、左の方から大きなのが来る。ヴァルチャーと形が違う」
「本命か? 飛ぶ魔物だよな、何だ?」
 ヴァルチャーは群れているためなかなかの脅威だが、ヴァルチャーだらけの状況でこのエリアのボスだとは言いにくかった。本命は別にいると見ていたのだが、それが動き出したのだろう。
 その巨大な姿がすぐに頭上へと到達し、ヴァルチャーたちの中央まで進んできた。群れに混ざるという形ではなく、その群れの上に堂々とした姿を据え置いたというように見える。その形は筋骨隆々としたライオンのものであり、頭と前足、そして翼はワシのものだった。この魔物は見たことがあった。6階のあのガラスの壁の向こう、地下世界の上空を悠々と飛んでいった姿だ。
「グリフォンか。いいところへいいやつが来たな」
 牛や馬、時にはヒポグリフのような魔物すらも獲物とする強力な肉食の獣だった。
「ヴァルチャーが邪魔ね。グリフォンが狙えそうなら落とすわよ」
「分かった。確かにヴァルチャーが邪魔だな。もう少し数を減らしたい」
 4体の巨大なヴァルチャーがぐるぐると円を描くように動き始める。その円が大きくなり、そしてぐるりと右方向へ旋回しながら前へ出ているエディを目掛けて殺到する。
「クラウド・オブ・ダガーズ!」
 フェリクスが魔法を使うと、ヴァルチャーたちがエディに到達する直前、その前方に旋回する短剣の群れが出現する。その短剣の群れに突っ込む形になってしまったヴァルチャーが次々と短剣によるダメージを受けていく。翼を体を足を切りつけられ、エディを攻撃するどころではなく、その空間を離脱しようとしていく。
 そこを狙って突き入れられたエディの斧によって1体が引っかけられ、地面にたたき落とされる。
 さらに移動したクリストも目の前を逃げようと上昇するヴァルチャー目掛けて剣を振り、1体をその犠牲にした。
「アース・バインド!」
 ヴァルチャーが上空へ移動しようとしたタイミングでカリーナがグリフォンを狙って地面へと縛り付ける魔法を放つ。
 これを受けたグリフォンが急激に高度を下げ、勢いをつけて地面にたたきつけられようとしたが、まさに地面にという瞬間身を捻り、太い後ろ足を伸ばして地を蹴り、その勢いのままクリストたちの方向へと突撃を仕掛けてきた。
 それを見たエディが斧から手を離し、両手で盾を支え突撃に備える。
 ガツーンッという激しい音がグリフォンとエディとの間から響き渡る。エディの足が勢いを殺しきれずにずずっと少し後ろへと下がった。
 さらにそこへヴァルチャーの群れが迫ってくる。小さいヴァルチャーは相手にしている場合ではないのだが、数がいるためにとにかく邪魔だった。巨大なヴァルチャーは攻撃のタイミングを計っているのかまだ上空で旋回している。
 今はまず目の前のグリフォンだろう。
「ライトニング・ボルト!」
 そこへ狙っていたフェリクスの雷の魔法が放たれる。肩口から貫かれるように雷に打ち抜かれたグリフォンが身もだえしながらも前足を振り上げ、盾越しにエディの頭を狙ってたたきつける。そこからさらに一歩下がると頭を振ってクリストにかみつこうと動いた。
 それを避けることに動きを費やしたクリストにヴァルチャーが群がり、振り払っている間にグリフォンは遠ざかる。
 そして再び地面を蹴り、エディに向かって突撃を開始、そのタイミングに合わせたのか上空の巨大なヴァルチャーが左右に分かれ、降下し始めた。
 群れるヴァルチャーを振り払いながらグリフォンと巨大なヴァルチャーに対処しなければならないようだ。
「ガイダンス」
 カリーナがエディに背後から触れ、支援魔法をかける。そして自身は群がるヴァルチャー相手にスタッフを振り回して対応だ。巨大なヴァルチャーは、まあ何とかなるだろう。
「マジック・ミサイル!」
 フェリクスが魔法の矢を放つと、2本は右から来る巨大なチャーに命中し墜落させることに成功する。そしてもう1本は左から来るヴァルチャーに当たるがまだその勢いは落ちない。それを見たフリアがナイフを取り出して投げ込むと、それがヴァルチャーの顎下に刺さり、そのまま姿勢を崩して地面へと墜落した。
 これで巨大なヴァルチャーは全滅しただろう。後の問題はグリフォンだけだ。
 激しい音をたてて盾に突撃したグリフォンがそこから足を振り上げる。
 エディがとにかく押し切られないように耐えている間にクリストが移動し、グリフォンの胴体に横から切りつけた。
 嫌がったグリフォンが下がろうとしたところへフリアが再びナイフを投げ込み、目の近くにそれを受けたグリフォンの動きが止まる。
 そしてそこへクリストがもう一度攻撃をしかけると首を深く切ることに成功し、そのままグリフォンは頭から地面へと崩れ落ち動きを止めた。
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