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1章
1-31 暴力
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ジェネラルごとき助けがなくても一人でやれる。
そう強く自分に言い聞かせ、握り締めた剣を振りかぶってジェネラルに突撃した。
ジェネラルは水の球を勢い良く撃ち出してくる。
それを剣で受け止め振り払った。
次の魔法を撃つには多少時間がかかる。
リキャスト時間を狙って叩くのは対魔法使いでの常識だ。
私は次の魔法の準備をするジェネラルの心臓を狙って剣を突き出すも、寸前のところでかわされる。
右足を軸にして体を捻り、そのままの勢いで剣を振り抜いた。
ズバッ
剣はジェネラルの体を捉えて引き裂いた。
苦痛の悲鳴を上げ苦しむジェネラルに追撃する。
腹をおもいっきり蹴り飛ばし、吹っ飛んだジェネラルを追いかけそのまま剣を体に突き刺し地面に縫い付けた。
しばらくビクビクと痙攣していたジェネラルだったが、やがて動かなくなったのを確認して剣を引き抜く。
汗を拭いながら後ろを振り返ると、バルドたちの方も片付いていた。
しかしまだゴブリンキングが残っている。
このまま戦闘を続行すべきか迷った。
シグレはまだ気絶しているし、バルドは足を火傷しているしルキはゴブリンに頭を殴られたのか血を流していた。
ゴブリンごときに遅れを取るのは癪だが、ここはパーティのことを考えて撤収した方がいいだろう。
急いでギルドに連絡して対策を取らねば。
「撤収だ、町へ戻るぞ!」
バルドたちにそう言った途端、後頭部に重く鈍い痛みが走った。
視界がぐにゃりと歪んで体が力なく地面に倒れ伏せた。
意識が遠くなっていく。
油断してゴブリンに殴られたのだと理解した頃には意識は闇の中に沈んでいた。
ごそごそと体をまさぐられる妙な不快感を感じて目が覚める。誰かに抱きかかえられているようだ。
うとうとと微睡んでいる中、鼻をつくような腐ったような臭いに突き動かされるように意識が覚醒した。
私を抱えているのはくすんだ緑色の細い腕。
サァッ、と血の気が引いた。
こんな肌の色をした生き物はゴブリンかオークだ。そして先ほどまでの自分の状況を見てゴブリンに囚われているのだと瞬時に理解した。
咄嗟に暴れようとするも体が動かない。
手足や体がこれでもかというぐらいにガッチリと縛られていたのだ。
慌てて辺りを見回すと、そこは朽ち果てたボロボロの小屋の中で私を抱えるゴブリンの他に五体ほどのゴブリンの姿があった。
他に捕らえられている人間はいない。私だけだ。少しほっとしたような気もしたが、自分の置かれている状況を思い出し冷や汗が流れた。
ゴブリンは獲物を捕らえて犯し、苗床にする。
そう、産まされるのだ。
魔物の精液は特殊で、子宮がなくとも生き物の体内に入り込めば勝手に子が宿り、宿主の魔力を吸い上げ成長してやがて入ったところから出てくる。
男女問わず魔物の子を産まされる話は聞いたことがある。
そういった者は魔物に犯され魔物を産んだという絶望感に大抵心を壊され、人間として生きていけなくなるのだ。
このままだと私も同じ道を辿ってしまう。
そんなのは絶対に嫌だ!
私は手足を縛られたままめちゃくちゃに暴れた。
「離せ!!この…っ!低俗な魔物め!!」
ゴブリンに人間の言葉は通じない。
それでも叫ばざるを得なかった。
その途端、腹に鈍い衝撃が走る。
え?と思ってそれを見ると、腹にゴブリンの棍棒がめり込んでいた。
そしてそれが振り上げられ、また私の腹に向かって振り下ろされる。
「がっ、!ぁ…!」
痛い。
焼けるような痛みが腹を、足を、肩を、打ち付ける。
「やめ…っ!ぐぅ…っ!」
私を大人しくさせるためにゴブリンたちは何度も何度も私の体に棍棒を打ち付けた。
バキッ、ドスッ
大きく振りかぶった棍棒が私の腹に深くめり込み、痛みと苦しさで腹の中のものが込み上げてくるのを必死に耐える。
やがて私は抵抗をやめ、ゴブリンたちに殴られるがままにされていた。
大人しくなった私を見てゴブリンたちは満足そうに下卑た笑い声を上げる。
そう強く自分に言い聞かせ、握り締めた剣を振りかぶってジェネラルに突撃した。
ジェネラルは水の球を勢い良く撃ち出してくる。
それを剣で受け止め振り払った。
次の魔法を撃つには多少時間がかかる。
リキャスト時間を狙って叩くのは対魔法使いでの常識だ。
私は次の魔法の準備をするジェネラルの心臓を狙って剣を突き出すも、寸前のところでかわされる。
右足を軸にして体を捻り、そのままの勢いで剣を振り抜いた。
ズバッ
剣はジェネラルの体を捉えて引き裂いた。
苦痛の悲鳴を上げ苦しむジェネラルに追撃する。
腹をおもいっきり蹴り飛ばし、吹っ飛んだジェネラルを追いかけそのまま剣を体に突き刺し地面に縫い付けた。
しばらくビクビクと痙攣していたジェネラルだったが、やがて動かなくなったのを確認して剣を引き抜く。
汗を拭いながら後ろを振り返ると、バルドたちの方も片付いていた。
しかしまだゴブリンキングが残っている。
このまま戦闘を続行すべきか迷った。
シグレはまだ気絶しているし、バルドは足を火傷しているしルキはゴブリンに頭を殴られたのか血を流していた。
ゴブリンごときに遅れを取るのは癪だが、ここはパーティのことを考えて撤収した方がいいだろう。
急いでギルドに連絡して対策を取らねば。
「撤収だ、町へ戻るぞ!」
バルドたちにそう言った途端、後頭部に重く鈍い痛みが走った。
視界がぐにゃりと歪んで体が力なく地面に倒れ伏せた。
意識が遠くなっていく。
油断してゴブリンに殴られたのだと理解した頃には意識は闇の中に沈んでいた。
ごそごそと体をまさぐられる妙な不快感を感じて目が覚める。誰かに抱きかかえられているようだ。
うとうとと微睡んでいる中、鼻をつくような腐ったような臭いに突き動かされるように意識が覚醒した。
私を抱えているのはくすんだ緑色の細い腕。
サァッ、と血の気が引いた。
こんな肌の色をした生き物はゴブリンかオークだ。そして先ほどまでの自分の状況を見てゴブリンに囚われているのだと瞬時に理解した。
咄嗟に暴れようとするも体が動かない。
手足や体がこれでもかというぐらいにガッチリと縛られていたのだ。
慌てて辺りを見回すと、そこは朽ち果てたボロボロの小屋の中で私を抱えるゴブリンの他に五体ほどのゴブリンの姿があった。
他に捕らえられている人間はいない。私だけだ。少しほっとしたような気もしたが、自分の置かれている状況を思い出し冷や汗が流れた。
ゴブリンは獲物を捕らえて犯し、苗床にする。
そう、産まされるのだ。
魔物の精液は特殊で、子宮がなくとも生き物の体内に入り込めば勝手に子が宿り、宿主の魔力を吸い上げ成長してやがて入ったところから出てくる。
男女問わず魔物の子を産まされる話は聞いたことがある。
そういった者は魔物に犯され魔物を産んだという絶望感に大抵心を壊され、人間として生きていけなくなるのだ。
このままだと私も同じ道を辿ってしまう。
そんなのは絶対に嫌だ!
私は手足を縛られたままめちゃくちゃに暴れた。
「離せ!!この…っ!低俗な魔物め!!」
ゴブリンに人間の言葉は通じない。
それでも叫ばざるを得なかった。
その途端、腹に鈍い衝撃が走る。
え?と思ってそれを見ると、腹にゴブリンの棍棒がめり込んでいた。
そしてそれが振り上げられ、また私の腹に向かって振り下ろされる。
「がっ、!ぁ…!」
痛い。
焼けるような痛みが腹を、足を、肩を、打ち付ける。
「やめ…っ!ぐぅ…っ!」
私を大人しくさせるためにゴブリンたちは何度も何度も私の体に棍棒を打ち付けた。
バキッ、ドスッ
大きく振りかぶった棍棒が私の腹に深くめり込み、痛みと苦しさで腹の中のものが込み上げてくるのを必死に耐える。
やがて私は抵抗をやめ、ゴブリンたちに殴られるがままにされていた。
大人しくなった私を見てゴブリンたちは満足そうに下卑た笑い声を上げる。
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