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本編
騎士寮の食堂 1
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「ん~むにゃむにゃ…」
目が覚めたティアはまだ眠い目をこすりながら今いる場所の状況を探る。
ここは?んーと…たしかオオカミの魔物に襲われて…黒髪の男の人に助けてもらったところまでは覚えてるんだけど。あっ!たしか抱っこしてもらって、そのまま男の人の腕の中で寝ちゃったんだ!!
ティアが覚えている範囲での記憶はここまでだ。
今のティアは何処かの部屋のベッドの上にいる。部屋の中をベッドの中から見ていると、ドアが開いた。
「!!目が覚めたか⁉︎どこか痛い所なんかはないか?一応ケガをしていた足は回復しといたから大丈夫だと思うが…」
おぉ!黒髪に綺麗な緑の瞳を持つこのイケメンは私を助けてくれた人だ!!たしかにコケたときに足をケガしたが今は跡もなく治っていた。魔法かな?
「大丈夫だよ!どこも痛くないよー!ありがとうなのー」
笑顔で元気だと伝えると安心したのかホッとするのがわかった。その時だった。
ぐぅぅーー
何かの音がなった。これは…ティアのお腹の音だ。
は、恥ずかしい!!お腹が鳴っちゃったよ。
「お腹すいたのか?食堂に行くか!」
男の人は私を抱っこして歩き出した。そう言えばまだ名前聞いてなかったな。
「ねぇねぇ、名前なんて言うの?私はね、ティアって言うの!!」
「名前まだだったな。俺はラーロルド王国第1騎士団の隊長エリック・ルーゼルトだ。」
「エリック隊長!」
「気軽に話していいぞ。敬語なんか必要ないからな!」
「うん!」
ティアが抱っこされて着いた場所は、多くの騎士だと思われる人達がいた。一斉にこっちを見られたティアはびっくりしてエリックにぎゅっと抱きついた。
「おい、お前ら!ティアを怖がらせるんじゃねぇ!全く…ティア、安心しろ。こいつらはティアの事を心配していただけだ。」
「そーなの?えっと、皆さんはじめまして。ティアです。心配してくれてありがとうなの!!」
ティアの笑顔にそこにいた全員がデレた。
「エリック隊長~お腹すいたぁ」
「あ、あぁ!何が食べたい?」
「ん~何があるか分かんないからエリック隊長にまかせる!!」
「わかった。まかせろ!ここに座ってちょっと待ってろよ。」
「はーい!」
しばらく椅子に座って待っていると、エリック隊長が食べ物を持って来てくれた。だけど、それは私が食べるには大きい…肉!!流石に朝からこのボリュームはキツイよ~
ティアがそんな事を思っていると、、、
「何やってるんですか!バカなんですか!こんなボリュームたっぷりのお肉をこの子が食べれるわけないでしょう!!」
「え?そうなのか?」
「はぁ…パンを持ってきて正解でしたね。エリックあなたは料理長に頼んでフルーツを少しもらって来てください。」
「あ、あぁ。わかった…」
エリックが料理長の元へ歩いて行き、ティアの前には茶髪で、優しそうな桜色の瞳をした男の人がいた。
なんかカッコいい人多いなぁー。この人、優しそうだな。あのボリュームたっぷりのお肉を回避させてくれたし…あれは助かった。
「えっと、ティアです。その…ありがとっ!」
「かわいい(ボソッ)……はっ!いえ、さすがにあのお肉を食べるのは大変でしょう。私はセシル・フォーネスです。セシルと呼んで下さいティア。」
はじめの方はよく聞き取れなかったけど…まぁ、いいか。
「うん。セシル!!」
「(っ!!なんて可愛いのでしょう!)」
「はぁはぁ…もらってきたぞ!フルーツだ。」
「わーい!!」
セシルからもらったパンとフルーツをテーブルに並べてもらい、さぁ、朝ごはんだ!
目が覚めたティアはまだ眠い目をこすりながら今いる場所の状況を探る。
ここは?んーと…たしかオオカミの魔物に襲われて…黒髪の男の人に助けてもらったところまでは覚えてるんだけど。あっ!たしか抱っこしてもらって、そのまま男の人の腕の中で寝ちゃったんだ!!
ティアが覚えている範囲での記憶はここまでだ。
今のティアは何処かの部屋のベッドの上にいる。部屋の中をベッドの中から見ていると、ドアが開いた。
「!!目が覚めたか⁉︎どこか痛い所なんかはないか?一応ケガをしていた足は回復しといたから大丈夫だと思うが…」
おぉ!黒髪に綺麗な緑の瞳を持つこのイケメンは私を助けてくれた人だ!!たしかにコケたときに足をケガしたが今は跡もなく治っていた。魔法かな?
「大丈夫だよ!どこも痛くないよー!ありがとうなのー」
笑顔で元気だと伝えると安心したのかホッとするのがわかった。その時だった。
ぐぅぅーー
何かの音がなった。これは…ティアのお腹の音だ。
は、恥ずかしい!!お腹が鳴っちゃったよ。
「お腹すいたのか?食堂に行くか!」
男の人は私を抱っこして歩き出した。そう言えばまだ名前聞いてなかったな。
「ねぇねぇ、名前なんて言うの?私はね、ティアって言うの!!」
「名前まだだったな。俺はラーロルド王国第1騎士団の隊長エリック・ルーゼルトだ。」
「エリック隊長!」
「気軽に話していいぞ。敬語なんか必要ないからな!」
「うん!」
ティアが抱っこされて着いた場所は、多くの騎士だと思われる人達がいた。一斉にこっちを見られたティアはびっくりしてエリックにぎゅっと抱きついた。
「おい、お前ら!ティアを怖がらせるんじゃねぇ!全く…ティア、安心しろ。こいつらはティアの事を心配していただけだ。」
「そーなの?えっと、皆さんはじめまして。ティアです。心配してくれてありがとうなの!!」
ティアの笑顔にそこにいた全員がデレた。
「エリック隊長~お腹すいたぁ」
「あ、あぁ!何が食べたい?」
「ん~何があるか分かんないからエリック隊長にまかせる!!」
「わかった。まかせろ!ここに座ってちょっと待ってろよ。」
「はーい!」
しばらく椅子に座って待っていると、エリック隊長が食べ物を持って来てくれた。だけど、それは私が食べるには大きい…肉!!流石に朝からこのボリュームはキツイよ~
ティアがそんな事を思っていると、、、
「何やってるんですか!バカなんですか!こんなボリュームたっぷりのお肉をこの子が食べれるわけないでしょう!!」
「え?そうなのか?」
「はぁ…パンを持ってきて正解でしたね。エリックあなたは料理長に頼んでフルーツを少しもらって来てください。」
「あ、あぁ。わかった…」
エリックが料理長の元へ歩いて行き、ティアの前には茶髪で、優しそうな桜色の瞳をした男の人がいた。
なんかカッコいい人多いなぁー。この人、優しそうだな。あのボリュームたっぷりのお肉を回避させてくれたし…あれは助かった。
「えっと、ティアです。その…ありがとっ!」
「かわいい(ボソッ)……はっ!いえ、さすがにあのお肉を食べるのは大変でしょう。私はセシル・フォーネスです。セシルと呼んで下さいティア。」
はじめの方はよく聞き取れなかったけど…まぁ、いいか。
「うん。セシル!!」
「(っ!!なんて可愛いのでしょう!)」
「はぁはぁ…もらってきたぞ!フルーツだ。」
「わーい!!」
セシルからもらったパンとフルーツをテーブルに並べてもらい、さぁ、朝ごはんだ!
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