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本編
【閑話】神界にて(アティス視点)
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私にはそれはそれは超がつくほど可愛い娘がいるんだ。つい最近出来たばかりだがいい子で何より可愛い!!私が管理する世界へと旅立ち元気にしているだろうか?神とは言え全てを知ることは出来ないからね。私も暇ではない為、たまにしか様子を見ることが出来ない。と言っても1日1回は見るようにしてるけれど。それでも少なすぎる…嘆かわしい事だよ本当に。
今日は今から客が来るんだよね。正直ティアを見ていたいから相手にしたくないんだけど…でもティアが奴の手に渡らずに済んだのは今から会う客…神のおかげだしね。ティアを出会わせてくれた事にも感謝してる。けれど、もっと早くに気がづいていれば、ティアは繰り返すことはなかったのに…そう思ってしまうのは自分勝手だと分かっているんだ。私も気づかなかったのだから。
「ヤッホー!アティスの世界に来るのは久しぶりだな。元気にしてた?」
「久しぶりだねアースの神。」
「おいおい。ディオレールって名前で呼んでくれてもいいじゃないか。」
目の前にいる私と同じ金髪をしており、若緑の瞳を持つこの男こそ、アースの世界を管理している神なのだ。
「ディオレール…私は暇では無いんです。早速本題に入りましょう。」
「アティスはつれないなぁ。……って言いたい所だがそうもいかない状況ではあるな。」
ディオレールは先程までの親しみやすさを一転させた。
「まずあの子は…華は元気にしているか?」
「ええ元気にしてるさ。今は華ではなくティアと言う名前だ。」
「ティアか……ん?おいまて。お前まさか娘が出来ただとか連絡してきたがあれって華の事だったのか!?俺はてっきり寂しすぎて神界にいる生き物をついに自分の子どもとか言い出したのかと思っていたんだが。」
「お前は私を何だと思っている!?いくらなんでも失礼ではないかい?」
落ち着け。今から重要な話をするんだから。深呼吸をして一息つく。
「とにかくティアはこちらの世界で楽しく過ごしているよ。まぁ心の傷はまだ癒えてはいないがね。」
「心の傷か……そうだよな。今回は記憶の方はそのままだもんな。」
そう。今回は記憶はそのままなのだ。私はティアと何度か出会っている。しかしあの子の運命に気づかなかった。いや巧妙に隠されていたのだ。いつからだっただろう。あの子の魂に違和感を覚えたのは。だんだんと奴の気配を纏わせるようになったのは。
「華……ティアを見つけようと奴は必死だ。いくら自分の世界からは出られないと言っても奴の眷属たちは別だからな。この前一匹俺の世界で見つけたんだ…」
「眷属たちか…きっとティアの魂を追えなくなったと気づくと眷属を使ってくるとは思っていたが予想より早いな。私の方にもすでに眷属が紛れていると考えていた方が良さそうだね。」
くそっ。どうしてあの子に執拗なまでに執着しているんだ。
「そうだな。気をつけておいた方がいいだろう。ティアの魂は俺とお前の力でなんとか奴の気配を抑え込んでる状態だ。いつ漏れ出すか分からない。」
「分かっている!!ティアの魂はもうほとんど奴に染められていて本当の意味で私たちはティアを救えていない事も分かっているんだ。分かってはいるんだよ……」
悔しい。今、私に出来る事はティアを奴に見つからないように隠す事だけだ。ティアの魂は現状どうしようも出来ない。今までだってそうだ。何度も何度も死んでいくティアを見ることしか出来なかった。私もディオレールも必死になって手を尽くしてきた。やっとの思いで今回ティアの魂に干渉できたんだ。これ以上ティアが苦しまないで済むように…奴の気配を消そうとしたが手遅れで…
「ティアは絶対に私が守る。奴には渡さない。渡してなるものか。」
「それは俺も同じ。ティアを守るぞ。絶対に。もう俺はあの子が死ぬのを見たくない。ただ見てるだけの歯がゆい思いは二度とごめんだ。」
そうか。ディオレールも私と同じで悔しかったんだな。私たちは無力だった。神であると自惚れていたのかもしれない。初めて自分の力が及ばない存在に出会い試行錯誤するも結果は最悪。
「共にティアを守るぞディオレール」
「ああ。………………ところでさ、今度ティアが教会に来てアティスに会う時は俺も呼んでくれよ。お前が父親なら俺はティアの兄でいいよな!!」
ちょっと何を言っているのかな?
「ディオレール、貴様がティアの兄になるだと!?ふざけてるのか!」
「いやいやふざけてねぇよ。アティスだって父親とかふざけてるのか?お前、父親なんて呼ばれる歳じゃないだろ。むしろジジィ…それだと俺も同じに……とにかくだな!お前が父親って言い張るなら俺がティアの兄でもいいだろう?」
うぐっ……ティアの運命を何度も見てきたと言う事からも分かるように我々神は長い時間を生きている。それから考えると…確かに父親と名乗るには図々しいかもしれない。だがティアにパパではなくジジィ扱いされるのは嫌だ。仕方ない。
「……許す」
「ん?」
「だからティアの兄で良いって言ってるんだよ。本当は嫌で嫌すぎるけどね。」
「嫌で嫌すぎるって……まぁ許可は貰ったしいいか。じゃあ俺は帰るわ!ティアが来たら呼んでくれよな」
そう言うとディオレールはアースに帰って行った。
さてと奴の眷属が入り込んでいないか確認しないとだな。
ディオレールと話しているとティアに早く会いたくなったな。そろそろ教会に来る頃かな?待ち遠しいよ。
今日は今から客が来るんだよね。正直ティアを見ていたいから相手にしたくないんだけど…でもティアが奴の手に渡らずに済んだのは今から会う客…神のおかげだしね。ティアを出会わせてくれた事にも感謝してる。けれど、もっと早くに気がづいていれば、ティアは繰り返すことはなかったのに…そう思ってしまうのは自分勝手だと分かっているんだ。私も気づかなかったのだから。
「ヤッホー!アティスの世界に来るのは久しぶりだな。元気にしてた?」
「久しぶりだねアースの神。」
「おいおい。ディオレールって名前で呼んでくれてもいいじゃないか。」
目の前にいる私と同じ金髪をしており、若緑の瞳を持つこの男こそ、アースの世界を管理している神なのだ。
「ディオレール…私は暇では無いんです。早速本題に入りましょう。」
「アティスはつれないなぁ。……って言いたい所だがそうもいかない状況ではあるな。」
ディオレールは先程までの親しみやすさを一転させた。
「まずあの子は…華は元気にしているか?」
「ええ元気にしてるさ。今は華ではなくティアと言う名前だ。」
「ティアか……ん?おいまて。お前まさか娘が出来ただとか連絡してきたがあれって華の事だったのか!?俺はてっきり寂しすぎて神界にいる生き物をついに自分の子どもとか言い出したのかと思っていたんだが。」
「お前は私を何だと思っている!?いくらなんでも失礼ではないかい?」
落ち着け。今から重要な話をするんだから。深呼吸をして一息つく。
「とにかくティアはこちらの世界で楽しく過ごしているよ。まぁ心の傷はまだ癒えてはいないがね。」
「心の傷か……そうだよな。今回は記憶の方はそのままだもんな。」
そう。今回は記憶はそのままなのだ。私はティアと何度か出会っている。しかしあの子の運命に気づかなかった。いや巧妙に隠されていたのだ。いつからだっただろう。あの子の魂に違和感を覚えたのは。だんだんと奴の気配を纏わせるようになったのは。
「華……ティアを見つけようと奴は必死だ。いくら自分の世界からは出られないと言っても奴の眷属たちは別だからな。この前一匹俺の世界で見つけたんだ…」
「眷属たちか…きっとティアの魂を追えなくなったと気づくと眷属を使ってくるとは思っていたが予想より早いな。私の方にもすでに眷属が紛れていると考えていた方が良さそうだね。」
くそっ。どうしてあの子に執拗なまでに執着しているんだ。
「そうだな。気をつけておいた方がいいだろう。ティアの魂は俺とお前の力でなんとか奴の気配を抑え込んでる状態だ。いつ漏れ出すか分からない。」
「分かっている!!ティアの魂はもうほとんど奴に染められていて本当の意味で私たちはティアを救えていない事も分かっているんだ。分かってはいるんだよ……」
悔しい。今、私に出来る事はティアを奴に見つからないように隠す事だけだ。ティアの魂は現状どうしようも出来ない。今までだってそうだ。何度も何度も死んでいくティアを見ることしか出来なかった。私もディオレールも必死になって手を尽くしてきた。やっとの思いで今回ティアの魂に干渉できたんだ。これ以上ティアが苦しまないで済むように…奴の気配を消そうとしたが手遅れで…
「ティアは絶対に私が守る。奴には渡さない。渡してなるものか。」
「それは俺も同じ。ティアを守るぞ。絶対に。もう俺はあの子が死ぬのを見たくない。ただ見てるだけの歯がゆい思いは二度とごめんだ。」
そうか。ディオレールも私と同じで悔しかったんだな。私たちは無力だった。神であると自惚れていたのかもしれない。初めて自分の力が及ばない存在に出会い試行錯誤するも結果は最悪。
「共にティアを守るぞディオレール」
「ああ。………………ところでさ、今度ティアが教会に来てアティスに会う時は俺も呼んでくれよ。お前が父親なら俺はティアの兄でいいよな!!」
ちょっと何を言っているのかな?
「ディオレール、貴様がティアの兄になるだと!?ふざけてるのか!」
「いやいやふざけてねぇよ。アティスだって父親とかふざけてるのか?お前、父親なんて呼ばれる歳じゃないだろ。むしろジジィ…それだと俺も同じに……とにかくだな!お前が父親って言い張るなら俺がティアの兄でもいいだろう?」
うぐっ……ティアの運命を何度も見てきたと言う事からも分かるように我々神は長い時間を生きている。それから考えると…確かに父親と名乗るには図々しいかもしれない。だがティアにパパではなくジジィ扱いされるのは嫌だ。仕方ない。
「……許す」
「ん?」
「だからティアの兄で良いって言ってるんだよ。本当は嫌で嫌すぎるけどね。」
「嫌で嫌すぎるって……まぁ許可は貰ったしいいか。じゃあ俺は帰るわ!ティアが来たら呼んでくれよな」
そう言うとディオレールはアースに帰って行った。
さてと奴の眷属が入り込んでいないか確認しないとだな。
ディオレールと話しているとティアに早く会いたくなったな。そろそろ教会に来る頃かな?待ち遠しいよ。
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