転生した愛し子は幸せを知る

ひつ

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本編

古代遺跡4

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 んーよく寝た!

「…おはよう…ティア嬢。」


「おはようデュースさん!」


 どうやら先にデュースさんは起きていたみたい。なんかデュースさんの笑みは癒されるなぁ。


「準備…しようか。」


「うん。」


 顔を洗って服を着替える。今回はパパから貰った服を着ようかな。神の力を付与されていると言うチート服。冒険者の服を取り出して着替える。シャキーン!これで私も冒険者らしく見えるね!!













「おはようティア。よく眠れたか?」


「おはよーエリック隊長。ばっちりだよ。」


 朝食の席には私とデュースさんが最後だったらしく、他の皆んなはすでに席についていた。



「あらティアちゃん可愛い冒険者服ね。ちょっとこっちにおいで」


 ダリアさんに呼ばれて女性群の方へと行く。そこにはダリアさん、タッチェさん、キャスさんがいる。


「なぁに?」


「ふふっ。ティアちゃんの綺麗な髪を弄ってみたかったのよ。」


「私も気になっていたのよ。本当に綺麗な髪よね。」


「羨ましいです。私の髪はどこにでもあふれている茶髪ですもの。」


 なんか照れるな。


「ねぇティアちゃん。私が髪を結んでもいいかしら?」


「いいよタッチェさん!」


 私がオッケーを出すと手際良く結び始めるタッチェさん。


「うん。もう動いてもいいよ。」


 ポニーテールだ。一つにまとまっていて動く時に邪魔にならない。


「ありがとうタッチェさん!」


「今度は編みこみとかさせてちょーだいね」


「うん!」









 朝食も食べ準備万端!古代遺跡への入り口へと向かう。



「ほぅ。ここが遺跡の入り口か。これは今まで見つからなかったわけだ。」


 だよねー。この大樹が古代遺跡への入り口だとか思わないよ。ここを見つけたのは偶然だったらしい。近くの村人が八つ当たりにこの大樹に蹴りを入れた際、足が大樹の中に入ったんだと。すると今まで触れられていた樹の部分も通り抜けられるようになったんだって。ピンポイントで足が入る穴がこの大樹にはあり、それが遺跡へと入る鍵となっていたというわけだ。


 …いやいやおかしいでしょ!!八つ当たりで大樹を蹴るとかその村人さんに何があったの!?私びっくりだよ。というかさ、遺跡へ入る方法もっと何か無かったの?樹から穴を正確に探すって事でしょ?この仕組み考えたの誰よ!!



「早く入ってくれ。私は石碑の続きを読み解きたいんだ。」


「オーディ教授、あまり急かさないで下さい。どうせ今日1日であの石碑を読み解けるわけではないのですから。急がなくてもいいでしょう。」


 オーディ教授は早く中心部へ行きたいんだろうな。石碑の解読の続きをしたくて堪らないって顔だ。



「それでは行きましょうか。中へ入る為の穴の目印はコレです。ここに足を入れるスペースが存在しています。それでは私からお先に。」


 ニールさんがお手本と言うかのように大樹の中へと入って行った。ニールさんが教えてくれた目印(穴の部分にマークが貼ってある)を頼りに、続いてオーディ教授、バンさんたち第2騎士団が中へ。


「「「おぉ~!!」」」


 今日初めて体験する組(第1騎士団と第2魔法師団)はこの光景に感嘆する。


「すごいな。普通に触れるとただの樹だ。この樹の穴以外を叩いたり蹴ったりしても何も変化はない。本当にこの穴の部分だけなんだな。じゃあ俺も行くか。ティアも俺に続いて入ってこいよ。」


 エリック隊長も大樹の中へ。


「ティア嬢…次。…大丈夫…中でエリックたち…待ってるから…」


 ちょっぴり入るのを怖がっていたらデュースさんが頭を撫でて励ましてくれた。


「よーし!せーの!!」


 思い切って足を踏み入れるとそのまま大樹の中へと吸い込まれるように入った。




 


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