10 / 28
10
しおりを挟む
「……エ、エドさん。もう歩けません……。足が、足が棒のようです……」
ポート・サウスから西へ続く街道。
鬱蒼とした森の中を抜ける一本道で、ララさん(現在、皿洗い見習いのララ夫)が、今にも朽ち果てそうな声を上げた。
彼女の足取りはゾンビのように重く、顔に塗った煤が汗で流れて、まだら模様になっている。
「何を弱音を吐いているの。まだ街を出て半日も経っていないわよ。公爵令嬢(ターゲット)は、もっと先に行っているはずなんだから」
私は振り返りもせず、スタスタと歩を進めた。
定食屋での労働のおかげか、私の基礎体力は飛躍的に向上している。
それに比べ、お茶会でカップを持ち上げることくらいしか運動をしてこなかったララさんには、この逃避行は過酷すぎるようだ。
「で、でもぉ……。お腹も空きましたし、喉も渇きました……。せめて、少し休憩を……」
「……仕方ないわね。次の村が見えたら、そこで少し休みましょう」
私が折れると、ララさんは「ふぇぇ、ありがとうございますぅ」と涙目でへたり込んだ。
本当に、この子を連れて逃げるのは、足枷を三つくらいつけて走るようなものだわ。
それから一時間後。
私たちは「オークの切り株亭」という、名前からして鄙びた小さな宿場村にたどり着いた。
村の入り口にある唯一の酒場に入ると、昼間だというのに数人の村人がエールを片手に深刻な顔で話し合っていた。
「おい、見たかよ、あの手配書」
「ああ。とんでもねえのが王都から逃げ出してきたもんだな」
彼らの視線の先、酒場の壁に、真新しい羊皮紙が乱暴に釘打ちされていた。
私はハンチング帽のつばを下げ、何食わぬ顔でその前に立った。
『緊急指名手配! 極悪非道の公爵令嬢、イーズ・ラングマイヤーを探せ!』
(……極悪非道って。まあ、言葉の綾よね。問題は中身よ)
私は読み進めた。
しかし、そこに書かれていた内容は、私の予想を遥かに超える代物だった。
『特徴:身長はおよそ二メートル。筋肉質の大女で、常に熊の毛皮を被っている』
「……は?」
思わず声が出た。
二メートル? 筋肉質? 熊の毛皮?
私の身長は百六十センチちょっと。体型は、まあ、出るところは出ている完璧なプロポーション(自称)だけど、決して筋肉ダルマではない。
そして何より、熊の毛皮なんて暑苦しいもの、着たこともないわ!
『特技:口から毒の霧を吐き、目から破壊光線を出す。気に入らない相手は、素手で引き裂く』
「……魔獣か私は!」
(あのバカ王子! 「断罪の説得力」を持たせるために、話を盛りすぎでしょうが! これじゃ人間じゃないじゃない!)
私は怒りで震える拳を抑えつけた。
隣で手配書を覗き込んだララさんも、目を丸くして首を傾げている。
「……あれ? おかしいですね。イーズ様、こんなに大きくなかったような……。それに、毒の霧なんて見たことありません。せいぜい、ヴィル様に氷のような冷たい視線を向けていたくらいで……」
「それが世間の評価ってやつよ、ララ夫。権力者ってのは、都合の悪い相手を怪物に仕立て上げるのが好きなのさ」
私は低い声でそう言い捨てた。
だが、怒りが収まると同時に、冷静な計算が働き始める。
……待って。
これだけ実物と違う情報が出回っているということは、逆にチャンスじゃない?
「おい、そこの坊主たち。お前ら、旅人か?」
手配書を見ていた私たちに、村人の一人が声をかけてきた。
「ああ。港町から食い扶持を探しに流れてきたんだ。……なぁ、おっさん。この『イーズ』って女、そんなにヤバいのか?」
私はわざと怯えたような声を出してみせた。
村人は深刻そうに頷いた。
「ヤバいなんてもんじゃねえ。なんでも、王都の騎士団を一人で半壊させたって話だ。この村にもし現れたら、俺たちは終わりだ」
(……騎士団を半壊? それ、ベイレンたちが勝手に東へ爆走していったことじゃないの?)
情報が伝言ゲームのように歪曲し、私はいつの間にか「国を滅ぼしかねない災害級の魔女」になっていた。
しかし、これは好都合だ。
彼らが探しているのは「二メートルの大女」であって、目の前にいる「小柄な少年エド」ではない。
「ひえぇ、怖いなぁ。おいララ夫、俺たちは関わらないようにしようぜ」
「は、はいっ! 私、毒の霧なんて吸ったら死んじゃいます!」
ララさんのこの怯えっぷりは演技じゃないだろうけど、いいリアクションだ。
私たちは村人たちから「可哀想な子供たち」という同情の視線を向けられ、パンとスープを少し安く売ってもらえた。
「……エドさん。イーズ様、本当にそんな怪物になってしまったんでしょうか。私、会うのが少し怖くなってきました」
店の隅でスープをすすりながら、ララさんが不安そうに呟く。
「大丈夫よ。きっと、手配書の絵師が酔っ払ってただけさ。……さあ、食べたらすぐに出発するわよ。日が暮れる前に、次の街まで行かないと」
「ええっ!? もう出発ですか!? まだ足の震えが止まらないんですけどぉ……!」
「怪物が追いかけてくるかもしれないんだから、悠長なことは言ってられないでしょ。ほら、立て!」
私はララさんの尻を叩き(比喩ではなく物理的に)、再び街道へと連れ出した。
王子の暴走した情報操作のおかげで、当分の間、私の正体がバレる心配はなさそうだ。
(感謝するわ、ヴィルフリード。あなたのマヌケさのおかげで、私の逃亡生活はさらに快適になりそうよ!)
私はリュックの中で、万が一のためにと用意していた変装道具――身長を高く見せるためのシークレットブーツと、肩幅を広く見せるパッド――を、そっと森の中に捨てた。
こんなもの、もう必要ない。
私は堂々と「エド」として、西を目指すことにした。
ポート・サウスから西へ続く街道。
鬱蒼とした森の中を抜ける一本道で、ララさん(現在、皿洗い見習いのララ夫)が、今にも朽ち果てそうな声を上げた。
彼女の足取りはゾンビのように重く、顔に塗った煤が汗で流れて、まだら模様になっている。
「何を弱音を吐いているの。まだ街を出て半日も経っていないわよ。公爵令嬢(ターゲット)は、もっと先に行っているはずなんだから」
私は振り返りもせず、スタスタと歩を進めた。
定食屋での労働のおかげか、私の基礎体力は飛躍的に向上している。
それに比べ、お茶会でカップを持ち上げることくらいしか運動をしてこなかったララさんには、この逃避行は過酷すぎるようだ。
「で、でもぉ……。お腹も空きましたし、喉も渇きました……。せめて、少し休憩を……」
「……仕方ないわね。次の村が見えたら、そこで少し休みましょう」
私が折れると、ララさんは「ふぇぇ、ありがとうございますぅ」と涙目でへたり込んだ。
本当に、この子を連れて逃げるのは、足枷を三つくらいつけて走るようなものだわ。
それから一時間後。
私たちは「オークの切り株亭」という、名前からして鄙びた小さな宿場村にたどり着いた。
村の入り口にある唯一の酒場に入ると、昼間だというのに数人の村人がエールを片手に深刻な顔で話し合っていた。
「おい、見たかよ、あの手配書」
「ああ。とんでもねえのが王都から逃げ出してきたもんだな」
彼らの視線の先、酒場の壁に、真新しい羊皮紙が乱暴に釘打ちされていた。
私はハンチング帽のつばを下げ、何食わぬ顔でその前に立った。
『緊急指名手配! 極悪非道の公爵令嬢、イーズ・ラングマイヤーを探せ!』
(……極悪非道って。まあ、言葉の綾よね。問題は中身よ)
私は読み進めた。
しかし、そこに書かれていた内容は、私の予想を遥かに超える代物だった。
『特徴:身長はおよそ二メートル。筋肉質の大女で、常に熊の毛皮を被っている』
「……は?」
思わず声が出た。
二メートル? 筋肉質? 熊の毛皮?
私の身長は百六十センチちょっと。体型は、まあ、出るところは出ている完璧なプロポーション(自称)だけど、決して筋肉ダルマではない。
そして何より、熊の毛皮なんて暑苦しいもの、着たこともないわ!
『特技:口から毒の霧を吐き、目から破壊光線を出す。気に入らない相手は、素手で引き裂く』
「……魔獣か私は!」
(あのバカ王子! 「断罪の説得力」を持たせるために、話を盛りすぎでしょうが! これじゃ人間じゃないじゃない!)
私は怒りで震える拳を抑えつけた。
隣で手配書を覗き込んだララさんも、目を丸くして首を傾げている。
「……あれ? おかしいですね。イーズ様、こんなに大きくなかったような……。それに、毒の霧なんて見たことありません。せいぜい、ヴィル様に氷のような冷たい視線を向けていたくらいで……」
「それが世間の評価ってやつよ、ララ夫。権力者ってのは、都合の悪い相手を怪物に仕立て上げるのが好きなのさ」
私は低い声でそう言い捨てた。
だが、怒りが収まると同時に、冷静な計算が働き始める。
……待って。
これだけ実物と違う情報が出回っているということは、逆にチャンスじゃない?
「おい、そこの坊主たち。お前ら、旅人か?」
手配書を見ていた私たちに、村人の一人が声をかけてきた。
「ああ。港町から食い扶持を探しに流れてきたんだ。……なぁ、おっさん。この『イーズ』って女、そんなにヤバいのか?」
私はわざと怯えたような声を出してみせた。
村人は深刻そうに頷いた。
「ヤバいなんてもんじゃねえ。なんでも、王都の騎士団を一人で半壊させたって話だ。この村にもし現れたら、俺たちは終わりだ」
(……騎士団を半壊? それ、ベイレンたちが勝手に東へ爆走していったことじゃないの?)
情報が伝言ゲームのように歪曲し、私はいつの間にか「国を滅ぼしかねない災害級の魔女」になっていた。
しかし、これは好都合だ。
彼らが探しているのは「二メートルの大女」であって、目の前にいる「小柄な少年エド」ではない。
「ひえぇ、怖いなぁ。おいララ夫、俺たちは関わらないようにしようぜ」
「は、はいっ! 私、毒の霧なんて吸ったら死んじゃいます!」
ララさんのこの怯えっぷりは演技じゃないだろうけど、いいリアクションだ。
私たちは村人たちから「可哀想な子供たち」という同情の視線を向けられ、パンとスープを少し安く売ってもらえた。
「……エドさん。イーズ様、本当にそんな怪物になってしまったんでしょうか。私、会うのが少し怖くなってきました」
店の隅でスープをすすりながら、ララさんが不安そうに呟く。
「大丈夫よ。きっと、手配書の絵師が酔っ払ってただけさ。……さあ、食べたらすぐに出発するわよ。日が暮れる前に、次の街まで行かないと」
「ええっ!? もう出発ですか!? まだ足の震えが止まらないんですけどぉ……!」
「怪物が追いかけてくるかもしれないんだから、悠長なことは言ってられないでしょ。ほら、立て!」
私はララさんの尻を叩き(比喩ではなく物理的に)、再び街道へと連れ出した。
王子の暴走した情報操作のおかげで、当分の間、私の正体がバレる心配はなさそうだ。
(感謝するわ、ヴィルフリード。あなたのマヌケさのおかげで、私の逃亡生活はさらに快適になりそうよ!)
私はリュックの中で、万が一のためにと用意していた変装道具――身長を高く見せるためのシークレットブーツと、肩幅を広く見せるパッド――を、そっと森の中に捨てた。
こんなもの、もう必要ない。
私は堂々と「エド」として、西を目指すことにした。
0
あなたにおすすめの小説
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
取り巻き令嬢Aは覚醒いたしましたので
モンドール
恋愛
揶揄うような微笑みで少女を見つめる貴公子。それに向き合うのは、可憐さの中に少々気の強さを秘めた美少女。
貴公子の周りに集う取り巻きの令嬢たち。
──まるでロマンス小説のワンシーンのようだわ。
……え、もしかして、わたくしはかませ犬にもなれない取り巻き!?
公爵令嬢アリシアは、初恋の人の取り巻きA卒業を決意した。
(『小説家になろう』にも同一名義で投稿しています。)
私の容姿は中の下だと、婚約者が話していたのを小耳に挟んでしまいました
山田ランチ
恋愛
想い合う二人のすれ違いラブストーリー。
※以前掲載しておりましたものを、加筆の為再投稿致しました。お読み下さっていた方は重複しますので、ご注意下さいませ。
コレット・ロシニョール 侯爵家令嬢。ジャンの双子の姉。
ジャン・ロシニョール 侯爵家嫡男。コレットの双子の弟。
トリスタン・デュボワ 公爵家嫡男。コレットの婚約者。
クレマン・ルゥセーブル・ジハァーウ、王太子。
シモン・グレンツェ 辺境伯家嫡男。コレットの従兄。
ルネ ロシニョール家の侍女でコレット付き。
シルヴィー・ペレス 子爵令嬢。
〈あらすじ〉
コレットは愛しの婚約者が自分の容姿について話しているのを聞いてしまう。このまま大好きな婚約者のそばにいれば疎まれてしまうと思ったコレットは、親類の領地へ向かう事に。そこで新しい商売を始めたコレットは、知らない間に国の重要人物になってしまう。そしてトリスタンにも女性の影が見え隠れして……。
ジレジレ、すれ違いラブストーリー
皇子の婚約者になりたくないので天の声に従いました
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
幼い頃から天の声が聞こえるシラク公爵の娘であるミレーヌ。
この天の声にはいろいろと助けられていた。父親の命を救ってくれたのもこの天の声。
そして、進学に向けて騎士科か魔導科を選択しなければならなくなったとき、助言をしてくれたのも天の声。
ミレーヌはこの天の声に従い、騎士科を選ぶことにした。
なぜなら、魔導科を選ぶと、皇子の婚約者という立派な役割がもれなくついてきてしまうからだ。
※完結しました。新年早々、クスっとしていただけたら幸いです。軽くお読みください。
彼は亡国の令嬢を愛せない
黒猫子猫
恋愛
セシリアの祖国が滅んだ。もはや妻としておく価値もないと、夫から離縁を言い渡されたセシリアは、五年ぶりに祖国の地を踏もうとしている。その先に待つのは、敵国による処刑だ。夫に愛されることも、子を産むことも、祖国で生きることもできなかったセシリアの願いはたった一つ。長年傍に仕えてくれていた人々を守る事だ。その願いは、一人の男の手によって叶えられた。
ただ、男が見返りに求めてきたものは、セシリアの想像をはるかに超えるものだった。
※同一世界観の関連作がありますが、これのみで読めます。本シリーズ初の長編作品です。
※ヒーローはスパダリ時々ポンコツです。口も悪いです。
狂おしいほど愛しています、なのでよそへと嫁ぐことに致します
ちより
恋愛
侯爵令嬢のカレンは分別のあるレディだ。頭の中では初恋のエル様のことでいっぱいになりながらも、一切そんな素振りは見せない徹底ぶりだ。
愛するエル様、神々しくも真面目で思いやりあふれるエル様、その残り香だけで胸いっぱいですわ。
頭の中は常にエル様一筋のカレンだが、家同士が決めた結婚で、公爵家に嫁ぐことになる。愛のない形だけの結婚と思っているのは自分だけで、実は誰よりも公爵様から愛されていることに気づかない。
公爵様からの溺愛に、不器用な恋心が反応したら大変で……両思いに慣れません。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
【完結】転生地味悪役令嬢は婚約者と男好きヒロイン諸共無視しまくる。
なーさ
恋愛
アイドルオタクの地味女子 水上羽月はある日推しが轢かれそうになるのを助けて死んでしまう。そのことを不憫に思った女神が「あなた、可哀想だから転生!」「え?」なんの因果か異世界に転生してしまう!転生したのは地味な公爵令嬢レフカ・エミリーだった。目が覚めると私の周りを大人が囲っていた。婚約者の第一王子も男好きヒロインも無視します!今世はうーん小説にでも生きようかな〜と思ったらあれ?あの人は前世の推しでは!?地味令嬢のエミリーが知らず知らずのうちに戦ったり溺愛されたりするお話。
本当に駄文です。そんなものでも読んでお気に入り登録していただけたら嬉しいです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる