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結婚式を明日に控えた、早朝のことだった。
ルーアは、猛烈な寒気で目を覚ました。
「……寒っ!?」
布団を跳ね除けると、そこはいつもの寝室ではなく、南極大陸のど真ん中のようになっていた。
窓ガラスは分厚い氷で覆われ、サイドテーブルの水差しは凍結し、天井からは鋭い氷柱(つらら)がシャンデリアのように垂れ下がっている。
「な、何事? 空調システムの故障? それとも氷河期の到来?」
ルーアは慌ててガウンを羽織り、魔導計算機(防水・防寒仕様)を手に取った。
「室温、マイナス三十度。……これは自然現象ではありませんね」
彼女は震える手でドアを開けようとしたが、凍りついて開かない。
「ハンス! 誰か!」
「ル、ルーア様ぁ! ご無事ですかぁ!」
ドアの向こうから、ハンスの悲鳴が聞こえてきた。
「ドアが凍って開きません! 城全体がカチコチです!」
「原因は?」
「か、閣下です! 閣下の寝室を中心に、猛烈な冷気が噴き出しています! 『近づくな』という声が聞こえるだけで、誰も近寄れません!」
「……またあの不器用公爵ですか」
ルーアはため息をついた。
昨日の『地下室失踪事件(未遂)』で、クラウスは極度の不安状態に陥っていた。
その反動が、一晩経って爆発したのだろう。
「下がっていてハンス。私がなんとかします」
「で、でも危険です!」
「大丈夫。計算上、熱源(私)が近づけば氷は溶けます」
ルーアは懐から『解凍用発熱魔石(業務用)』を取り出し、ドアノブに押し当てた。
ジュワッという音と共に氷が溶け、ドアが開く。
廊下はさらに酷い状態だったが、ルーアは氷の床をスケートのように滑りながら、冷気の中心地であるクラウスの部屋へと向かった。
***
「……来るな」
クラウスの部屋の前まで来ると、中から拒絶の声が響いた。
「ルーア、入ってくるな。今の私は危険だ」
「朝のご挨拶に来ただけです。入れてください」
「駄目だ! 制御できない! 感情が昂りすぎて、触れるもの全てを凍らせてしまう!」
扉の隙間から、白い冷気が漏れ出している。
「昨日、君を失いかけた恐怖が……そして明日、君と家族になる喜びが……混ざり合って、魔力が暴走しているんだ!」
クラウスの悲痛な叫び。
「こんな状態で君に触れたら、君まで凍らせてしまうかもしれない……! 私は化け物だ! やはり君の隣に立つ資格など……!」
ネガティブ・スパイラルに陥っている。
いわゆる『マリッジブルー(魔王Ver.)』だ。
ルーアは腕組みをして、扉の前で仁王立ちした。
「……閣下。一つ計算違いをしていますよ」
「……何がだ?」
「私は『鉄の女』と呼ばれています。熱伝導率は高いですが、凍結耐性も人一倍あります」
ルーアは扉をノックした。コンコン。
「それに、契約書第50条を覚えていますか? 『甲(クラウス)が不調の際は、乙(ルーア)が可及的速やかにメンテナンスを行う』。……開けないなら、契約違反で違約金を請求しますよ?」
「……金か。君はこんな時でも金なのか」
「当然です。さあ、開けて」
数秒の沈黙の後。
カチリ、と鍵が開く音がした。
ルーアは扉を押し開け、中へと踏み込んだ。
部屋の中は、吹雪の世界だった。
その中心で、クラウスが膝を抱えて座り込んでいた。
全身から青白い光を放ち、周囲の家具を氷の結晶に変えている。
「……ルーア、来ちゃダメだ……」
彼が顔を上げる。その瞳は不安に揺れ、泣き出しそうな子供のようだった。
ルーアは迷わず、彼に向かって歩き出した。
ヒールが氷を踏みしめる音が響く。
「寒いですね。光熱費の無駄です」
「……離れろ。凍るぞ」
「凍りません」
ルーアはクラウスの目の前で立ち止まり、彼の手を取った。
ジュッ。
冷たい手と、温かい手が触れ合う。
「っ!?」
クラウスが驚いて手を引っ込めようとするが、ルーアは強く握り返した。
「ほら。凍らないでしょう?」
「で、でも……私の魔力が……」
「閣下の魔力は、『愛』が原動力なんでしょう? だったら、その愛を受け止める私がここにいる限り、暴走なんてしません」
ルーアは跪き、クラウスの冷たい頬を両手で包み込んだ。
「私を見てください」
「……ルーア」
「私は逃げません。凍りません。そして、計算間違いもしません」
ルーアはニッコリと笑った。
「私が『あなたを選んだ』という計算結果は、絶対に正しいんです。だから、自分を疑わないでください」
その言葉は、どんな高位の魔法よりも温かく、クラウスの心に染み渡った。
彼の中で荒れ狂っていた不安の嵐が、急速に静まっていく。
「……君は、本当に……」
クラウスの瞳から、青い光が消え、いつもの澄んだ色に戻っていく。
「……敵わないな。私の全てを、君は計算ずくで受け止めてしまうのか」
「ええ。それが私の仕事ですから」
クラウスは震える手で、ルーアの背中に手を回した。
そして、今度は彼の方から、強く、強く抱きしめた。
「……愛している。もう二度と、この手を離さない」
「はい。……あ、でも閣下」
「なんだ? ロマンチックな場面だぞ」
「体温が戻ってきましたね。氷が溶けてきました」
「ああ、君のおかげだ」
「つまり……この部屋の氷も溶けて……」
ポタッ。
天井から水滴が落ちてきた。
次の瞬間。
ザバアアアアアッ!!!
部屋中を覆っていた分厚い氷が一気に融解し、大量の水となって二人を襲った。
「わっ!?」
「冷たっ!?」
二人は頭から水をかぶり、ずぶ濡れになった。
「……計算通りです。物理法則は絶対ですね」
ルーアは濡れた髪をかき上げながら、呆れたように言った。
「……すまない。絨毯のクリーニング代は私のポケットマネーで出す」
クラウスもしょんぼりと濡れ鼠になっている。
その情けない姿がおかしくて、二人は顔を見合わせ、吹き出した。
「ふふっ、ひどい顔です、閣下」
「君こそ。化粧が落ちているぞ」
「あ、それは減点対象です」
水浸しの部屋で、二人の笑い声が響く。
窓の外では、いつの間にか雪雲が去り、眩しいほどの朝日が差し込んでいた。
これが『氷解』。
二人の間にあった最後の壁と、クラウスの心の中にあった氷が、完全に溶け去った瞬間だった。
***
着替えを済ませ、温かい紅茶で一息ついた頃。
執務室に、一人の急使が飛び込んできた。
「も、申し上げます! 緊急事態です!」
「またですか? 今度は何が凍ったんです?」
ルーアがカップを置く。
急使は首を横に振り、一枚の書状を差し出した。
「いえ、国内ではありません! 隣国……旧ロランド王国のことです!」
「隣国?」
「はい。先ほど、隣国で大規模なクーデターが発生しました! 民衆が王城を占拠し、王政が完全に崩壊したとのことです!」
ルーアとクラウスの表情が引き締まる。
「……ついに、来ましたか」
ルーアは冷静だった。
「経済破綻からの革命。教科書通りの展開ですね」
「だが、問題はここからです」
急使が続ける。
「混乱に乗じて、周辺諸国が『平和維持』を名目に、隣国へ軍を進めています。このままでは、隣国は分割統治され、地図から消滅します」
「……なるほど。ハイエナたちが動き出したか」
クラウスが低い声で唸る。
「だが、隣国が戦場になれば、我が領地にも火の粉が降りかかる。難民だけでなく、敗走兵や野盗が流入してくるぞ」
明日は結婚式だというのに、最悪のタイミングだ。
普通なら頭を抱える状況だが、ルーアは計算機を弾き始めた。
コトコトコトコトッ!
「……閣下。これはピンチではありません」
「何?」
「『最終在庫処分セール』です」
ルーアは不敵な笑みを浮かべた。
「隣国という『不良債権』を、一番高く買ってくれる相手に売りつけるチャンスです。そして、その混乱を収拾できるのは……この大陸で最も資金力と軍事力(主に閣下の魔法)を持つ、我がドラグーン公爵家だけです」
「……君は、国を買い取るつもりか?」
「いいえ。買い取るのは『支配権』ではなく、『未来』です」
ルーアは立ち上がった。
「行きましょう、閣下。結婚式の前の余興にしては少し大掛かりですが……隣国の『清算』を終わらせに行きます」
「……結婚式はどうする?」
「予定通り行います。それまでに片付ければいいだけの話です」
「……ははっ、頼もしい花嫁だ」
クラウスはマントを翻し、ルーアの手を取った。
「いいだろう。私の氷魔法で、戦火ごと凍らせてやる」
「私は数字で、戦後処理を終わらせます」
最強の二人が動き出す。
それは、ただの隣国救済ではない。
かつて自分たちを追い出した国への、最後にして最大の『恩返し(という名の完全勝利)』となる作戦の始まりだった。
ルーアは、猛烈な寒気で目を覚ました。
「……寒っ!?」
布団を跳ね除けると、そこはいつもの寝室ではなく、南極大陸のど真ん中のようになっていた。
窓ガラスは分厚い氷で覆われ、サイドテーブルの水差しは凍結し、天井からは鋭い氷柱(つらら)がシャンデリアのように垂れ下がっている。
「な、何事? 空調システムの故障? それとも氷河期の到来?」
ルーアは慌ててガウンを羽織り、魔導計算機(防水・防寒仕様)を手に取った。
「室温、マイナス三十度。……これは自然現象ではありませんね」
彼女は震える手でドアを開けようとしたが、凍りついて開かない。
「ハンス! 誰か!」
「ル、ルーア様ぁ! ご無事ですかぁ!」
ドアの向こうから、ハンスの悲鳴が聞こえてきた。
「ドアが凍って開きません! 城全体がカチコチです!」
「原因は?」
「か、閣下です! 閣下の寝室を中心に、猛烈な冷気が噴き出しています! 『近づくな』という声が聞こえるだけで、誰も近寄れません!」
「……またあの不器用公爵ですか」
ルーアはため息をついた。
昨日の『地下室失踪事件(未遂)』で、クラウスは極度の不安状態に陥っていた。
その反動が、一晩経って爆発したのだろう。
「下がっていてハンス。私がなんとかします」
「で、でも危険です!」
「大丈夫。計算上、熱源(私)が近づけば氷は溶けます」
ルーアは懐から『解凍用発熱魔石(業務用)』を取り出し、ドアノブに押し当てた。
ジュワッという音と共に氷が溶け、ドアが開く。
廊下はさらに酷い状態だったが、ルーアは氷の床をスケートのように滑りながら、冷気の中心地であるクラウスの部屋へと向かった。
***
「……来るな」
クラウスの部屋の前まで来ると、中から拒絶の声が響いた。
「ルーア、入ってくるな。今の私は危険だ」
「朝のご挨拶に来ただけです。入れてください」
「駄目だ! 制御できない! 感情が昂りすぎて、触れるもの全てを凍らせてしまう!」
扉の隙間から、白い冷気が漏れ出している。
「昨日、君を失いかけた恐怖が……そして明日、君と家族になる喜びが……混ざり合って、魔力が暴走しているんだ!」
クラウスの悲痛な叫び。
「こんな状態で君に触れたら、君まで凍らせてしまうかもしれない……! 私は化け物だ! やはり君の隣に立つ資格など……!」
ネガティブ・スパイラルに陥っている。
いわゆる『マリッジブルー(魔王Ver.)』だ。
ルーアは腕組みをして、扉の前で仁王立ちした。
「……閣下。一つ計算違いをしていますよ」
「……何がだ?」
「私は『鉄の女』と呼ばれています。熱伝導率は高いですが、凍結耐性も人一倍あります」
ルーアは扉をノックした。コンコン。
「それに、契約書第50条を覚えていますか? 『甲(クラウス)が不調の際は、乙(ルーア)が可及的速やかにメンテナンスを行う』。……開けないなら、契約違反で違約金を請求しますよ?」
「……金か。君はこんな時でも金なのか」
「当然です。さあ、開けて」
数秒の沈黙の後。
カチリ、と鍵が開く音がした。
ルーアは扉を押し開け、中へと踏み込んだ。
部屋の中は、吹雪の世界だった。
その中心で、クラウスが膝を抱えて座り込んでいた。
全身から青白い光を放ち、周囲の家具を氷の結晶に変えている。
「……ルーア、来ちゃダメだ……」
彼が顔を上げる。その瞳は不安に揺れ、泣き出しそうな子供のようだった。
ルーアは迷わず、彼に向かって歩き出した。
ヒールが氷を踏みしめる音が響く。
「寒いですね。光熱費の無駄です」
「……離れろ。凍るぞ」
「凍りません」
ルーアはクラウスの目の前で立ち止まり、彼の手を取った。
ジュッ。
冷たい手と、温かい手が触れ合う。
「っ!?」
クラウスが驚いて手を引っ込めようとするが、ルーアは強く握り返した。
「ほら。凍らないでしょう?」
「で、でも……私の魔力が……」
「閣下の魔力は、『愛』が原動力なんでしょう? だったら、その愛を受け止める私がここにいる限り、暴走なんてしません」
ルーアは跪き、クラウスの冷たい頬を両手で包み込んだ。
「私を見てください」
「……ルーア」
「私は逃げません。凍りません。そして、計算間違いもしません」
ルーアはニッコリと笑った。
「私が『あなたを選んだ』という計算結果は、絶対に正しいんです。だから、自分を疑わないでください」
その言葉は、どんな高位の魔法よりも温かく、クラウスの心に染み渡った。
彼の中で荒れ狂っていた不安の嵐が、急速に静まっていく。
「……君は、本当に……」
クラウスの瞳から、青い光が消え、いつもの澄んだ色に戻っていく。
「……敵わないな。私の全てを、君は計算ずくで受け止めてしまうのか」
「ええ。それが私の仕事ですから」
クラウスは震える手で、ルーアの背中に手を回した。
そして、今度は彼の方から、強く、強く抱きしめた。
「……愛している。もう二度と、この手を離さない」
「はい。……あ、でも閣下」
「なんだ? ロマンチックな場面だぞ」
「体温が戻ってきましたね。氷が溶けてきました」
「ああ、君のおかげだ」
「つまり……この部屋の氷も溶けて……」
ポタッ。
天井から水滴が落ちてきた。
次の瞬間。
ザバアアアアアッ!!!
部屋中を覆っていた分厚い氷が一気に融解し、大量の水となって二人を襲った。
「わっ!?」
「冷たっ!?」
二人は頭から水をかぶり、ずぶ濡れになった。
「……計算通りです。物理法則は絶対ですね」
ルーアは濡れた髪をかき上げながら、呆れたように言った。
「……すまない。絨毯のクリーニング代は私のポケットマネーで出す」
クラウスもしょんぼりと濡れ鼠になっている。
その情けない姿がおかしくて、二人は顔を見合わせ、吹き出した。
「ふふっ、ひどい顔です、閣下」
「君こそ。化粧が落ちているぞ」
「あ、それは減点対象です」
水浸しの部屋で、二人の笑い声が響く。
窓の外では、いつの間にか雪雲が去り、眩しいほどの朝日が差し込んでいた。
これが『氷解』。
二人の間にあった最後の壁と、クラウスの心の中にあった氷が、完全に溶け去った瞬間だった。
***
着替えを済ませ、温かい紅茶で一息ついた頃。
執務室に、一人の急使が飛び込んできた。
「も、申し上げます! 緊急事態です!」
「またですか? 今度は何が凍ったんです?」
ルーアがカップを置く。
急使は首を横に振り、一枚の書状を差し出した。
「いえ、国内ではありません! 隣国……旧ロランド王国のことです!」
「隣国?」
「はい。先ほど、隣国で大規模なクーデターが発生しました! 民衆が王城を占拠し、王政が完全に崩壊したとのことです!」
ルーアとクラウスの表情が引き締まる。
「……ついに、来ましたか」
ルーアは冷静だった。
「経済破綻からの革命。教科書通りの展開ですね」
「だが、問題はここからです」
急使が続ける。
「混乱に乗じて、周辺諸国が『平和維持』を名目に、隣国へ軍を進めています。このままでは、隣国は分割統治され、地図から消滅します」
「……なるほど。ハイエナたちが動き出したか」
クラウスが低い声で唸る。
「だが、隣国が戦場になれば、我が領地にも火の粉が降りかかる。難民だけでなく、敗走兵や野盗が流入してくるぞ」
明日は結婚式だというのに、最悪のタイミングだ。
普通なら頭を抱える状況だが、ルーアは計算機を弾き始めた。
コトコトコトコトッ!
「……閣下。これはピンチではありません」
「何?」
「『最終在庫処分セール』です」
ルーアは不敵な笑みを浮かべた。
「隣国という『不良債権』を、一番高く買ってくれる相手に売りつけるチャンスです。そして、その混乱を収拾できるのは……この大陸で最も資金力と軍事力(主に閣下の魔法)を持つ、我がドラグーン公爵家だけです」
「……君は、国を買い取るつもりか?」
「いいえ。買い取るのは『支配権』ではなく、『未来』です」
ルーアは立ち上がった。
「行きましょう、閣下。結婚式の前の余興にしては少し大掛かりですが……隣国の『清算』を終わらせに行きます」
「……結婚式はどうする?」
「予定通り行います。それまでに片付ければいいだけの話です」
「……ははっ、頼もしい花嫁だ」
クラウスはマントを翻し、ルーアの手を取った。
「いいだろう。私の氷魔法で、戦火ごと凍らせてやる」
「私は数字で、戦後処理を終わらせます」
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