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月明かりに照らされたバルコニー。
私の目の前には、片膝をついた隣国皇帝シリウスと、深紅に輝くオリハルコンの指輪。
「……私の生涯のパートナー(共犯者)になってくれないか?」
その言葉が、夜風に乗って私の鼓膜を震わせ、心臓を直撃する。
私は指輪を見つめ、そしてシリウスの真剣な瞳を見つめた。
言葉が出ない。
喉が熱くて、胸がいっぱいで。
普通なら、ここで「はい、喜んで」と涙ながらに答えるのが淑女の嗜みだろう。
でも、私はコロロ・フォン・ベルガモット。
最強の筋肉を持つ女だ。
ただの「はい」では、この溢れる感情(パッション)を表現しきれない。
「……シロ」
私は震える声で彼を呼んだ。
「その指輪、本当につけてもいいの?」
「もちろんだ。君のためのものだ」
「……壊れないわよね?」
「世界で一番硬い金属だ。ドラゴンが踏んでも傷一つ付かない」
「そう……」
私は指輪を箱から取り出した。
ひんやりとした金属の感触。
けれど、魔力を帯びているせいか、微かに温かく感じる。
私はそれを、自分の左手の薬指にはめる……前に。
ギュッ。
掌の中で、全力で握りしめた。
「!?」
シリウスが目を丸くする。
私は全身の筋肉を連動させ、握力計なら針が振り切れるほどの力を込めた。
ミシッ……とも言わない。
指輪は、私の最大筋力(マックスパワー)を受け止め、歪むどころか、さらに強く輝きを放った。
「……合格よ」
私は掌を開き、無傷の指輪を見てニカッと笑った。
「私の本気の握力に耐えられるなんて、大したものね。これなら、一生つけていても安心だわ」
「……ふっ、ははは!」
シリウスが堪えきれずに吹き出した。
「プロポーズの返事の前に、指輪の強度テストをする令嬢なんて、世界中探しても君だけだ」
彼は立ち上がり、私の手を取った。
「それで? テストには合格したが、私自身はどうだ? 君の伴侶として、強度は足りているか?」
「そうねぇ……」
私は彼の胸板に手を当てた。
以前よりも厚みを増した大胸筋。
ドレス越しでも伝わる、確かな心音。
「……悪くないわ。リゾートでの特訓の成果が出てる」
私は少し意地悪く、そして最大限の愛を込めて言った。
「合格にしてあげる。……ただし、私の『食料係』兼『トレーニングパートナー』として、死ぬまで付き合ってもらうわよ?」
「望むところだ。君が満腹で動けなくなるまで、最高級の肉と愛を捧げよう」
シリウスは私の左手を取り、薬指に指輪を滑り込ませた。
サイズは驚くほどぴったりだった。
「……似合うな」
「貴方のセンスも、悪くないわよ」
私たちは見つめ合い、自然と顔を近づけた。
今度は邪魔が入らない。
月と星だけが見守る中、私たちは初めて、本当のキスを交わした。
甘くて、少しこそばゆくて。
そして、何よりも温かい。
「……んっ」
唇が離れると、シリウスが愛おしそうに私の頬を撫でた。
「愛している、コロロ」
「……私もよ、シロ」
「シロ?」
「ふふ、二人きりの時は、そう呼ばせて。私の可愛い居候さん」
シリウスは苦笑し、再び私を強く抱きしめた。
***
翌日。
「ええぇぇぇぇっ!? け、結婚んんん!?」
皇城の客室で、ミナの素っ頓狂な悲鳴が響き渡った。
「うるさいぞミナ! ここは皇城だ!」
作業着(囚人服ではないが似ている)を着たアレックが慌てて止める。
彼らは私の「お供」として、竜騎士団の別便で運ばれてきていたのだ。
「だってぇ! ズルいですぅ! コロロ様だけ皇帝のお妃様なんてぇ!」
「ズルくないわ。実力よ」
私は左手の薬指を見せつけた。
オリハルコンの指輪が、窓からの日差しを受けてキラリと光る。
「くっ……! 悔しいが、似合っている……」
アレックがハンカチを噛む。
「それで、コロロ。これからどうするんだ? ここに住むのか?」
「いいえ」
私は即答した。
「拠点はあくまで『ベルガモット・リゾート』よ。あそこは私の城だもの」
「えっ、じゃあ皇帝陛下とは別居婚?」
「まさか」
そこへ、扉が開いてシリウスが入ってきた。
上機嫌な彼は、手になぜか「つるはし(王室の宝物庫にあった黄金製)」を持っている。
「私も向こうへ移住することにした」
「「はぁぁぁ!?」」
アレックとミナが絶叫した。
「移住って……皇帝の仕事はどうするんですか!?」
「問題ない。リゾートと帝都を繋ぐ『転移ゲート』を設置することにした。宮廷魔導師団を総動員してな」
シリウスは涼しい顔で言った。
職権乱用もここまでくると清々しい。
「朝はリゾートでコロロと朝食をとり、昼は帝都で公務。夜はまたリゾートで温泉に入る。……完璧なライフスタイルだ」
「そ、そんなのアリですか……」
「アリだ。私が皇帝だからな」
シリウスは私の隣に来て、腰に手を回した。
「それに、リゾートは今後、我が国とコロロの『共同統治領』となる。つまり、あそこは大陸で最も安全で、最も栄える場所になるということだ」
「すごいわねシロ。私のリゾートが、いつの間にか国家プロジェクトになってる」
「君のためなら、国境線の一本や二本、描き直してみせるさ」
バカップル全開である。
アレックとミナは「あてられた……」と白目を剥いて倒れ込んだ。
「さあ、コロロ。帰ろうか。我々の愛の巣(リゾート)へ」
「ええ。……あ、その前に」
私はアレックたちを見下ろした。
「貴方たちも連れて帰るわよ。皿洗いのノルマ、まだ九千枚残ってるでしょう?」
「ひぃぃぃ! 勘弁してくださいぃぃ!」
「嫌だぁ! 王都に帰りたいぃぃ!」
「問答無用! さあ、出発よ!」
こうして、私たちは再びリゾートへと戻ることになった。
最強の筋肉令嬢と、溺愛皇帝。
そして愉快な(?)使用人たち。
私の目の前には、片膝をついた隣国皇帝シリウスと、深紅に輝くオリハルコンの指輪。
「……私の生涯のパートナー(共犯者)になってくれないか?」
その言葉が、夜風に乗って私の鼓膜を震わせ、心臓を直撃する。
私は指輪を見つめ、そしてシリウスの真剣な瞳を見つめた。
言葉が出ない。
喉が熱くて、胸がいっぱいで。
普通なら、ここで「はい、喜んで」と涙ながらに答えるのが淑女の嗜みだろう。
でも、私はコロロ・フォン・ベルガモット。
最強の筋肉を持つ女だ。
ただの「はい」では、この溢れる感情(パッション)を表現しきれない。
「……シロ」
私は震える声で彼を呼んだ。
「その指輪、本当につけてもいいの?」
「もちろんだ。君のためのものだ」
「……壊れないわよね?」
「世界で一番硬い金属だ。ドラゴンが踏んでも傷一つ付かない」
「そう……」
私は指輪を箱から取り出した。
ひんやりとした金属の感触。
けれど、魔力を帯びているせいか、微かに温かく感じる。
私はそれを、自分の左手の薬指にはめる……前に。
ギュッ。
掌の中で、全力で握りしめた。
「!?」
シリウスが目を丸くする。
私は全身の筋肉を連動させ、握力計なら針が振り切れるほどの力を込めた。
ミシッ……とも言わない。
指輪は、私の最大筋力(マックスパワー)を受け止め、歪むどころか、さらに強く輝きを放った。
「……合格よ」
私は掌を開き、無傷の指輪を見てニカッと笑った。
「私の本気の握力に耐えられるなんて、大したものね。これなら、一生つけていても安心だわ」
「……ふっ、ははは!」
シリウスが堪えきれずに吹き出した。
「プロポーズの返事の前に、指輪の強度テストをする令嬢なんて、世界中探しても君だけだ」
彼は立ち上がり、私の手を取った。
「それで? テストには合格したが、私自身はどうだ? 君の伴侶として、強度は足りているか?」
「そうねぇ……」
私は彼の胸板に手を当てた。
以前よりも厚みを増した大胸筋。
ドレス越しでも伝わる、確かな心音。
「……悪くないわ。リゾートでの特訓の成果が出てる」
私は少し意地悪く、そして最大限の愛を込めて言った。
「合格にしてあげる。……ただし、私の『食料係』兼『トレーニングパートナー』として、死ぬまで付き合ってもらうわよ?」
「望むところだ。君が満腹で動けなくなるまで、最高級の肉と愛を捧げよう」
シリウスは私の左手を取り、薬指に指輪を滑り込ませた。
サイズは驚くほどぴったりだった。
「……似合うな」
「貴方のセンスも、悪くないわよ」
私たちは見つめ合い、自然と顔を近づけた。
今度は邪魔が入らない。
月と星だけが見守る中、私たちは初めて、本当のキスを交わした。
甘くて、少しこそばゆくて。
そして、何よりも温かい。
「……んっ」
唇が離れると、シリウスが愛おしそうに私の頬を撫でた。
「愛している、コロロ」
「……私もよ、シロ」
「シロ?」
「ふふ、二人きりの時は、そう呼ばせて。私の可愛い居候さん」
シリウスは苦笑し、再び私を強く抱きしめた。
***
翌日。
「ええぇぇぇぇっ!? け、結婚んんん!?」
皇城の客室で、ミナの素っ頓狂な悲鳴が響き渡った。
「うるさいぞミナ! ここは皇城だ!」
作業着(囚人服ではないが似ている)を着たアレックが慌てて止める。
彼らは私の「お供」として、竜騎士団の別便で運ばれてきていたのだ。
「だってぇ! ズルいですぅ! コロロ様だけ皇帝のお妃様なんてぇ!」
「ズルくないわ。実力よ」
私は左手の薬指を見せつけた。
オリハルコンの指輪が、窓からの日差しを受けてキラリと光る。
「くっ……! 悔しいが、似合っている……」
アレックがハンカチを噛む。
「それで、コロロ。これからどうするんだ? ここに住むのか?」
「いいえ」
私は即答した。
「拠点はあくまで『ベルガモット・リゾート』よ。あそこは私の城だもの」
「えっ、じゃあ皇帝陛下とは別居婚?」
「まさか」
そこへ、扉が開いてシリウスが入ってきた。
上機嫌な彼は、手になぜか「つるはし(王室の宝物庫にあった黄金製)」を持っている。
「私も向こうへ移住することにした」
「「はぁぁぁ!?」」
アレックとミナが絶叫した。
「移住って……皇帝の仕事はどうするんですか!?」
「問題ない。リゾートと帝都を繋ぐ『転移ゲート』を設置することにした。宮廷魔導師団を総動員してな」
シリウスは涼しい顔で言った。
職権乱用もここまでくると清々しい。
「朝はリゾートでコロロと朝食をとり、昼は帝都で公務。夜はまたリゾートで温泉に入る。……完璧なライフスタイルだ」
「そ、そんなのアリですか……」
「アリだ。私が皇帝だからな」
シリウスは私の隣に来て、腰に手を回した。
「それに、リゾートは今後、我が国とコロロの『共同統治領』となる。つまり、あそこは大陸で最も安全で、最も栄える場所になるということだ」
「すごいわねシロ。私のリゾートが、いつの間にか国家プロジェクトになってる」
「君のためなら、国境線の一本や二本、描き直してみせるさ」
バカップル全開である。
アレックとミナは「あてられた……」と白目を剥いて倒れ込んだ。
「さあ、コロロ。帰ろうか。我々の愛の巣(リゾート)へ」
「ええ。……あ、その前に」
私はアレックたちを見下ろした。
「貴方たちも連れて帰るわよ。皿洗いのノルマ、まだ九千枚残ってるでしょう?」
「ひぃぃぃ! 勘弁してくださいぃぃ!」
「嫌だぁ! 王都に帰りたいぃぃ!」
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こうして、私たちは再びリゾートへと戻ることになった。
最強の筋肉令嬢と、溺愛皇帝。
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