22 / 28
22
しおりを挟む
「ダリア! これがお前の最期だ! 国王軍五百を前にして、まだその傲慢な態度を続けられるかな!」
城門の向こう側、見渡す限りの鉄の鎧と槍の列。
その中心で、一頭の白馬に跨がったジュリアン王子が、これ以上ないほど勝ち誇った顔で叫んでいました。
どうやら今回は本気のようですわね。
国王の直轄軍を動かしたということは、私の存在がいよいよ「国家の存亡」に関わると(事務作業ができないせいで)判断されたのでしょう。
「あら、ジュリアン様。五百人も引き連れて、ピクニックにしては少し物々しいですわね。それとも、私の領地の特産品である『干し肉』を買い占めにいらしたのかしら?」
私は城壁の上から、優雅に扇を翻して見下ろしました。
隣には、抜身の大剣を地面に突き立て、微動だにせず軍勢を睨みつけるアルスター様の姿。
彼の放つ「死神のオーラ」だけで、前線の兵士たちの足がガクガクと震えているのがここからでもよく見えます。
「ふん、強がりを! 国王陛下の名の下に命ずる! 辺境伯領は直ちにダリアを明け渡せ! 拒否すれば、反逆者としてこの城を灰にする!」
「……だりあ」
アルスター様が、低く鋭い声で私の名前を呼びました。
「…………きって、いいか。……ごひゃくにん、なら……十分で、おわる」
「待ってくださいませ、アルスター様。せっかく綺麗に舗装した街道が血で汚れてしまいますわ。……ここは、もっと『清潔』な方法で解決いたしましょう」
私はボリスから、一束の分厚い書類を受け取りました。
そして、それを城壁の上から、まるでヒラヒラと舞う花びらのように数枚、地上へと落としました。
「ジュリアン様。その足元に落ちた紙を、よくご覧になって」
「なんだ、降伏勧告か? ……ん? これは……」
ジュリアンが不審そうに一枚の紙を拾い上げました。
その瞬間、彼の顔から血の気が一気に引き、金髪が逆立つのではないかというほどの衝撃が走ったのが分かりました。
「な……ななな、なぜこれを貴様が持っている! これは破棄したはずだぞ!」
「あら、私がそんな重要な『証拠』を簡単に捨てるはずがないでしょう? それは三年前、あなたが『国境警備費』として計上した五千万ゴールドが、実はあなたの隠れ家(ヴィラ)の改修工事と、特注の金の馬車に使われたという領収書の写しですわ」
「な……っ!?」
軍勢の中に、どよめきが広がりました。
特に、最前列で命を懸けて戦うはずの兵士たちの目が、一瞬で険しいものに変わります。
「さらに、そちらの二枚目は……メアリさんの実家の男爵家に流れた『震災復興支援金』の記録。実際には被災地には一銭も届かず、すべて彼女のドレスと宝石に消えておりますわね。……あ、署名はすべてジュリアン様、あなたの筆跡ですわ」
「やめろ! やめろぉぉ! それは……それは国家機密だ!」
「いいえ、ただの『着服』ですわ。……兵士の皆様! 聞こえていらして? あなた方の冬の装備がボロボロなのは、予算がないからではありません。あちらの王子様が、ご自分の髪を整えるための最高級ポマードに予算を溶かしてしまったからですわよ!」
「…………きさま、最低だ」
アルスター様が、ついに我慢の限界といった様子で口を開きました。
彼の重厚な声は、魔導拡声器など使わずとも戦場全体に響き渡りました。
「…………だりあは、おまえのために……この『よごれ』を、ひとりで、ぬぐっていたのか」
「……ええ。私はあの方の婚約者でしたから、当時はそれが義務だと思っておりましたの。……ですが、今の私は自由。……さあ、ジュリアン様。その軍勢に命じてごらんなさい? 『自分たちから給料を盗んだ男』のために、命を懸けて戦えと!」
ジュリアンが周囲を見渡すと、そこには忠誠心のかけらも残っていない、怒り狂った兵士たちの視線がありました。
一人の隊長が、カランと剣を捨てて跪きました。
「……もう限界だ。我々は、ダリア様の事務処理のおかげで、これでもまだ生きてこれたのだ。……王子、あなたのために戦う理由など、もうどこにもない!」
「ひ……っ! お前たち、反乱か!? 反逆罪だぞ!」
「反逆者は、あなたですわ、ジュリアン様」
私は冷たく言い放ちました。
「その証拠の原本は、すでに私の父を通じて国王陛下と大貴族会議に提出済みです。……今頃は王宮に、あなたの逮捕状が届いている頃かしら?」
「………………おわりだ、おうじ」
アルスター様が大剣を鞘に納め、一歩前に出ました。
その圧倒的な威厳を前に、ジュリアンは馬から転げ落ち、雪まみれになって震えることしかできませんでした。
「いやだ……いやだぁ! 僕は王子だ! 次期国王なんだ! ダリア、助けてくれ! 君が、君が書類を書き換えてくれれば……!」
「お断りしますわ。……ゴミの分別は、住民の義務ですもの。……さあ、兵士の皆様。その『粗大ゴミ』を王都まで運んで差し上げて。あ、途中の扱いに関しては、私は一切関知いたしませんわ」
兵士たちが、ニヤリと凶悪な笑みを浮かべてジュリアンを囲みました。
「ひぎゃあああ!」という王子の悲鳴が、遠ざかっていく軍勢の中から響いてきました。
「……ふぅ。これでようやく、本当の『清掃』が完了しましたわね」
私は大きく伸びをして、アルスター様の方を向きました。
彼は少しだけ寂しそうな、それでいて深く安堵したような目で私を見つめていました。
「…………だりあ。……おまえ、もう、おうとには……」
「帰りませんわよ。……あんな空気の悪い場所より、あなたの淹れた(相変わらず苦い)紅茶を飲む方が、よほど贅沢ですもの」
「…………うむ。……すぐに、いれる」
私たちは、王都の崩壊など知らぬ顔で、温かい城の中へと戻りました。
悪役令嬢のリベンジは、完遂されたのです。
城門の向こう側、見渡す限りの鉄の鎧と槍の列。
その中心で、一頭の白馬に跨がったジュリアン王子が、これ以上ないほど勝ち誇った顔で叫んでいました。
どうやら今回は本気のようですわね。
国王の直轄軍を動かしたということは、私の存在がいよいよ「国家の存亡」に関わると(事務作業ができないせいで)判断されたのでしょう。
「あら、ジュリアン様。五百人も引き連れて、ピクニックにしては少し物々しいですわね。それとも、私の領地の特産品である『干し肉』を買い占めにいらしたのかしら?」
私は城壁の上から、優雅に扇を翻して見下ろしました。
隣には、抜身の大剣を地面に突き立て、微動だにせず軍勢を睨みつけるアルスター様の姿。
彼の放つ「死神のオーラ」だけで、前線の兵士たちの足がガクガクと震えているのがここからでもよく見えます。
「ふん、強がりを! 国王陛下の名の下に命ずる! 辺境伯領は直ちにダリアを明け渡せ! 拒否すれば、反逆者としてこの城を灰にする!」
「……だりあ」
アルスター様が、低く鋭い声で私の名前を呼びました。
「…………きって、いいか。……ごひゃくにん、なら……十分で、おわる」
「待ってくださいませ、アルスター様。せっかく綺麗に舗装した街道が血で汚れてしまいますわ。……ここは、もっと『清潔』な方法で解決いたしましょう」
私はボリスから、一束の分厚い書類を受け取りました。
そして、それを城壁の上から、まるでヒラヒラと舞う花びらのように数枚、地上へと落としました。
「ジュリアン様。その足元に落ちた紙を、よくご覧になって」
「なんだ、降伏勧告か? ……ん? これは……」
ジュリアンが不審そうに一枚の紙を拾い上げました。
その瞬間、彼の顔から血の気が一気に引き、金髪が逆立つのではないかというほどの衝撃が走ったのが分かりました。
「な……ななな、なぜこれを貴様が持っている! これは破棄したはずだぞ!」
「あら、私がそんな重要な『証拠』を簡単に捨てるはずがないでしょう? それは三年前、あなたが『国境警備費』として計上した五千万ゴールドが、実はあなたの隠れ家(ヴィラ)の改修工事と、特注の金の馬車に使われたという領収書の写しですわ」
「な……っ!?」
軍勢の中に、どよめきが広がりました。
特に、最前列で命を懸けて戦うはずの兵士たちの目が、一瞬で険しいものに変わります。
「さらに、そちらの二枚目は……メアリさんの実家の男爵家に流れた『震災復興支援金』の記録。実際には被災地には一銭も届かず、すべて彼女のドレスと宝石に消えておりますわね。……あ、署名はすべてジュリアン様、あなたの筆跡ですわ」
「やめろ! やめろぉぉ! それは……それは国家機密だ!」
「いいえ、ただの『着服』ですわ。……兵士の皆様! 聞こえていらして? あなた方の冬の装備がボロボロなのは、予算がないからではありません。あちらの王子様が、ご自分の髪を整えるための最高級ポマードに予算を溶かしてしまったからですわよ!」
「…………きさま、最低だ」
アルスター様が、ついに我慢の限界といった様子で口を開きました。
彼の重厚な声は、魔導拡声器など使わずとも戦場全体に響き渡りました。
「…………だりあは、おまえのために……この『よごれ』を、ひとりで、ぬぐっていたのか」
「……ええ。私はあの方の婚約者でしたから、当時はそれが義務だと思っておりましたの。……ですが、今の私は自由。……さあ、ジュリアン様。その軍勢に命じてごらんなさい? 『自分たちから給料を盗んだ男』のために、命を懸けて戦えと!」
ジュリアンが周囲を見渡すと、そこには忠誠心のかけらも残っていない、怒り狂った兵士たちの視線がありました。
一人の隊長が、カランと剣を捨てて跪きました。
「……もう限界だ。我々は、ダリア様の事務処理のおかげで、これでもまだ生きてこれたのだ。……王子、あなたのために戦う理由など、もうどこにもない!」
「ひ……っ! お前たち、反乱か!? 反逆罪だぞ!」
「反逆者は、あなたですわ、ジュリアン様」
私は冷たく言い放ちました。
「その証拠の原本は、すでに私の父を通じて国王陛下と大貴族会議に提出済みです。……今頃は王宮に、あなたの逮捕状が届いている頃かしら?」
「………………おわりだ、おうじ」
アルスター様が大剣を鞘に納め、一歩前に出ました。
その圧倒的な威厳を前に、ジュリアンは馬から転げ落ち、雪まみれになって震えることしかできませんでした。
「いやだ……いやだぁ! 僕は王子だ! 次期国王なんだ! ダリア、助けてくれ! 君が、君が書類を書き換えてくれれば……!」
「お断りしますわ。……ゴミの分別は、住民の義務ですもの。……さあ、兵士の皆様。その『粗大ゴミ』を王都まで運んで差し上げて。あ、途中の扱いに関しては、私は一切関知いたしませんわ」
兵士たちが、ニヤリと凶悪な笑みを浮かべてジュリアンを囲みました。
「ひぎゃあああ!」という王子の悲鳴が、遠ざかっていく軍勢の中から響いてきました。
「……ふぅ。これでようやく、本当の『清掃』が完了しましたわね」
私は大きく伸びをして、アルスター様の方を向きました。
彼は少しだけ寂しそうな、それでいて深く安堵したような目で私を見つめていました。
「…………だりあ。……おまえ、もう、おうとには……」
「帰りませんわよ。……あんな空気の悪い場所より、あなたの淹れた(相変わらず苦い)紅茶を飲む方が、よほど贅沢ですもの」
「…………うむ。……すぐに、いれる」
私たちは、王都の崩壊など知らぬ顔で、温かい城の中へと戻りました。
悪役令嬢のリベンジは、完遂されたのです。
0
あなたにおすすめの小説
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
婚約者が最凶すぎて困っています
白雲八鈴
恋愛
今日は婚約者のところに連行されていました。そう、二か月は不在だと言っていましたのに、一ヶ月しか無かった私の平穏。
そして現在進行系で私は誘拐されています。嫌な予感しかしませんわ。
最凶すぎる第一皇子の婚約者と、その婚約者に振り回される子爵令嬢の私の話。
*幼少期の主人公の言葉はキツイところがあります。
*不快におもわれましたら、そのまま閉じてください。
*作者の目は節穴ですので、誤字脱字があります。
*カクヨム。小説家になろうにも投稿。
【完結】恋の終焉~愛しさあまって憎さ1000倍~
つくも茄子
恋愛
五大侯爵家、ミネルヴァ・リゼ・ウォーカー侯爵令嬢は第二王子の婚約者候補。それと同時に、義兄とも婚約者候補の仲という複雑な環境に身を置いていた。
それも第二王子が恋に狂い「伯爵令嬢(恋人)を妻(正妃)に迎えたい」と言い出したせいで。
第二王子が恋を諦めるのが早いか。それとも臣籍降下するのが早いか。とにかく、選ばれた王子の婚約者候補の令嬢達にすれば迷惑極まりないものだった。
ミネルヴァは初恋の相手である義兄と結婚する事を夢見ていたというに、突然の王家からの横やりに怒り心頭。それでも臣下としてグッと堪えた。
そんな中での義兄の裏切り。
愛する女性がいる?
その相手と結婚したい?
何を仰っているのでしょうか?
混乱するミネルヴァを置き去りに義兄はどんどん話を続ける。
「お義兄様、あなたは婿入りのための養子縁組ですよ」と言いたいのをグッと堪えたミネルヴァであった。義兄を許す?許さない?答えは一つ。
【完結】元お飾り聖女はなぜか腹黒宰相様に溺愛されています!?
雨宮羽那
恋愛
元社畜聖女×笑顔の腹黒宰相のラブストーリー。
◇◇◇◇
名も無きお飾り聖女だった私は、過労で倒れたその日、思い出した。
自分が前世、疲れきった新卒社会人・花菱桔梗(はなびし ききょう)という日本人女性だったことに。
運良く婚約者の王子から婚約破棄を告げられたので、前世の教訓を活かし私は逃げることに決めました!
なのに、宰相閣下から求婚されて!? 何故か甘やかされているんですけど、何か裏があったりしますか!?
◇◇◇◇
お気に入り登録、エールありがとうございます♡
※ざまぁはゆっくりじわじわと進行します。
※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております(アルファポリス先行)。
※この作品はフィクションです。特定の政治思想を肯定または否定するものではありません(_ _*))
裏切られた令嬢は、30歳も年上の伯爵さまに嫁ぎましたが、白い結婚ですわ。
夏生 羽都
恋愛
王太子の婚約者で公爵令嬢でもあったローゼリアは敵対派閥の策略によって生家が没落してしまい、婚約も破棄されてしまう。家は子爵にまで落とされてしまうが、それは名ばかりの爵位で、実際には平民と変わらない生活を強いられていた。
辛い生活の中で母親のナタリーは体調を崩してしまい、ナタリーの実家がある隣国のエルランドへ行き、一家で亡命をしようと考えるのだが、安全に国を出るには貴族の身分を捨てなければいけない。しかし、ローゼリアを王太子の側妃にしたい国王が爵位を返す事を許さなかった。
側妃にはなりたくないが、自分がいては家族が国を出る事が出来ないと思ったローゼリアは、家族を出国させる為に30歳も年上である伯爵の元へ後妻として一人で嫁ぐ事を自分の意思で決めるのだった。
※作者独自の世界観によって創作された物語です。細かな設定やストーリー展開等が気になってしまうという方はブラウザバッグをお願い致します。
旦那様は、転生後は王子様でした
編端みどり
恋愛
近所でも有名なおしどり夫婦だった私達は、死ぬ時まで一緒でした。生まれ変わっても一緒になろうなんて言ったけど、今世は貴族ですって。しかも、タチの悪い両親に王子の婚約者になれと言われました。なれなかったら替え玉と交換して捨てるって言われましたわ。
まだ12歳ですから、捨てられると生きていけません。泣く泣くお茶会に行ったら、王子様は元夫でした。
時折チートな行動をして暴走する元夫を嗜めながら、自身もチートな事に気が付かない公爵令嬢のドタバタした日常は、周りを巻き込んで大事になっていき……。
え?! わたくし破滅するの?!
しばらく不定期更新です。時間できたら毎日更新しますのでよろしくお願いします。
旦那様、離婚しましょう ~私は冒険者になるのでご心配なくっ~
榎夜
恋愛
私と旦那様は白い結婚だ。体の関係どころか手を繋ぐ事もしたことがない。
ある日突然、旦那の子供を身籠ったという女性に離婚を要求された。
別に構いませんが......じゃあ、冒険者にでもなろうかしら?
ー全50話ー
没落令嬢は僻地で王子の従者と出会う
ねーさん
恋愛
運命が狂った瞬間は…あの舞踏会での王太子殿下の婚約破棄宣言。
罪を犯し、家を取り潰され、王都から追放された元侯爵令嬢オリビアは、辺境の親類の子爵家の養女となった。
嫌々参加した辺境伯主催の夜会で大商家の息子に絡まれてしまったオリビアを助けてくれたダグラスは言った。
「お会いしたかった。元侯爵令嬢殿」
ダグラスは、オリビアの犯した罪を知っていて、更に頼みたい事があると言うが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる