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披露宴

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妹たちの結婚式もおわり、披露宴が始まっていた。

「綺麗よね。」

「幸せそう」

そんな言葉が、飛び交った。




「ありがとう。今日のわたしが一番綺麗よ。姉のかわりな私が関わりに結婚したのよ。あの人の体には傷があるから、気持ち悪いでしょ、、、」

「カルキニー様お幸せですわね。」
みんなに褒めてもらい機嫌が良くなった。
今日の主役は私。
カッコいいカルキニーと一緒に慣れて幸せだわ。
幸せが絶頂になったころ。

アルデンとウエディングドレスを着た女が、会場に入ってきた。
周りがざわざわし始めた。

「なに?」

「なぜ弟が?となりは?」


「アルデン。わざわざすまないね。」

「父さんどうゆうことですか?」

「ここで、紹介しようと思ってね。」

「?」

「お姉様?なぜ?ここに?修道院に行ったのではありませんか?」
アリサは不思議がっていた。


「修道院?どうゆうこと?」

「お姉様は、修道院に行くことになってるとお父様に聞きましたわ」


「カリアサ。どうゆうことだ?お前は修道院にいくと、、、」
父が走ってきた。

「私、修道院に行くといつ言いましたか?
あなた方が、勝手に思ってるだけですわ。違いますか?修道院に行く手配はされましたか?」

「籍を抜いたよな。」

「そうですわ、そちらの人と私は何も繋がりはありませんよ。」


「なんでお姉様がここに?わざわざ?今日は私の結婚式なんだよ?邪魔するの?」

アルデンのお父様が、

「私が呼んだ。カリアサ。すまないね。長男と婚約破棄になったのに、次男のことを受け入れてくれてありがとう。」

「いえ、、、」

アルデンのお母様が、

「カリアサ、ごめんね。アルデンは、ずっとあなたが好きだったのよ。
カルキニーが、カリアサの妹と婚約すると聞いて、ある意味よかったと思ったのよ。アルデンならあなたを愛することが出来ると思ったの。」

「ありがとうございます。お父様、お母様が、いつも気にかけてくださっていたから、私は、今まで生きてこれました。アルデン様と一緒になることはとても幸せです。」

元家族たちは、意味がわからない?という顔をしていた。
「ねえ?あなたはカルキニーの両親と仲が良かったの?」

「俺も初めて聞きたよ。母上?」


あなたが、カリアサのことあまりよく思っていなかったのは知っていた。
傷があるだけで毛嫌いしていたものね。その傷を見たことがないのにね。
だから、私は、カリアサに申し訳なくて、お茶をしに街へ行ってたのよ。
会うたびに、痩せていくから、心配で、、、
食事のことを聞くとあまり食べれていないみたいだったから、美味しいものを食べさせてあげたかったのよ。

「俺に内緒に、、、」

「あなたは婚約破棄するのはわかっていたから、アルデンと何度か合わせていたのよ。」


「はあ?浮気じゃないのか?」

「浮気なわけないでしょ。親と一緒にお茶しただけよ。あなたたちも親公認で会っていたのよね?」





「カリアサ様。おめでとうございます。あの一つ伺っても良いですか?」

令嬢が声をかけてきた。

「ん?」

「こんなこと聞くのは失礼なのはわかっていますが、
カリアサ様の背中の傷は、アリサ様が上から降ってきて、倒れて木の枝が刺さったと聞きました。」

「そんな話、知らないわ。嘘よ。」と必死で、妹は言っていた。

「そんな話なぜ知ってるんだ?」
父が聞き出した。


「噂ですわ。」

「お前。そんな話をしたのか?」
そんなこと言ったら、本当だとバレるのに、この人は、何も考えていないのかしら?

「私はしておりません。私は、、、」

「カリアサ様は、そんなこと一度も言ったことはありません。いつも控えめで、、、」


「事実だろ??」


「知ったことを言うな。」
 



妹が、木に登ると言い出した。君は、危ないからダメ。怪我するよ。お父様にも言われているでしょ。危ないからことをしてはいけないと。
うんわかった。、危ないことしたらダメだもんね。お姉様。四葉のクローバーが欲しい!探しましょ。と言って2人は、どちらが先に見つけるか競争よ。と言って2人は探し出した。
妹は、探すふりをして木に登った。
そして、カリアサの上に落ちた。
突然のことだったから、カリアサは受け止めれなかったので、そのまま倒れた。
場所が悪く、木の枝が、カリアサの背中を刺した。
お父さんに背中が痛いことを訴えたけど、無視され、擦り傷の妹をみんなが心配していた。
一緒に療養所に行ったから、安心した。医師が気がついてくれると、、、

その日入院したけど付き添いを侍女にこさせると言ったのに誰1人来なかった。

次の日まだ、熱があるのに帰るという。
私にお金がかけられないからという。。


気にしなくていいから、まだここにいなさいと医師に言われるのに帰った。

「知ったようにいうな。」

療養所は、僕の知り合いだ。
夜、カリアサの様子を見に行ったのは、僕だよ。


「本当に?お姉ちゃんの怪我は、、、」

「そうだよ。きみが落ちなかったらこんなことにはならなかった。なのに君は、そんなこと忘れて、姉の婚約者を奪い、背中の怪我のことを言い回った。
いや。ちがうな。忘れてないな。
わざとだもんな。わざと、、、
全てを知った上で、知らないフリをしている。」


「、、、、私は知らないわ」
カルキニーに泣きついた

「アルデン。アリサをいじめないでくれ。」
兄上は、このことを何も知らない。
被害者の婚約者を捨て、加害者の妹と結婚した。この事実を受け入れることはできるかな?
多分無理だろうな。結婚生活はうまくいがないだろ。

「でも君には感謝してるよ。君が、兄上を奪ってくれて、結婚してくれたことは、感謝してる。
そのおかげで、僕はカリアサを諦めなくて済んだ。」

「お姉様には傷が、、醜いですよね?」

「傷?綺麗な十字架があるよ。カリアサ。
まだ君には見せる機会が無かったから、見せていないけど、私にもあるんだよ。君のより薄い跡だけど、同じ十字架の跡が、、、」

「うそ、、」

「別に私が傷があるから君を受け入れたわけじゃないよ。
君は、ずっと妹を恨まなかった。
いつも笑顔でいた。辛いのに。その笑顔を好きになったんだ」

「アルデン。わたしはそんないい人ではないわ。ただ、心が死んだだけ。」

「使用人にも、嫌がらせを受け、誰一人味方がいなかったのに、頑張った。ずっと頑張ったんだよ。だから、俺と幸せに慣ればいい。」

カリアサは、泣きながら抱きついた。



「かわいい。この傷は今夜見せるから、見てくれる?」

「もちろんです。」

「わかってる?今日君の全てをもらうからね」と耳元で、囁いた。

「はいっ。」
赤くなりながら答えた。

「可愛いっ。早く帰りたいけど、まだ終わっていないから。まっててね。」
カリアサに向かって微笑んだ


 
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