【完結】10引き裂かれた公爵令息への愛は永遠に、、、

永遠に

ムールナイト公爵では、
アリーナの相手を、
どんなに探しても見つからなかった。

アリーナの出産は何事もなくすんなりと産まれた。
マロンに似てる子だった。


また、マロンとカンナが呼び出された。

行かないつもりだったけど、何回も何回も呼び出しので髪が届いて、めんどうだった。仕方なく、
公爵に行くことになった、、、

「マロンにそっくりじゃないか。、、やっぱりお前が、アリーナを、、」

「違いますって。その瞳の色、髪の色、私ではありませんよ。」

「瞳の色が違ってもよく似てるじゃないか。」

「私と間違えたぐらいなんだからよく似てるんじゃないの？だから似た子ができるんじゃない？」

「、、、」


「見つかったんですか？」

「いや。見つからなかった。」

「それで私になすりつけてきたんですか？」

絶対に気持ち悪いアリーナを抱くわけがない。わざわざ公爵家に行ってまで、また同じことの繰り返しか、、、
頭悪いのか？この家族は？
よく、カンナみたいな子が生まれたな。とマロンは思っていた。

「こんなに探して見つからないなんて、、」


「もういちいち呼び出さないでください。
めんどくさいから鑑定しましょう。子供の髪の毛をください。」

「なんで？この子はあなたの子よ。」

「だから、何度言ったらわかる？その頭なんとかしたら？脳が宝石できてるから考えられないのか？

おまえなんて絶対抱くわけない。
お前に気持ちがあるなら、カンナを探すわけないだろ？わざわざカンナがいなくなった日にお前を抱く？
公爵の位を捨てる必要なんてないだろ？
ない頭でよく考えろ。」

「だって、、、見つからないもの、、」

「お前の責任だろ？勝手に俺と勘違いして抱かれたんだろ？自己責任だ。もう二度とこんなくだらないことで呼ばれたくない。そんなに暇ではない！」


といって、子供の髪の毛をもらい、公爵家を出て、馬車に乗った。


カンナはびっくりした。
マロンがここまで怒ってるのは、初めて見る。



「カンナごめん。俺は、冷たい人間なんだ。カンナ以外いらないんだよ。幻滅した？」

「ううん。大丈夫よ。あのね。
嬉しいの、、、わたし、マロンが怒ったところ見たことないけど、それが私への愛のために怒ってくれてるのが嬉しい。」

「そう。」

「マロン。永遠に愛してくれる？」

「ああ。カンナを永遠に愛すよ。誰にも渡さない。俺だけのカンナ。」

「私もマロンを永遠に愛します。」