33【完結】私は、家族の一員になりたい。〜加護もちの私だけども愛されない〜

華蓮

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加護判定の日

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アスカの誕生日が明日ので、加護判定の儀式に行くことになっていた。

使用人から渡されたのは、相変わらず地味なドレス。
「こちらを着て、明日の儀式に参加してください。」

「誰が着せてくれるのかしら?」

「私はそこまで聞いていません。」

「では、伝えて下さい。明日、誰かに着させてもらえますか?」

「申し訳ありません。私はその指示を頂いていません。」

「では、そのドレスをわたした人に伝えて下さい。」

私はドレスは自分で着ることができるけど、なぜ頑張って着ないといけないかわからなかった。

翌日、誰も来なかったので、私は制服で行くことにした。
わざわざドレスを自分で着る必要がないから、、、
それにどうせアスカとドレスの差があるだろうから、、、


制服のまま馬車に乗り込むと、、、
母が
「あなた渡したドレスは?」

「待っていたのですが、誰も着させてくれませんでしたから、自分で着ることができる制服にしました。
何か問題でもありましたか?」

「ドレスを用意したのに。それを着ないなんて、、、」

「ではお母様、自分でドレスを着ることを教えて頂けますか?お母様は自分で着るのですよね?」

「貴族は、自分で服なんて着ないわ」

「そうですよね。私も一応貴族ですからね。自分でドレスは着れませんよ。私は昨日伝言を頼みました。それでも来なかったのだから、着なくて良いと言うことだと判断しましたよ。制服なのだから、アスカの引き立て役にはなるでしょう」

「ふん。」と母は私から逃げた。

アスカが馬車に乗り込んだけど、やはりアスカのドレスは、最高級。
しかも派手だった。

母、
「アスカ、、似合うわね。素敵よ。女神の加護が授かる違いないわ。」

と喜んでいた。
確かに普段から綺麗なアスカは、派手なドレスを着たら、もっと綺麗にみえた。







特別なところらしいので、馬車に乗って2時間ほどかかる。
普段誰も立ち寄らないところだと言う。


馬車の中では、アスカの話ばかり。

私には見向きもしてくれない。
三人の世界だった。

私は生まれてきてよかったのかな?と思うほどだった。
その空間は、私にとって、家族と認識されていないんだなと改めて思うことになった。
私は、寝ることにした。そんな会話を聞きたくないから。

馬車が止まったようなので、目を開けると
見たことない景色だった。

馬車から出ると
特別な所というだけあって、空気が澄んでいた。
とても気持ちのいい所だった。いや。馬車の中の空気が悪かったから余計に気持ちいいと思ったのだろう。

落ち着く。そんな感じだったけど、
妹は、難しい顔をして、
「ここは、、、怖いわ。あまり長居したくない。だから、私から行くわ」
と言い出したので、妹から加護判定を始めることになった。

加護診断は時間がかかるようで、なかなか出てこなかった。

両親もソワソワしていて、

「アスカなら大丈夫。」

「きっと美貌の加護があるわ。あんなに可愛いのだから。」
と言い聞かせていた。

診断が終わり、アスカが出てくると、両親は駆け寄り、
「どうだった?」と心配していた。


そして、両親と共に違うところを案内され、私は、アスカが、さっきまで入っていた部屋に通された。
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