【完結】4公爵令嬢は、この世から居なくなる為に、魔女の薬を飲んだ。王子様のキスで目覚めて、本当の愛を与えてもらった。

華蓮

文字の大きさ
6 / 15

皇太子は、眠り姫に会う

しおりを挟む
翌日、マリアが休みだったことが、気になり、公爵家を訪れた。


「隣国の皇女のイリーナと申します。マリア様が、今日学園に来ないので、気になり、
先触れもなく申し訳ございませんが、マリア様に会わせていただけませんか?」

「イリーナ様。マリアのことを気にかけてもらってありがとう御座います。
マリアとは、どのような関係でしょうか。
あの子には友達は居ません。王子だけのために生きてきた子ですから、」

「それは知っています。
昨日、マリアは、王子とメイの会話を聞いてしまったんです。
マリアは、1人になりたそうだったので、私は帰りました。
そのあとどうなったのか。ずっと気になったのですが、」

「イリーナ様。マリアのこと気にしてもらってありがとう。」マリアの部屋に案内してもらった。


ベットの上で、眠り姫のように眠っていた。

「マリア?」

「マリアは昨日、薬を飲んで意識を無くしてしまいました。命に別状はないのですが、いつ目覚めるかわからないようです。」

「嘘。。」

「私が一緒にいたら、、、」

「イリーナ様。マリアが自分で決めたことですから、、、」

「また明日来てもいいですか?
毎日声をかけたら、目が覚めるかもしれない。」

「イリーナ様のご都合の良い時に来てくださったら、、」

イリーナは、すぐにお兄様に連絡した。翌日の朝には、私の部屋にいた、、、

え?早すぎない?

「お兄様いくらなんでも速くないですか?」

「ああ。手紙をもらってすぐ馬を走らせたからな。」

「夜通し、、、まさか、、」

「ああ。夜通しは当然。馬も無理させたな。護衛も昼には着くんじゃないか?」

「護衛も振りきってきたのですか。」

「当然。マリアのことだからな。」

「今日もマリアのところに行くんだろ。俺もいく。」

お兄様は、一輪の花を持って、毎日私と一緒にマリアのところに行った。

お兄様は、顔が違った。意識がなくても、マリアに会えるのは嬉しいみたい。

「すみません。兄が、どうしても来たいというので、連れてきたのですが、マリアにあわせてもらえませんか?」

「イリーナの兄アレクと申します。
マリアさまとは、幼い頃から、王宮のパーティなどでお会いしていました。
妹から、マリアのことを聞き、急いで、帝国からやってまいりました。面会を許していただけたら、、、」

「アレク様、わざわざ帝国から、来ていただいたのですね。マリアのためにありがとう!!」

マリアは、眠り姫のように眠っていた。。
その姿でさえ、綺麗だと思った。

「マリア。目を覚まして。大丈夫だから、あとは、私が守ってあげるから。」

少しずつ、反応を見せるようになった。たた、目だけは覚めない。

目覚めることを嫌がってるように、、、

イリーナも毎日声をかけた。
アリアの好きな果物果汁を唇に垂らしたりした。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

殿下の婚約者は、記憶喪失です。

有沢真尋
恋愛
 王太子の婚約者である公爵令嬢アメリアは、いつも微笑みの影に疲労を蓄えているように見えた。  王太子リチャードは、アメリアがその献身を止めたら烈火の如く怒り狂うのは想像に難くない。自分の行動にアメリアが口を出すのも絶対に許さない。たとえば結婚前に派手な女遊びはやめて欲しい、という願いでさえも。  たとえ王太子妃になれるとしても、幸せとは無縁そうに見えたアメリア。  彼女は高熱にうなされた後、すべてを忘れてしまっていた。 ※ざまあ要素はありません。 ※表紙はかんたん表紙メーカーさま

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

お前を愛することはないと言われたので、姑をハニトラに引っ掛けて婚家を内側から崩壊させます

碧井 汐桜香
ファンタジー
「お前を愛することはない」 そんな夫と 「そうよ! あなたなんか息子にふさわしくない!」 そんな義母のいる伯爵家に嫁いだケリナ。 嫁を大切にしない?ならば、内部から崩壊させて見せましょう

記憶を失くして転生しました…転生先は悪役令嬢?

ねこママ
恋愛
「いいかげんにしないかっ!」 バシッ!! わたくしは咄嗟に、フリード様の腕に抱き付くメリンダ様を引き離さなければと手を伸ばしてしまい…頬を叩かれてバランスを崩し倒れこみ、壁に頭を強く打ち付け意識を失いました。 目が覚めると知らない部屋、豪華な寝台に…近付いてくるのはメイド? 何故髪が緑なの? 最後の記憶は私に向かって来る車のライト…交通事故? ここは何処? 家族? 友人? 誰も思い出せない…… 前世を思い出したセレンディアだが、事故の衝撃で記憶を失くしていた…… 前世の自分を含む人物の記憶だけが消えているようです。 転生した先の記憶すら全く無く、頭に浮かぶものと違い過ぎる世界観に戸惑っていると……?

完結 殿下、婚姻前から愛人ですか? 

ヴァンドール
恋愛
婚姻前から愛人のいる王子に嫁げと王命が降る、執務は全て私達皆んなに押し付け、王子は今日も愛人と観劇ですか? どうぞお好きに。

あなたの側にいられたら、それだけで

椎名さえら
恋愛
目を覚ましたとき、すべての記憶が失われていた。 私の名前は、どうやらアデルと言うらしい。 傍らにいた男性はエリオットと名乗り、甲斐甲斐しく面倒をみてくれる。 彼は一体誰? そして私は……? アデルの記憶が戻るとき、すべての真実がわかる。 _____________________________ 私らしい作品になっているかと思います。 ご都合主義ですが、雰囲気を楽しんでいただければ嬉しいです。 ※私の商業2周年記念にネップリで配布した短編小説になります ※表紙イラストは 由乃嶋 眞亊先生に有償依頼いたしました(投稿の許可を得ています)

こちらからお断りです

仏白目
恋愛
我が家は借金だらけの子爵家 ある日侯爵家から秘密裏に契約結婚が持ちかけられた、嫡男との結婚 受けて貰えるなら子爵家を支援するが?という話 子爵家には年頃の娘が3人いる 貧乏子爵家に縁を求めてくる者はなく、まだ誰も婚約者はいない、侯爵家はその中の一番若い末娘を求めていた、 両親はその話に飛びついた,これで自分たちの暮らしも楽になる、何も無い子爵家だったが娘がこんな時に役に立ってくれるなんて,と大喜び 送り出され娘はドナドナな気分である 「一体何をされるんだろう・・・」 *作者ご都合主義の世界観でのフィクションです。

婚約者が記憶喪失になりました。

ねーさん
恋愛
 平凡な子爵令嬢のセシリアは、「氷の彫刻」と呼ばれる無愛想で冷徹な公爵家の嫡男シルベストと恋に落ちた。  二人が婚約してしばらく経ったある日、シルベストが馬車の事故に遭ってしまう。 「キミは誰だ?」  目を覚ましたシルベストは三年分の記憶を失っていた。  それはつまりセシリアとの出会いからの全てが無かった事になったという事だった─── 注:1、2話のエピソードは時系列順ではありません

処理中です...