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真実
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「アオイ。」
アオイは、レイト王子の隣をすり抜け、窓際に行き、庭園を眺めた。
レイト王子と目を合わさなかった。
「アオイ。話があるんだ。」
「話?私は、別に話を聞くことなんてありませんわ。」
「聞いてくれ。」
「真実の愛を見つけたのでしょう。
私への愛は、偽物だったのでしょ。
そう言いましたよね。」
「違うんだ。妹とは、、」
「また、同じことあなたの口から聞きたくない!!
お願いだから、そっとしておいて、、
やっとあなたのいない生活に慣れたのよ。
この国で生活しているのよ。必死で、、、」
「違うんだ。全部嘘だ。」
「そう。初めから嘘だったのね。妹に近づくために私に寄ってきたのね、、、」
涙目になった。
「お願いだ。アオイ聞いてくれ。」
「聞いたくない、、、イヤ、、お願い。もう私を苦しめないで。」
泣き出した。
こんなアオイを見たことがなかった。
「もう私に関わらないで、、」
レイト王子は、近づいて、抱きしめた。
その腕を振り払おうと思ったけど、動かなかった。
「お願い聞いて、、、」
「わかったから、離れて、、、」
解放された。
「婚約破棄はしていない。俺が愛するのはアオイだけ。妹の件は嘘なんだ。」
「????
でも、、2人は仲良く、、私の前でも、肩を寄せ合っていたわ。
わたしには絶対しないのに、
信じられないの。」
「あの妹や家族のことを聞いてなんとかしたいと思った、、、」
「、、、、」
「あの妹の証言が欲しかったんだ。
それで騙して、証言をさせたんだ。
あのパーティで、妹の罪を暴露したよ。他にも被害のあったものもちゃんと証言したし、これでアオイと一緒になれると思った。
アオイの親友のユリも協力者だ。
アオイのこと、ずっと気にしていた。
本当はイヤだとは言っていたんだが、俺が頼んだんだ。」
「そう。」
「ユリにも、すぐに連絡して、こっちに向かってもらう。」
「待ってもらえませんか?
私何を言ってるかわかりません。
全部嘘だと言っても、理解ができません。
ユリは、私居るより妹と居る方が楽しいって、あの時の目を忘れられない。
あの時、貴方にも裏切られ、ユリも離れていき、周りのみんなが私を避けた。
私一人をあんな辛い状態にしたのよ。」
「ああ。すまない。でも、」
「あのアクセサリーも妹と一緒でショックだったの。あれだけは、妹にとられないように守っていたのに、同じものを妹に送ったのよ。」
「だから、婚約破棄届といっしょにおくったのか、、、」
アクセサリーを出してみせた。
「これは、アオイだけのものだよ。サファイアで、俺の瞳だよ。」
「それは知っている。あなたの瞳だったから嬉しかった。でも同じ色のアクセサリーを妹にもあげた、、ショックだった。私だけがもらえるものだと思っていたから、、、」
「アオイだけだよ。俺の瞳のサファイアを持てるのは。妹のは、ガラスだ。」
「え?」
「確かにデザインはいっしょだよ。でも石が違う!!」
「妹には、輝いているから明るくしたとかいっておいた。バレるとアオイのものを奪うからな。」
「、、、、、。」
「あなたのことは好きよ。久しぶりにあっても、やっぱりドキドキする。
貴方を好きなんだと思う。
でも、あなたを信じられない。それだけ、わたしは、ショックだったのよ。
この国に来て、あなたを忘れるために毎日頑張った。だから、もう私は一人で生きると決めたの。」
「もう一度チャンスをくれないかな。」
「チャンス?」
「もう一度俺と向き合ってほしい。お願い」
「でも、無理だと思う。信頼は一度壊れたものは、修復出来ない、、、
わたしあの時のあなたの瞳が忘れないの。怖いの。
私はあなたから婚約破棄言われるのが、怖くて逃げたのよ。あなたを信じて、また裏切られたら、もう生きていけない、そんなことわかってるのにまた恋をする勇気がない。」
「今度はしない。」
「それが信じられない。
あなたは素敵な人よ。優秀だし、私にこだわらなくても、いい人がたくさんいる。
ちょうど良かったのよ。
違う道を歩みましょう。」
「生涯君を愛する。君しか愛せないんだアオイ。全てが好きなんだ。」
「、、、、、」
「もう一回、俺と一緒に居て、それでダメなら諦める。俺も一生結婚はしない。」
「王子なのに、、」
「養子を迎えたらいい。」
「わかりました。でも、私は今、家庭教師をしています。そちらのが優先になります。」
「今日は失礼します。」
そして、自分の部屋にこもった。。
「疲れた、、、、」
アオイは、レイト王子の隣をすり抜け、窓際に行き、庭園を眺めた。
レイト王子と目を合わさなかった。
「アオイ。話があるんだ。」
「話?私は、別に話を聞くことなんてありませんわ。」
「聞いてくれ。」
「真実の愛を見つけたのでしょう。
私への愛は、偽物だったのでしょ。
そう言いましたよね。」
「違うんだ。妹とは、、」
「また、同じことあなたの口から聞きたくない!!
お願いだから、そっとしておいて、、
やっとあなたのいない生活に慣れたのよ。
この国で生活しているのよ。必死で、、、」
「違うんだ。全部嘘だ。」
「そう。初めから嘘だったのね。妹に近づくために私に寄ってきたのね、、、」
涙目になった。
「お願いだ。アオイ聞いてくれ。」
「聞いたくない、、、イヤ、、お願い。もう私を苦しめないで。」
泣き出した。
こんなアオイを見たことがなかった。
「もう私に関わらないで、、」
レイト王子は、近づいて、抱きしめた。
その腕を振り払おうと思ったけど、動かなかった。
「お願い聞いて、、、」
「わかったから、離れて、、、」
解放された。
「婚約破棄はしていない。俺が愛するのはアオイだけ。妹の件は嘘なんだ。」
「????
でも、、2人は仲良く、、私の前でも、肩を寄せ合っていたわ。
わたしには絶対しないのに、
信じられないの。」
「あの妹や家族のことを聞いてなんとかしたいと思った、、、」
「、、、、」
「あの妹の証言が欲しかったんだ。
それで騙して、証言をさせたんだ。
あのパーティで、妹の罪を暴露したよ。他にも被害のあったものもちゃんと証言したし、これでアオイと一緒になれると思った。
アオイの親友のユリも協力者だ。
アオイのこと、ずっと気にしていた。
本当はイヤだとは言っていたんだが、俺が頼んだんだ。」
「そう。」
「ユリにも、すぐに連絡して、こっちに向かってもらう。」
「待ってもらえませんか?
私何を言ってるかわかりません。
全部嘘だと言っても、理解ができません。
ユリは、私居るより妹と居る方が楽しいって、あの時の目を忘れられない。
あの時、貴方にも裏切られ、ユリも離れていき、周りのみんなが私を避けた。
私一人をあんな辛い状態にしたのよ。」
「ああ。すまない。でも、」
「あのアクセサリーも妹と一緒でショックだったの。あれだけは、妹にとられないように守っていたのに、同じものを妹に送ったのよ。」
「だから、婚約破棄届といっしょにおくったのか、、、」
アクセサリーを出してみせた。
「これは、アオイだけのものだよ。サファイアで、俺の瞳だよ。」
「それは知っている。あなたの瞳だったから嬉しかった。でも同じ色のアクセサリーを妹にもあげた、、ショックだった。私だけがもらえるものだと思っていたから、、、」
「アオイだけだよ。俺の瞳のサファイアを持てるのは。妹のは、ガラスだ。」
「え?」
「確かにデザインはいっしょだよ。でも石が違う!!」
「妹には、輝いているから明るくしたとかいっておいた。バレるとアオイのものを奪うからな。」
「、、、、、。」
「あなたのことは好きよ。久しぶりにあっても、やっぱりドキドキする。
貴方を好きなんだと思う。
でも、あなたを信じられない。それだけ、わたしは、ショックだったのよ。
この国に来て、あなたを忘れるために毎日頑張った。だから、もう私は一人で生きると決めたの。」
「もう一度チャンスをくれないかな。」
「チャンス?」
「もう一度俺と向き合ってほしい。お願い」
「でも、無理だと思う。信頼は一度壊れたものは、修復出来ない、、、
わたしあの時のあなたの瞳が忘れないの。怖いの。
私はあなたから婚約破棄言われるのが、怖くて逃げたのよ。あなたを信じて、また裏切られたら、もう生きていけない、そんなことわかってるのにまた恋をする勇気がない。」
「今度はしない。」
「それが信じられない。
あなたは素敵な人よ。優秀だし、私にこだわらなくても、いい人がたくさんいる。
ちょうど良かったのよ。
違う道を歩みましょう。」
「生涯君を愛する。君しか愛せないんだアオイ。全てが好きなんだ。」
「、、、、、」
「もう一回、俺と一緒に居て、それでダメなら諦める。俺も一生結婚はしない。」
「王子なのに、、」
「養子を迎えたらいい。」
「わかりました。でも、私は今、家庭教師をしています。そちらのが優先になります。」
「今日は失礼します。」
そして、自分の部屋にこもった。。
「疲れた、、、、」
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