【完結】21距離をおきたいと言れたので、隣国に逃げたけど、、、

華蓮

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拒否

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執務室で少し居眠りしていた。

「行かないで!私だけって、、、、」

「アオイ。アオイ」とゆすられて起こされた

「ん?レイト王子殿下?何故ここに?」

「それよりうなされている。大丈夫か?」

「はい。大丈夫ですよ。」笑顔で答えた。

「ごめん。。」抱きしめてくれた。

「レイト王子殿下。起こしてくれてありがとうございます。仕事を片付けたいので、、」

「え?今から?」

「はい。どうしてもしたいことがありますから。レイト王子殿下はおかえりなられた方が、わたしは、ここに泊まりますし。」

「え?ベットは?」

「そこのソファで眠ります。」

「それでは、、」

「大丈夫ですわ。少し眠るだけですから、、、」

「ベットで寝てないのか?」

「レイト王子殿下はおかえりになってください。」

話を逸らした。
わたしはここにきてから、ベットで眠ったのは数回だった。
ベットで寝ると、色々思い出して、眠れない。
まだ、ソファのが眠れるし、
倒れるまで仕事をした方が、寝れる。

電気をつけないと怖かった。
その異常を誰も悟られないようにしてきた。

「大丈夫ですわ」
笑顔で言い切って、殿下を、外に出した。

殿下は隣の部屋に入って様子を見ていた。

本当に朝方まで仕事をしていた。

朝になり、ゆあみをし、朝の準備をしていた。

化粧で誤魔化していた。

「アオイ。少しいいか?」

「なんでしょう。」

「ベットで寝よう。君が倒れてしまうよ。」

「大丈夫です。殿下はもう国へお帰りになった方がよろしいかと思います。わたしは、今の生活に慣れるために頑張ってきました。ですから、、、」

「1人で帰るつもりはない。帰る時はアオイと一緒だ。」

「私は、帰るつもりはありません。ですから、レイト王子殿下、一人で帰ってください。」


「、、、、、どうしたら一緒にいてくれるんだ?」

「もう無理です。今のわたしには無理なんです。仕事がありますから、、、、」

「せめてベットで寝ないと、、」

「レイト王子殿下。倒れることを心配されているのですよね?
わたしは、今、倒れてもいいと思っています。
倒れなければ、ベットで眠れないのです。
だから、今の状態を作り出しているだけです。」

「何を言ってるんだ?倒れるって、、」


「レイト王子殿下には、何も出来ることはありません。
レイト王子殿下のせいで、夜眠ることが怖いのです。
いくらわたしのためと言っても、一言言ってくれたら違ったのに、何も言ってくれなかった。
あの時私は、信じていたものから裏切られ、誰一人私を見てくれなかった。独りぼっちだったわ。嫌なの。もうあそこに戻るのは、、、」

「それは、、、、」

「レイト王子殿下の言い分はわかりますよ。あの妹が気がつかないようにでしょ。
でも、わたしには、あの状態は絶えられなかった。だから、あの国から逃げてきたのよ。

だから、レイト王子殿下とは、もう無理だと思います。」

「それでは、ずっと、」

「大丈夫です。違う人を好きになれば、もうレイト王子殿下のことを忘れるでしょ。だから、、、」

「そんなの、、、」

レイト王子殿下は部屋を出ていった。
これで、もう諦めてくれるでしょう。
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