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王宮

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家庭教師の仕事を精一杯頑張った。
カナリーは、吸収していき、いろんなことを覚えた。
毎日が楽しい。アオイ先生のおかげよ。
今まで、私は自信ではなく、傲慢だったのよ。心を入れ替えて、アオイ先生みたいになるわ。
と言ってくれた。

ナタリー様も、喜んでくれて、ボーナスを貰った。

カナリーは、無事公爵の婚約者となったのだ。


その噂を聞き、いや、ナタリー様が広げてくださったみたいで、家庭教師の依頼が増えた。

その中でも、一番は、王宮での家庭教師だった。
王宮は、嫌なのでお断りしていたけど、私しかいない言われ、仕方なく受けた。

「隣国の王子の婚約者が行方不明になり、探している。」という噂を聞いた。

そんなに愛されるなんて幸せね。私にはもう恋愛する気がないわ。

今は家庭教師の仕事が楽しい。
さて。今日の王女には、何教えようかしら?


王宮で偶然に、レイト王子がきていると。

私は平然として会えるのかしら?
妹の婚約者になった今、王子へ恋心を捨てれたのかしら?

まぁ。、私は、今会いたいと思っても、身分が違うから、、、

お仕事お仕事!!



王子たちは、ランチを楽しんでいた。

「レイト王子は、探している人がいるらしいね」

「そうなんです。探しているのですが、、、この国にいることは間違いないのですが、、、」

「婚約者だろ?」

「事情があって、彼女を騙してしまった。誤解を解く前に消えてしまったんです。」

「どんなことがあったのかい?」

「彼女は、妹に虐められていました。
私が贈ったプレゼントも、食事さえ妹に取られていたそうです。
そして、周りの人もやっぱり被害があったので、
妹を騙し近づいて、証言をとることにした。
誰にもバレないように慎重にしないといけないからアオイにも言えなかった」

「そーか。彼女のために頑張ったんだな。」

「でも、その彼女には、私が本当に婚約破棄をすると思われたから、公爵を出て、平民になってしまった、、、」

「ん?アオイと言わなかったか?」

「婚約者の名前は、アオイです。リバース公爵のアオイというのです。」

「まさか。。公爵令嬢、、あっでも納得かも知れない。」

「ちょっと待っていてくれ。」

と部屋を出て行った。


「アオイ先生いつもありがとうね。妹はどう?やる気はアルかな。」

「はい。最近は、やる気満々ですよ。可愛いですし。毎日一緒に過ごせるのは楽しいですよ。」

「ありがとう。お茶をご馳走させて、もう少し話を聞きたいから。」

「はい。構いませんよ。」

サロンに案内された。

「そう隣国からお客さんがきていて、、、」

「アオイ!」とレイト王子が駆け寄ってきた。


「お久しぶりです。レイト王子。」
笑顔で答えた。
あらっ。私思ったより、話せるのね。
でも、まだドキドキするわ。
仕方ないわね。
ずっと好きだった人だし、死ぬまで一緒にいれると思っていた人だもの。

「王子、私はお邪魔だと思いますので、失礼しますね。」

「アオイ。話をさせてくれ。」

「アオイ先生。2人で話をした方がいい。わたしは、失礼するよ。ゆっくりはなしをするんだよ。」

私たちは2人きりにされた。


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