【完結】21距離をおきたいと言れたので、隣国に逃げたけど、、、

華蓮

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家出

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公爵は、家に帰ると、
「アオイを呼んでこい!」と執事に向かって叫んでいた。

「お嬢様はパーティに行かれたのではありませんか?
朝は、旦那さまより先に馬車に乗り出掛けられまして、まだお戻りではありませんよ。」

「なんだって?」

アオイの部屋に急いで行ったら、、机の上に手紙があった。



「お父様、お母様。
今までありがとうございました。
出来の悪い娘で申し訳ありません。
平民届にサインをしましたので、
お手数ですが、お手続きよろしくお願い致します。

王子との婚約破棄の書類も国王様宛に送ってあります。
心配しないでください。二度と顔を出すことをしませんので。」

と書いてあった手紙と書類があった。



国王の元にも、
手紙が届いた。
「国王様、王妃様。今までありがとうございます。
レイト王子は、私の妹のカオリと真実の愛だと私に宣言されました。
もうすぐ、婚約破棄をされると思いますので、私の方からサインをしました。
書面で、申し訳ありません。
もう、私は公爵家とは、関係なくなりますので、国王様にお会いできる立場ではありません。」

入学祝いでレイトが、あげたネックレスが一緒に入っていた。

「え?どうゆうことだ?レイトからは、アオイを愛してるから、カオリから離すために演技をしていると、、、」


「アオイは勘違いしていないか?」

「今日はパーティだろ?アオイは来てるのか?」



「調べてきます。」宰相が、部屋を出て行った。




それからしばらくして、宰相が戻ってきた。
「国王さま、、大変です。パーティにはアオイさまは、来てないそうです!!
公爵家にもいないそうです。
今外のものが探しています。。」

「そんな。あの子には、アオイしかないのですよ。すぐに探し出さないと。」





レイトは国王に呼び出されたので、すぐに国王の元にいった。

「レイト!これを見よ。」

「え?婚約破棄の書類?アオイのサイン入り、、なぜ?」

「きちんと説明したのか?」

「いえ。終わってから打ち明けるつもりでした。」

「手紙を読んでみろ。」

「うそだ、、、公爵と関係ない?」

「ああ。平民になるということだな。もう公爵にはいないのではないか?
そのままどっか行ったのではないか?」

「パーティにいなかった、、、」


「もう一日、経っているから、国境近くまで行ってるかもしれない、、」

「今すぐいきます。」
馬に乗って国境まで走ったけど、アオイの姿はなかった。


「アオイ、、愛しているのは、お前だけだ。どこにいるんだ。戻ってきてくれ、俺の元に。」






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