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ユリ
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レイから、「一度ユリと会ってくれないか?俺が頼んでしまったから、ユリとの付き合いが無くなったわけで、申し訳なくて、、、」と言われたから、私は会うことにしたけど、気が重い。
ユリに会わないといけない。会いたいと思わない自分がいる。
ユリのことを親友だと思っていたのに、妹と仲良くなった。それだけなら許せる。でも、それだけじゃない。
それを確かめるために、会うことにした。
街のカフェの一室を借りることにした。
私がついた頃には、まだユリはいなかった。
普通、先に待ってるものよね?
と思いつつ、ミルクティーを頼み、本を読みながら、待っていた。
約束の時間の10分遅れでやってきた。
流石に謝罪じゃなかったわけ?と思ってしまう。
すでに、目に涙をためてるんだけど?
もしかして、目薬を使ってる?
「アオイ。ごめんなさい。私はレイトに頼まれたからと言って、アオイを裏切ってしまって、、、、あなたの妹と仲が良いフリをしてたの、、、」
でもその姿に、何も思わなかった。
なんだろ、、、響かない。
「ユリ。大丈夫よ。」というと、
「ありがとう。そー言ってもらえてよかった。」
ケロッとした。
すぐに笑顔に戻った。さっきまで泣いていたのに?やっぱり目薬だね。
「アオイ。今から出かけない?久しぶりに出かけようよ。昔みたいに、、、
レイトは来ていないの?よかったら3人で遊ぼうよ。」
レイト?やっぱり確定ね。
「ユリ。ごめんね。しばらく会えないの。私がここにいなかった分、学び直さないいけないの。また、時間ができたら連絡するね。」悲しそうに返事をしてたら、、
「そうなんだ。少しでも無理なの?」
「うん。ごめんね。このあとも授業があるから、」
ユリは私に聞こえないように舌打ちした。
もちろん私が聞こえているとは、思ってもいなかったけど、私には聞こえた。
「もう気にしないでね。
私のことは、大丈夫だから。」
言い切った。
「アオイ?」
「ん?」
「アオイ、変わった?」
「そう?変わらないよ。何も。
今日は、来てくれてありがとう。」
と言って、別れた。
そうユリは、レイのことが好きだったのね。私の前でレイトと呼ぶ?
私を遠ざけたかったのよね。それなら、理屈があう。
アオイとユリの友人の絆は戻らなかった。
ユリは許してくれたと思っていたけど、アオイは許せなかった。
ずっと親友だと思ってきたけど、違ったんだとおもった。でも、別に、それで構わないと思う自分がいた。
隣国に行き、いろんな人と出会い、学んだことがある。
本当に慕う人の瞳が、違うことがわかった。
隣国に行ってよかったと思っている。
私と会いたいより、レイトといたいのね。よくわかったわ。
「レイ。すこし話があるの。私の言うことを信じるか?信じないかは?あなたが決めて。」
「どうしたんだ?」
「あのね。ユリとは、もう友達にも戻れないわ」
「ごめん。俺のせいだな。」
「違うの。ユリはあなたのことが好きだったのよ。だから、私が邪魔だったの。」
「え?」
「私がいない間どうだった?よく話をしなかった?私を心配してたけど、最後には自分の話をしなかった?」
「そーいえば、、」
「今日、会って謝ってくれたのよ。でも、わたしの心に響かなかったの。
私が許したら、ケロッとしてた。多分目薬を使ったと思うわ。
私が、妃教育があるから、遊べないといったら、舌打ちをしたの。」
「え?」
「待ち合わせ時間に10分遅れてきて、部屋に入った時には、目には涙。」
「え?」
「レイ狙いなのよ。まぁ信じるか信じないかは、あなたが考えて、、」
「アオイ、、ごめん。おれが、気がついていたら、、こんなことには、、」
「?」
「アオイを信じるから。いや。俺はアオイだけがいてくれたらいい。お前を離したくない。」
「待って、、、落ち着いて、、」
「別に別れないよ。ただ、私も、あなたをとられたくないから、もうユリとあうつもりはないの。」
「アオイ。」
抱きしめてくれた。強く。
「レイ。好き。」
「俺も離したくない。もう二度とあんな思いはしたくない。話をしてくれてありがとう。嬉しい。」
ユリに会わないといけない。会いたいと思わない自分がいる。
ユリのことを親友だと思っていたのに、妹と仲良くなった。それだけなら許せる。でも、それだけじゃない。
それを確かめるために、会うことにした。
街のカフェの一室を借りることにした。
私がついた頃には、まだユリはいなかった。
普通、先に待ってるものよね?
と思いつつ、ミルクティーを頼み、本を読みながら、待っていた。
約束の時間の10分遅れでやってきた。
流石に謝罪じゃなかったわけ?と思ってしまう。
すでに、目に涙をためてるんだけど?
もしかして、目薬を使ってる?
「アオイ。ごめんなさい。私はレイトに頼まれたからと言って、アオイを裏切ってしまって、、、、あなたの妹と仲が良いフリをしてたの、、、」
でもその姿に、何も思わなかった。
なんだろ、、、響かない。
「ユリ。大丈夫よ。」というと、
「ありがとう。そー言ってもらえてよかった。」
ケロッとした。
すぐに笑顔に戻った。さっきまで泣いていたのに?やっぱり目薬だね。
「アオイ。今から出かけない?久しぶりに出かけようよ。昔みたいに、、、
レイトは来ていないの?よかったら3人で遊ぼうよ。」
レイト?やっぱり確定ね。
「ユリ。ごめんね。しばらく会えないの。私がここにいなかった分、学び直さないいけないの。また、時間ができたら連絡するね。」悲しそうに返事をしてたら、、
「そうなんだ。少しでも無理なの?」
「うん。ごめんね。このあとも授業があるから、」
ユリは私に聞こえないように舌打ちした。
もちろん私が聞こえているとは、思ってもいなかったけど、私には聞こえた。
「もう気にしないでね。
私のことは、大丈夫だから。」
言い切った。
「アオイ?」
「ん?」
「アオイ、変わった?」
「そう?変わらないよ。何も。
今日は、来てくれてありがとう。」
と言って、別れた。
そうユリは、レイのことが好きだったのね。私の前でレイトと呼ぶ?
私を遠ざけたかったのよね。それなら、理屈があう。
アオイとユリの友人の絆は戻らなかった。
ユリは許してくれたと思っていたけど、アオイは許せなかった。
ずっと親友だと思ってきたけど、違ったんだとおもった。でも、別に、それで構わないと思う自分がいた。
隣国に行き、いろんな人と出会い、学んだことがある。
本当に慕う人の瞳が、違うことがわかった。
隣国に行ってよかったと思っている。
私と会いたいより、レイトといたいのね。よくわかったわ。
「レイ。すこし話があるの。私の言うことを信じるか?信じないかは?あなたが決めて。」
「どうしたんだ?」
「あのね。ユリとは、もう友達にも戻れないわ」
「ごめん。俺のせいだな。」
「違うの。ユリはあなたのことが好きだったのよ。だから、私が邪魔だったの。」
「え?」
「私がいない間どうだった?よく話をしなかった?私を心配してたけど、最後には自分の話をしなかった?」
「そーいえば、、」
「今日、会って謝ってくれたのよ。でも、わたしの心に響かなかったの。
私が許したら、ケロッとしてた。多分目薬を使ったと思うわ。
私が、妃教育があるから、遊べないといったら、舌打ちをしたの。」
「え?」
「待ち合わせ時間に10分遅れてきて、部屋に入った時には、目には涙。」
「え?」
「レイ狙いなのよ。まぁ信じるか信じないかは、あなたが考えて、、」
「アオイ、、ごめん。おれが、気がついていたら、、こんなことには、、」
「?」
「アオイを信じるから。いや。俺はアオイだけがいてくれたらいい。お前を離したくない。」
「待って、、、落ち着いて、、」
「別に別れないよ。ただ、私も、あなたをとられたくないから、もうユリとあうつもりはないの。」
「アオイ。」
抱きしめてくれた。強く。
「レイ。好き。」
「俺も離したくない。もう二度とあんな思いはしたくない。話をしてくれてありがとう。嬉しい。」
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