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名前を捨てたい
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アルカスとアリーヌが帰ってきた。
「ただいま。その顔はうまくいったようだな。良かったよ。」
「アルカス。心配かけてごめん。」
そこへ、イオン侯爵がみえた。
「父上?」
「私が呼んできてもらった。」
「父上、すまない。」
「何言ってるんだ。大事な息子のことだよ。」
「ありがとう。こちら、ユイカーナだよ。」
フランクはユイカーナを紹介した。
「ユイカーナと申します。この度は、お忙しい中、申し訳ありません。」
「可愛いお嬢さんだ。」
応接間に移動した。
「父上。私はユイカーナと結婚します。思いが通じました。」
「私は、ローズクレセント騎士団の団長をしています。クィーンでもあります。フランク様を支える嫁には慣れませんが、フランク様と一緒にいたいのです。」
「私もクィーンであるユイカを支えたいと思っています。」
「侯爵は、弟が継ぐよ。了解してくれた。ただし、手伝うことは条件だ。お前の頭を貸して欲しいと。アイディアが欲しい時は頼りたいとのことだ。」
「もちろんです。」
2人の気持ちとイオン侯爵も了承してくれたが、1番の問題がある。
ユイカーナの両親である伯爵だ。
兄上は、お前をカリオス伯爵に嫁ぐ話が出ていると前にいったよな。
多分もう結んでいるのではないかと思う。
「え?」
「明日、宮殿にユイカの両親をきてもらうことになっている。
それで、お前の両親が反対すると思うが、そうなったら、ユイカを俺の娘にしようと思う。
婚姻届を書いてくれたが、名前が変わってしまう。」
「本当いいの?私がアルカスとアリーヌの娘になって。こんな大きな娘でもいの?」
「ユイカ。私たちは、お前が娘になってくれる方が嬉しい。可愛い娘よ。」
「でもそれも阻止してくる可能性がある。ユイカーナとして、辛い決断になるが、縁を切って欲しい。」
「私、死んだことにしてもらってもいいんだけど、それはイオン侯爵に迷惑になるかな?平民の娘を娶ることになるかな。」
「別に構わないよ。継ぐのは弟だからね。世間からも言われないよ。」
「私、ユイカーナという名前を捨てたいの。愛されてもない名前、必要ないし、小さい頃から、アルカスが呼んでくれたり、アリーヌが呼んでくれる。フランクも呼んでくれるユイカがいい。ユイカーナとしての人生は歩んでいない。」
「明日皇太子とも打ち合わせを兼ねて朝から打ち合わせし昼から両親が来る。イオン侯爵も申し訳ないが、、」
「構わない。フランク、一度家に帰ってくれるか?渡したいものがある。」
「わかった。」
「ありがとうございます。」
フランクは、お父様と一緒に帰っていた。
「ユイカ。本当にいいのか?名前を捨てることは、」
「アルカス。私は、いらない子なんだよ。まさか。生まれた時に宝石を贈られていないなんてね。思わなかった。」
「そうだな。流石に俺もびっくりしたよ。結婚式の時はどうするんだ?」
「実はね、大蛇のコウダイ様が、もう一つルビーをくれたの。
私はあの時結婚するつもりなかったから、、断ったんだ。でも、持っていないといけないものだ。って言ってくれて、ルビーをネックレスにしたの。」
「皇太子との話が終わったら、大蛇様や獅子、モフ様に挨拶に行こうと思う。モフ様は、フランクといることで幸せになると予言されたんだ。」
「え?」
「ブレスレットの君ってね。」
「そうだったんだ。」
「まぁみんなに挨拶に行こう。森で式を上げるのもいいぞ。」
「そうね。いいわね。」
「ただいま。その顔はうまくいったようだな。良かったよ。」
「アルカス。心配かけてごめん。」
そこへ、イオン侯爵がみえた。
「父上?」
「私が呼んできてもらった。」
「父上、すまない。」
「何言ってるんだ。大事な息子のことだよ。」
「ありがとう。こちら、ユイカーナだよ。」
フランクはユイカーナを紹介した。
「ユイカーナと申します。この度は、お忙しい中、申し訳ありません。」
「可愛いお嬢さんだ。」
応接間に移動した。
「父上。私はユイカーナと結婚します。思いが通じました。」
「私は、ローズクレセント騎士団の団長をしています。クィーンでもあります。フランク様を支える嫁には慣れませんが、フランク様と一緒にいたいのです。」
「私もクィーンであるユイカを支えたいと思っています。」
「侯爵は、弟が継ぐよ。了解してくれた。ただし、手伝うことは条件だ。お前の頭を貸して欲しいと。アイディアが欲しい時は頼りたいとのことだ。」
「もちろんです。」
2人の気持ちとイオン侯爵も了承してくれたが、1番の問題がある。
ユイカーナの両親である伯爵だ。
兄上は、お前をカリオス伯爵に嫁ぐ話が出ていると前にいったよな。
多分もう結んでいるのではないかと思う。
「え?」
「明日、宮殿にユイカの両親をきてもらうことになっている。
それで、お前の両親が反対すると思うが、そうなったら、ユイカを俺の娘にしようと思う。
婚姻届を書いてくれたが、名前が変わってしまう。」
「本当いいの?私がアルカスとアリーヌの娘になって。こんな大きな娘でもいの?」
「ユイカ。私たちは、お前が娘になってくれる方が嬉しい。可愛い娘よ。」
「でもそれも阻止してくる可能性がある。ユイカーナとして、辛い決断になるが、縁を切って欲しい。」
「私、死んだことにしてもらってもいいんだけど、それはイオン侯爵に迷惑になるかな?平民の娘を娶ることになるかな。」
「別に構わないよ。継ぐのは弟だからね。世間からも言われないよ。」
「私、ユイカーナという名前を捨てたいの。愛されてもない名前、必要ないし、小さい頃から、アルカスが呼んでくれたり、アリーヌが呼んでくれる。フランクも呼んでくれるユイカがいい。ユイカーナとしての人生は歩んでいない。」
「明日皇太子とも打ち合わせを兼ねて朝から打ち合わせし昼から両親が来る。イオン侯爵も申し訳ないが、、」
「構わない。フランク、一度家に帰ってくれるか?渡したいものがある。」
「わかった。」
「ありがとうございます。」
フランクは、お父様と一緒に帰っていた。
「ユイカ。本当にいいのか?名前を捨てることは、」
「アルカス。私は、いらない子なんだよ。まさか。生まれた時に宝石を贈られていないなんてね。思わなかった。」
「そうだな。流石に俺もびっくりしたよ。結婚式の時はどうするんだ?」
「実はね、大蛇のコウダイ様が、もう一つルビーをくれたの。
私はあの時結婚するつもりなかったから、、断ったんだ。でも、持っていないといけないものだ。って言ってくれて、ルビーをネックレスにしたの。」
「皇太子との話が終わったら、大蛇様や獅子、モフ様に挨拶に行こうと思う。モフ様は、フランクといることで幸せになると予言されたんだ。」
「え?」
「ブレスレットの君ってね。」
「そうだったんだ。」
「まぁみんなに挨拶に行こう。森で式を上げるのもいいぞ。」
「そうね。いいわね。」
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