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恋が実る

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「ありがとう。みんな心配かけてごめんね。」

「フランクがここにいるということは、もう私の正体わかったということだよね。」

「ああ。ユイカ。一度フランクと話をしなさい。思ってること全て話をしなさい。フランクと2人でゆっくりしな。今日は休みだし、久しぶりにアリーヌとデートしてくるよ。カルパスは、学校だしな。」

「行ってらっしゃい!」
「行ってきます」


「フランクありがとうね。私をここに運んでくれたんだよね?」

「ああ。」

「なら、私はクィーンよ。あなたをずっと騙していたのよ。もしかして、あれからずっといてくれたの?」

「ああ。」

「クィーンとして生きるから、私はあなたとは一緒になれないの。
あなたを支えることが出来ない。
私より可愛くて、気立も良い子はたくさんいるから、その方がいい。
あなたは優秀よ。だから、私のそばにいない方がいい。」

「なあ。そのブレスレットを外さなかったのはなんで?」 

「え?、、、、。」

「ねえ?本心を聞かせて、俺のことどう思ってる?好き?嫌い?」 

「、、、、」

「何も考えなくていい。俺だけのことを考えて。」

「、、、、、」

「クィーンとしてじゃなくユイカとして、、、」

「私は、、、、あなたのことが好き。
初めて会った時から、波動があったの。心地がよかった。愛されることを知らない私は、恋だと気がつかなかった。
でも、あなたにブレスレットをもらった時、嬉しかった。
討伐になった時、このブレスレットが守ってくれるって。」

「じゃあ両思いだね。」

「でも、私はクィーンなのよ。魔剣を扱わないといけないの。魔剣を捨てるつもりはない。
それはどうゆうことかわかるかな?
私には子供を作ることができない。
元々、体が傷ついているから、できるとは思わない。
それに、私の体を見たよね?
全身あざだらけになるのよ。気持ち悪いでしょ。」

「まず、子供は考えていない。
ユイカの子供なら欲しいとは思う。でも、子供より、ユイカが欲しい。
ユイカに恋をしていると俺も気がつかなかったけど、初めからお前のこと好きだった。
俺のそばにいることが普通だと勝手に思っていた。
生徒会で一緒だったからな。
他の男と話をしてるとムカついた。

お前の体のあざは見た。
気持ち悪いなんて思っていない。
俺は、我慢したんだよ。
好きな女の無防備な姿で、俺の手を離さないんだよ。
どんなに襲いたかったか。我慢してたんだよ。褒めてよ。
いや。、我慢できなかったな。ひとつだけ残ってるだろ。そのあざ。俺の印だよ。」

「え?手を出したの?」

「仕方ないだろ。それだけで済んたんだぞ。アリーヌ様は、わざと薄いナイトドレスを着せたんだと思う。
俺は試されていたんだよ。色々とな。」

「こんなあざ気持ち悪いでしょ、、」

「なあ。わからないなら試そうか?隠してたからわからなかったけど、お前の胸、大きかったんだな。触っていい?舐めていい?全身触りたいんだよ。俺のものってわかるように。」

「恥ずかしい。」

「可愛い。恥ずかしい姿も俺だけに見せて。愛される姿も見せて。」

「待って、、でもあなたは長男よ。継がないと。」

「俺は、卒業したら、騎士団に正式入団する。」

「え?」

「皇太子様から、俺はクィーンを落とすことを命じられているんだよ。」

「どうゆうこと?」

「アルカス様が皇太子に相談したそう。それで、うちに白羽の矢が立ったわけよ。元々ユイカーナとの縁談だったらしいんだけど、うちの父が、俺がクィーンのことを好きだからと断ったそう。」

「嘘、、」

「俺も嘘かと思ったよ。」
婚姻届を渡した。

「俺はもう名前を書いたから、あとは、ユイカが、サインしたらいいだけだよ。」

「嘘、、私が寝ている間に、、」

「ここを出て、小さな家を建てようと思う。俺の給料では、屋敷は無理だけど、ずっと一緒にいたい。クィーンとして、ユイカとして過ごせばいい。
全てを支えるつもりだ。
こんな弱い俺だけど、お前を愛する気持ちは誰にも負けない。」

「ありがとう。嬉しい。
カオス、カレン。私幸せになってもいいかな?フランクと一緒にいたい。私も好きなの。」

「ああ。いいよ。」
「おめでとう!!やっとね。お互い鈍感だから。」
「え?カレンは知ってたの?」
「わかるに決まってるよ。単純なのにね。カオスは拗ねてるよ。ユイカのこと気に入ってたもんね。」

「ふん、」

「カオス。カレン。これからもよろしくね。私頑張るから。」

「フランク。これからよろしく。」
サインをして渡した。

「ありがとう。」
髪を撫でて、おでこにキスをした。
それだけで顔が赤くなっていたけど、気持ちが通じたんだから、それで終わるわけがない。

唇を奪った。
「やわらかい。」
「待って、、これ以上は、、、」
「待たないよ。」

さっきより長いキス。恥ずかしいけど嫌じゃなかった。
「ダメっ、カオスが、、、」
「何言ってるの。これから全て見られるんだから、気にしてたらダメだよ。」
「え?」
「ばーか。お前たちがやってる時は、眠るからな!!心配するな。」

「そうよ。ユイカ。わたしも眠るよ。
邪魔しないから気にしないでいいのよ。フランクを受け入れていいのよ。」

「だってさ。もう俺の妻だよな。」

「まだ、、気持ちが、、」

「ならキスは嫌?」

「嫌じゃないから困ってる。」

可愛いな。またキスをした。

「慣れろ。慣れるまでやり続けるからな。」

「ダメっ。、もう慣れたから。」

「慣れてないよ。ほら口開けて、」
舌が中に入ってきた。何これっ。

「ほらっ同じようにして。」
ユイカは、フランクがするように同じようにしてみた。

「んっ。」全身が暖かくなり、幸せな気分になった。

「フランク好きっ。んっ。」
「可愛い。我慢しなくていい。もっと欲しがれ。」
2人は唇が腫れるほどキスをしていた。
流石にバレるな。と思いストップをかけた。
「これ以上やると俺は全てを欲しくなるよ。ゆっくりあじわいたいな。」

「うん、あのね。またしてくれる?」

「気に入った?」
「うん。」
かわいいな。





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