【完結】8私だけ本当の家族じゃないと、妹の身代わりで、辺境伯に嫁ぐことになった

華蓮

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伯爵

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「ルイジ殿、この度は、サマリーを、辺境伯に嫁がせてくれてありがとう。

辺境伯に嫁いだのは間違いない。
サマリーと結婚した時は、辺境伯だったからな。、
父だろうが、息子だろうがどちらでもいいよな。
問題ないよな?」と威圧的な顔で言う。

「それは問題ありません。」

「サマリーは、学園も通わせてもらえなかったようだね。わがままだろうが、マナーができなくても普通は学園には通わすものだ。

使用人として、過ごしてきたようだね。
まさか、料理を作れるなんて、普通できないよね?
俺の怪我の跡は、かなり酷かった。肉が、出てる状態だったよ。
普通の使用人すら、嫌がる。。
それをサマリーは、嫌がらず、1日3回も変えてくれた。
普通の令嬢なら絶対に無理だ。俺も最初は、使用人だと思ってた。
しかも伯爵家の後継の権利があるなんてな。」

「権利はありますが、結婚したらなくなるはずです。」

「サマリーと私の間に、男の子が産まれたんだ。
どうゆうことかわかるか?」



「ルイジ。覚えていないのか?サマリーは、侯爵の血が流れている」

「はい。それは、、、国王様。」

「女では、継げません。だから、弟のコントラが、伯爵を継ぎます。」

「確かに女は継げないけど、その子供が継げるよな。覚えていないのか?」

「辺境伯は、、」

「フレットが継ぐに決まっておる。。アルフレッドは、フレットの弟になるからな。」

「はい。たしかに、、、」

「アルフレッドは、辺境伯と侯爵系の伯爵とコントラは、男爵系の伯爵。ということは、、、」

「でも、、、」

「辺境伯は、公爵と同じだぞ。身分でいったら、断然にアルフレッドのが高くなるのに、何故?」

「え?公爵?」

「知らなかったのか?まさか伯爵より下と思っていたか?」

「北の果てで、貴族内では左遷と言われています」

「愚かだな。」



「そんな、、父上、、私は、、、」

「すまない。お前は、男爵の血だ、侯爵の血が入っていない。」

「そんな、、」

「カンパリー伯爵をサマリーの子が継げば、爵位も上がるぞ。」

「どうゆうことですか?」

「ノースウッド辺境伯は、王族。アルファは、私の弟だからな。」

「え?王弟?」

「知らなかったのか?」

「まぁ。いいでしょう。そんなことだから、近いうちに、引退すること、、」

「カンパリーは、誰が?」

「アルファが、仮で行う。」

「辺境伯は?」

「フレットに爵位をゆずっているからな。」

「国王、、、それは、、」

「お前の力を子供に教えなくてどうする。フレットは、もう引き継いでるだろ。あとは、経験だけだ、、、」

「それでは、私が引退した意味が、、」

「サマリーと一緒に執務をしたらいいだろ。」

「サマリーができる訳ないだろ、、、学園も行ったことないのにさ。」と笑う父。

「お前たちは、学園の卒業テストはいくつだ?」

「アリーサが、平均80、コントラが平均90ですよ。」と自信満々で答えていた。

「サマリーは、、この前学園の卒業認定を受けに行ったけど、オール満点だったよ。」

「え?学園も行ってないのに、、」

「学園行かずとも、できると言う事だ。なら、問題なく執務ができるな。辺境伯でも手伝っていたから、大丈夫だろ。辺境伯の執務は特殊だから、あれが分かれば伯爵の執務は簡単だよ。」

「国王。本当に辺境伯のより簡単なんですね。」

「ああ。それは、大丈夫だ。
辺境伯の仕事の三分の一程度なはずだ。
お前ならすぐ終わるだろ。だから引き受けくれ。」

「わかりました。アルフレッドが、育つまで引き受けましょう。」

「三分の一は言い過ぎではありませんか?私たちの仕事は、そんなに少ないわけありません。」

「伯爵の仕事が、少ないわけでなく、辺境伯の仕事が多いだけだ。
なら、ルイジ殿、、この本を読むのにどれくらいかかる?」

「3時間くらいですか?」

「アルファは?」

「30分もあればだいたい内容は理解できると思います。」

「え?」

「それだけ優秀じゃないと無理なんだよ。辺境伯は。お前たちが馬鹿にしている、辺境地というのは、大変なんだよ。
辺境伯は、王太子教育をしたものではないと、勤めることは無理。それを知らないものが多い。」

「別に知らなくてもいいんですよ。国王。」

「アルファ。お前は、一人で全てを背負いすぎたんだよ。普通なら夫人も一緒に居て、2人で切り盛りするのに、それを1人でやったんだから、、、、」

「いえ、、、みんなに助けてもらってますよ。」

「でもサマリーが嫁いでくれてよかったよ。サマリー、アルファのこと頼むよ。」

「はい。お任せください。」







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