【完結】8私だけ本当の家族じゃないと、妹の身代わりで、辺境伯に嫁ぐことになった

母の死因

「サマリーの母。エリーナが、亡くなったのは何故だ。」

「病死です」

「本当にか？」

「え？どうゆうことですか？国王様」

「なあ。病死にしては、急なことみたいだったが、、、」

「はい。ある日突然、心臓発作を起こして、なくなりました。」

「心臓発作？お母様は、別に心臓が悪くなかったわ」

「夫人。あなたは、エリーナとは、知り合いだったよな。」

「はい。そーです。友人でした。」

「心臓が悪いと聞いていたか？」

「ただ少し調子が悪いと言っていました。」

「え？お母様は調子が悪いなんて言ったなかったわ。毎日元気だった。だから、突然亡くなってみんながびっくりしたもの。」

「隠していたのよ」

「今思い出したんだけど、お母様に紙袋を渡してたよね？」

「紙袋？」

「お茶だったわ。」

「そうそう。お茶を飲むようにわたしたわ」

「あのお茶普通じゃなかったよね？あの味は忘れられなかったもの。渋くてまずくて、吐いたもの。なんだったの？」

「ただのお茶よ。キノコ茶と言って、椎茸やえのき茸のお茶よ」

執事が入ってきて、お茶を用意した、
「その時と同じお茶を用意しました。皆様飲んでください。」

「夫人、あの時と同じお茶を用意したから飲んでくれ。」


「、、、、、」

「飲めないの？」

サマリーは、お茶を舐めてみた。

「これと同じだわ。」

「サマリー飲んではいけない。うがいをしなさい」

「はい。」

「そのお茶は、毒だったんだよ。」



「え？お母さんは、飲んだよ。。だから、、、」

「ああ、殺したかったわけよね？夫人の座につきたくて、、」

「、、、、、」

「お母様？」

「本当か？嘘だろ？」

「ただのお茶よ、、」

「じゃあのんでみろよ。」

「嫌やよ。」

「連れて行け。」

「そんな、、、」





「サマリー、私たちは家族だろ。、助けてくれ。」

「何を言ってるの？　自分の言った言葉を忘れたの？
一緒に暮らしてた時も、あなたの娘ではなかったよね？隠れて生活しろってね。

私が嫁ぐと決まった時、
これで、家族4人で暮らせると喜んでいたよね？私は、邪魔って言ってたよね？」

「そんなことはない。ずっと心配だった、、、」

「何言ってるの？辺境伯行く時に見送りもせず、私が誰と結婚したかも知らないくせに、、、今更、父親ヅラされても、響かないし、助かりたいのがミエミエよ。
別に使用人として、雇おうか？それか修道院に行けばいいんじゃない？」

「何でそんな冷たいこと言うのよ。妹でしょ。」

「あなたたちが初めに言ったのよ？お荷物って言ってたものね。家族一人減ったけど、殺人者の子供を可愛がればいいじゃない。よかったわ。
私だけあの人血も繋がってないから、、、
全く関係ないわ。私だけ家族じゃなかったものね。」

「あやまるから、許して」

「ごめんなさい。無理です。
私の家族は、アルファ様とアルフレッドだけだから。」



元家族たちには、家と畑を提供した。
どう生きるかはあの人たち次第。。。