31【完結】王太子を支えるために頑張っていたけど、婚約破棄をされました。

華蓮

文字の大きさ
13 / 54

公爵邸

しおりを挟む
機嫌良く公爵邸に帰ると執事が迎えてくれた。


「お帰りなさい。」

「プライズは?」

「出かけています。」

「フロンティアは?」

「王宮ではないのですか?こちらには帰ってきていません。」

「王宮にいるんだな。プライズも一緒なんだろうな。まぁいいや。今日は眠る。明日は二日酔いになるから、寝るから起こすなよ。久しぶりに長期休みを取る。ゆっくりしたい」
と言って自分の部屋に行った。

翌々日に、
「プライズは?」

「食事はいらないと言われています。今まで通りです。」



プライズが家にいないことは今に始まったことはないし、私もここにいること少ない。
家で会う方が少ない。

プライズなら、フロンティアを説得できるだろうし、婚約破棄の書類は、もらった。正式にファミリアの婚約のが先だな。
フロンティアのことは後でいいな。
あいつは、俺たちの言うことに従って生きてきたからな。いや。そう育てから。と安心していた。

執事に、
「王太子妃にファミリア。側妃にフロンティアになる」

と報告すると、

「それはそれは。公爵家のためにとても素晴らしいことですね。」

「ああ。」

「王家を支える公爵ですね。兄が、次期宰相、姉妹が王太子の妃。世間から羨ましがられるますね。」

「そうだな。理想の公爵家と世間では噂をされているし、今まで以上に王家とのつながりが固くなるな。」

「お前も、まだまだイイ暮らしができる。この家を頼むよ」

「かしこまりました。」

フロンティアは、一度この屋敷帰ってきて、それから、ファミリアの婚約式を行い、フロンティアの婚約をしようとかんごえていた。
何気なく、フロンティアの部屋に行ってみることにした。

フロンティアの部屋には、何もなかった。
こんなのものか?と疑問に思い、
侍女を呼ぶと、、、

「ドレスや宝石はどこに?」

「こちらにあります」

クローゼットを開けると、、
そこには2着ドレスと宝石箱が一つあっただけだった。

「王宮に持っていたのか?」

「わたしには、わかりかねます。この部屋には、この2着しかありません。
新しいドレスを王太子様が贈ってくださるなら、王家にあるのかもしれません。
王宮にフロンティア様の部屋があるのですから。」

「それで、フロンティアは?」

「フロンティア様は、この部屋には帰ってくることはほとんどありません。
王宮で贅沢な暮らしをしているのでしょう。王太子妃ですからね。」

「フロンティアは、王太子妃でなくなった。ファミリアがなる。」


「そうなのですか。フロンティア様は、王太子妃にならないのですか。ファミリア様が王太子妃になるのですね。
おめでとうございます。
それは、それは、奥様が喜ばれますね。大事なファミリア様が王太子妃ですもの。

では、フロンティア様はこの部屋に帰ってくるのですね。」


「そうだな。この部屋に帰ってくる。よろしく頼む」
父親らしく侍女にお願いした。




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』

鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」 公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。 だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。 ――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの? 何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。 しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。 それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。 そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。 温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。 そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。 「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」 「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」 離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。 そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。

短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜

美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

王子様への置き手紙

あおた卵
恋愛
フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

処理中です...