【完結】23侯爵の跡継ぎのはずですが、突然平民になりましたが。

華蓮

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マリの結婚式

マリとロバートの結婚式が行われた。


ルビーのネックレスは、豪華だった。
誰にも真似させられないほどの豪華なものだった。
最高級のルビー。質もいい、大きさも大きい。
自分のために売らずに持っていた。

これは、初日、アントニオ伯爵に頼んだ発掘業者が、掘り出したもの。

1番良かったので、自分のものにした。



「幸せそうで、、、」

「おめでとうございます。」

「素敵なルビーで、私たちには手が届きませんわ。さすがマリ様。」

と言われ、マリはご機嫌だった。
そうよね。私が1番似合うのよ。



貴族の令嬢が、嫁ぐなら、まだ許された行為だったけど、当主であること。

当主なら、先のことを考えないといけないし、人々のことを考えると高価なものはあまり好ましくない。

嫁ぐなら、自分の娘を大事にしたい親心をわかってくれる。

そして、何よりも王妃様が持っていたアクセサリーより豪華になっていた。


その事に、気がつかなかった、ラインスズ侯爵一家。



ルビーで儲かったから、結婚式を派手にしたと言うのがよくわかった。
ドレスも外国で、デザインされたものだった。

外国のものを扱うと言うことは、
領地への還元がなかった。


領地のみんなから、不満が出る。

「リサ様が居た時と全く違う。」

「リサさまは、私を第一に考えてくれた。」

「リサ様は、領地にも足を運んでくれた。」

「天災があった時は必ず、来て、みんなと一緒に片してくれたり、食糧の補充をしてくれた。」

「一緒に料理作ってくれたよね。」

「リサ様はどこへ行ったのかな?」

「追い出されたんでしょ?」


と領地では、いろいろな噂があった。


マリは結婚式を挙げ、当主になった。

領地へ行き、挨拶をすべきなのに、それさえもしなかった。

プランの執事になったマロンが、何度もマリ様に、
「領地に行ってください」とお願いした。
でも聞きいれてくれなかった。

当主が、領地に行くことが大事だった。
父も行かなかったから、マリも行かなくてもいいと思っていた。

でも、父は、当主になった時、祖父に連れられて、挨拶には行っていた。

マリの代わりに、ロバートが領地に行っていた。

一生懸命、取り組んだ。
でも、還元がないので、リサがやったことをギリギリのラインでなんとかやる状態だった。いや。できていないことも多かった。

みんなが、ロバートが、やってくれてるのはわかったけど、リサ様を捨て、マリ様に乗り換えた人だから、みんな打ち解けれなかった。

それでもロバートは、頑張っていた。
父に言われた通り、
婚約者を変える事で裏切ったから仕事では頑張りたかった。


平民はどこに住んでもよかった。
普通は、当主のために働くから、移住はしない。
でも、今のラインスズ侯爵の領地は、居心地が良くなく、他所に移住するものが増えてきた。

ロバートも気付かなかった。
住民をよく知らないから、気付けなかった。





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