【完結】23侯爵の跡継ぎのはずですが、突然平民になりましたが。

華蓮

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シーナの出会い

生地も自分でみたくなり、買い出しをするようになった。


ある時、可愛い布をたくさん見つけたので、嬉しくて、買ってしまった。

いっぱいもっていたら、男の人にぶつかってしまった。

「ごめんなさい。」

「令嬢がこんなにたくさん荷物持って、前が見えないよね。もってあげるよ。
私は、サントスと言う。宜しくね。」

「ありがとうございます。サントス様。私、アリスと申します。」



「君はどこかの令嬢だろ。こんなところで1人で買い物なんて危ないでしょう。」

「すみません。お気遣いありがとうございます。こんなカッコをしてるので、貴族と分かりにくいでしょう。」

「いや。アリスは、わかるよ。オーラが違う。とにかく、送るから、乗って。」

馬車で送ってもらった。
アリスは、サントスのこと、素敵な人とは思っていた。


でも、私には関係ない。
恋愛をする暇はない。今はドレスを作りたいわ。



サントスは、街でアリスをみかけて、目で追っていた。

楽しそうに買い物するアリスが気になっていた。
だから、わざとぶつかった。
きっかけを作りたかった。

送るよと強引に馬車に乗せた。
王家の紋章の馬車だから、アリスも安心したのだろう。


2人は馬車の中で盛り上がった。話があったのだ。



「サントス様、、この辺で下ろしてくださらない?寄っていかないと
いけないところがあるから、、、」

アリスは警戒している。
貴族の娘であるから、家までは送らせてくれなかった。

まだ、アリスがどこの貴族は知らない。
聞いても教えてくれないだろう。


「アリス。また会ってくれないかな?」

「?」

「君のこと知りたい。」

「私は、、、、普通の令嬢とは違いますよ。サントス様は、王子なんですから、、、」

「王子といっても第三王子だよ。」

「わかりました。日曜日に会いましょう。」




日曜日に、街の公園で待ち合わせをした。本当にくるかしら?と考えていたら、サントス様はきた。

「ありがとう。今日は来てくれて。」
2人は話が弾み、1日があっというにすぎた。


「今日は、一日楽しかったです。ありがとうございます。」

「私も楽しかった。アリス。君と一緒に居たい。」

「私、、、サントス様とは気が合うと思います。でも、私は、会社を作り、成功させたいのです。
サントス様の望む幸せの形には、ならないと思います。他の令嬢の方がいいですよ。」

「俺のこと嫌?」

「嫌ではありませんよ。でも、私はドレスを作りたいの。」

「俺のこと好き?」

「好きになるとは思います。」

「なら構わないよ。好きなことをしたらいい」

「第三王子ですよ?王族の仕事は、、」

「私は、王位継承権を放棄する。」

「え?」

「ただの第三王子だよ。」

「私の身分はわかりますか?」

「平民ではないし、侯爵以上だと思うよ。」

「なぜ?」

「振る舞いが違う。私は人を見る目だけは、養われてるんだよ。」

「サントス様。さすがですね。私、ブラックリー公爵のシーナと申します。
アリスと偽名を使い、申し訳ありません。」


「まじか、、だからか。」と1人でボヤやき始めた。

「??」

「ごめん独り言。」


「本当に?私、自分のことしていいの?」

「ああ。私も手伝わせてくれないか?」

「え?」

「私は、布を見るのが好きでね。仕入れてあげるよ。」

「わかりました。サントス様。前向きに考えたいと思います。」



「じゃあ、今日お父上に会えるかな?」

はやくない?まだ決めてないけど、、、

「少しはやくないですか?」

「前向きってもう付き合うんでしょ?付き合わないの?」

急に強引になったような、、、
でもなんかそれが心地よかった。

「はい。付き合います。」



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