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部屋
しおりを挟む次の休みの日に、俺の家掃除してくれないか?
どうしても掃除が無理でさ。。ご褒美あげるから。」
「わかりました。高級ディナー食べさせて下さいね!!」
「おっわかった。ご褒美は、フルコースで。」
「やった。じゃあ頑張ります。」
休みの日に教授の部屋に行った。
ショートパンツとタンクトップに、羽織るものを着た。気合い入れて掃除をするための戦闘服!
思ってたより綺麗だった。
もちろん食器は、全部漂白剤につけた。
一人分だからそんなにないけど、、、
服も、洗濯をして、布団も干して、
要らないものや古いものは、捨てた。
布団も干して、夏用の寝具に替えた。
部屋のカーテンも綺麗に洗った。
最後はお風呂掃除。
シャワーを間違って出してしまって、全身濡れてしまった。。
「教授、、、すみません。服を貸してもらいませんか?」
「ああ。大きめのシャツでいいかな?
乾燥まで時間かからないと思うから。
汚れただろうから、ゆっくりシャワーしなっ」
「ありがとうございます。」
シャワーを浴びた。教授と同じ香りのシャンプーにボディソープで、少しドキッとした。
「教授ありがとうございます」
「紅茶を淹れたよ。」
「紅茶好きなんです。」
「どーぞ」
「めっちゃ美味しい。飲んだことない。」
「少しブランデーを垂らすと美味しくなるんだよ。」
「初めて知りました。飲みやすい。もう一杯欲しいな。」
「そんなに気に入ったんだ。。いつもコーヒーを入れてくれるから、入れてあげよう。」
「私お酒弱いんですけど、全然。あ。でもすこし、顔が赤くなる。」頬をさわる。。
「凛。男の部屋で無防備だよね?」
「??」
「男の部屋に来る格好じゃないよね?タンクトップにショートパンツ。肌見えすぎ。」
「これは、掃除しやすいし、わたし胸ないから触りたいとは思わないでしょ。」
「シャワー浴びるし、平気で俺の服着てる」
「それは、濡れてしまったし、、、」
「お酒弱いのに、、ブランデー入りの紅茶飲んで、、、」
「おいしかったもん。。だって、教授は、女の人に興味ないんでしょ?
みんな2人になっても手を出されない。誘惑されないって。」
「そーだね。でもこの部屋に入った女の子は、凛だけだよ。」
「え?みんな掃除しにきてるんじゃ、、、」
「なぜ、私が、自分のプライベートに、人を入れる?」
「?? 先生は誰にも手を出さないから安心していいって先輩が、、、誘っても、断られるし、男にも手を出さないから、大丈夫って。」
「へえ。そんなふうに言われてたんだ。教えてあげるよ真実を。
まず、女が好きだから、男に手を出すわけないよね?
せまられても、俺の好みの女じゃ無いと興味がない!他に聞くことは?」
「えーと?本当に女の人が好きなの??」
「ああ。」
「なんで、わたしを家に呼んだの?」
「なんでだろ?わかんない?」
「わかった!!掃除の仕方が気に入ったから!!そーだわ。」
「凛は、鈍感だね。」
「ん?」
「俺が凛を好きだからだよ。」
「え?私なんて、、、可愛くないし、、、」
「可愛いよ。めっちゃ可愛い。」
「恥ずかしい、、、」
「凛。俺は、凛が大学に入って来る前に出会ってる。知ってる?高校生の凛が、海のゴミを片付けるイベントに参加しただろ?」
「はい。」
「その時、一目惚れをしたんだ。流石に高校生だったし、うちの大学にきてくれたら、いいけど、そんなことはわかんないし、諦めてた。
でもな。ゼミの顔合わせの時に、凛が居た。
それが嬉しくてな。ずっと見てた。凛は俺と話してくれなかった。。目も合うこともなかった。
こんな可愛い子が、7つも離れたおっさんは、嫌だと思ってたから、諦めようと思ったが、最後に、代表として、関わって、ダメだったら、諦めようと思った。
凛は、俺好みの部屋の配置。飲み物も飲みたいものを飲みたい時間に持ってきてくれた。弁当はおいしいし。
しかも髭を剃ってくれるし、、
今日だって、警戒心なしで男の部屋に入るし、、、」
「だって、、 私なんて、好かれる要素がわからない。高校生だよ。、
「話、覚えてない?」
「覚えてません。」
「なんで、このゼミを選んだ?」
「私は、そのイベントで、ある人が、環境について話をしてくれたんです。魚たちが、プラッチックの破片を食べてしまうと言う話を聞いたの。それで私もこの人みたいになりたいって思ったの。」
「それ俺だよ。。太ってたから、わからんかった?」
「嘘っ。。髭は、、なかったですね、、教授だったんですか?」
「その時は、教授じゃないけどな。」
「私、ずっと探してたの。全然見つからなくて、諦めかけてた。
お礼が言いたかったの。教授。私に教えてくれてありがとう。この道に進めてくれて良かった。」
「いやっ。凛が、自分で頑張ったんだよ。」
凛は本当に鈍感だし、純粋。可愛いすぎる。
凛が悪い.、男の部屋に平気で入る。。
何されるかわかんないのに、、、
しかも俺を探してたって、、、。
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