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王妃sideと最後の対面

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王妃様side

王妃様は、シリアルと面会した時に、
自分と違って、できる女と感じたから、
「あなたは、職務するだけの正妃」と洗脳させようと思った。

シンスには、
「カデンの言う通りに」と洗脳させた。
そして、カデンのために、カデンの関係者を周りに置いた。

誤算だったのは、外交に2人で行くことを王妃は知らなかったこと、

カイが、私の洗脳に気がついていた。

カイは、シンスの洗脳をゆっくりと溶かし、シンスにわからないように導いていた。シンスの洗脳は、強めにかけていた。
シリアルは、あまり会っていないから、洗脳はすぐに解けるのはわかっていた。
でも、シンスには、幼い頃から洗脳させていたから、解けないと思っていた。
シンスが、気に入っていた置物を見るとその洗脳が、かかるようになっていた。

それを知った時にはすでに終わった時だった。
私たちが、追放される時にカイから告げられた

王妃様。長年洗脳していたとはね。私もその洗脳に少しかかっていたようで、あなたのすることに疑問に思わなかった。
シリアル様の侍女のメイカに別荘に呼ばれ、真実を聞き、シンス様の様子に疑問に思い、調べましたよ。
長年の洗脳を解くには、洗脳をばれずに、導かないといけなかった。
だから、シリアル様の功績を知らせ、街に行き、カデン様の事実を見せた。
そしたら、シンス様は、うまく解けましたよ。あの、シンス様が気に入っていた置物に洗脳ができるようになってるとは思いもしませんでしたよ。
あの置物は、あなたが洗脳をかけたものではありませんよ。同じものを用意しておきましたよ。わからなかったでしょう。

洗脳が解けた2人は、すぐに恋に落ちましたよ。関係を持った2人。
しかも、2人は、初めて同志。
2人の絆は、ピッタリとはまった。
洗脳に負けない絆が産まれましたよ。
洗脳はかからないと思いますよ。


王妃は、悔しかった。
ワイマール共和国の王妃とは、友人だった。よくカデンを連れて遊びに行った。
そう。密輸の間柄だから、今回、私たちが捕まったことが、憎いと思っているから協力してもらうように手配をした。

ケガをさせて、その看病をカデンがし、その間に関係を持たせるように。
シリアルは茶会で足止めする予定だった。

まさか、シンスが記憶喪失になるとは思わなかった。でも、カデンにチャンスが来たと思った。
これで絶対に上手く行くと思ったのに、シンスは、カデンを拒否し、シリアルと一緒にいた。

何より私は甘く考えていた。シリアルのことを。

シリアルは、公務はできるけど、
気弱だと思ってた。
でも違った。

鉱山のことも全て調べられ、全ての返却を言われた。

ワイマールの王妃と私が繋がっていることを知っていた。

北の領地にシンスとシリアルがやってきた。シンスが国王と話をしている時に、シリアルと2人になった。
シリアルは、
私と目を合わせなかった。

私のやったこと全てを知っていた。

「私はあなたを許しませんよ。シンス様の母親として、やってはいけないことをしましたよ。わかりますか?」

「なんのこと?」とシラを切るが、

「洗脳、そして、傷害。怪我ですんだけど、亡くなってたら、大変でしたね。実の息子を殺した母ですわ。」

「私は何も、、、、」

「あなたは私を甘く見すぎましたね。愛する人を傷つけられたのですよ。本気で戦いますわ。守りたい人ですもの。」

「お前なんて、、、」

「まさか。国王まで、洗脳させていたとはね。国王は、元々は、前国王の下で学んでいたけど、ラクな方に行きたいタイプを知っていて、近づいたのよね。」

「何を言ってる。」

「国王もシンス様も知りませんよ。事実を伝えましょうか?知っているのは、私だけですよ。」

「、、、、、」

「シンス様を産んで頂き、ありがとうございました。シンス様のこと、国のこと、お任せください。
今より幸せを感じてもらいますから。
あなたは最後に母親として、できることがありますね?」

シリアルは自信を持った顔でつたえてきた。

王妃は悔しかった。
言い換えそうとした時、

シンスと国王が入ってきた。


「シリアル。ごめんね。
母上、もうここには、来ません。
2人とも、私を産んでくれてありがとうございました。お元気で。」



シンスは、国王に、
今回自分が、落馬して、頭を打ち、怪我をし、記憶喪失になったり、その場所がワイマール共和国だったことを告げた。


「まさか、、」

「はい。」

「シンス。申し訳ない。後のことは、任せてくれ。正式に国王就任したら、、、、」

「よろしくお願いします。」

シンスも自分の両親を処刑したくなかった。でも、今回はゆるされることではなかった。
国王は、理解してくれたよう。

私が国王就任した時に、命を絶つということ。

シリアルには、知られたくなかったから、別々で話をしたかった。
自分の両親に死ねと言わなければならない姿をみせたくなった。

でもそれは、シリアルも一緒で、シンスには見せれない顔をしていた。






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