【完結】2愛されない伯爵令嬢が、愛される公爵令嬢へ

華蓮

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第一章

最終話

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リリアナは、北の厳しい修道院に行くことになった。

下級娼婦でも役に立たなかった。
プライドだけは高かったから、娼婦にはなれなかった。
北の修道院は、寒い。過酷なところだった。でも、シャーロットにしたことは全て報告されていた。
執事長が、全て記憶し、お母様に報告したそう。
だから、リリアナは、泣き言を言っても、甘やかされることも免除されることもなかった。


ルーセント伯爵家は、取り壊し。新しく伯爵が選ばれことになった。いい人で、きちんと経営する人らしい。良かった。


アランは、平民になり、コツコツと働くしかなかった。
シャーロットが幸せだと言うことを噂で聞く。
「シャーロット様は、素敵。」
「シャーロット様は、心優しい。」
「シャーロット様は、領地の事を考えてくれてる。」
「シャーロット様は、どんどん綺麗になっていく。どこまで綺麗になるの?」

あの方は、天使みたい。リュート様は、シャーロット様一筋だし、お似合い。

シャーロット様をいじめてた人は、最悪ね。、よくいじめられたわ。

元婚約者も馬鹿な奴よね。あのシャーロット様より、性格の悪いリリアナのがいいっていうんだもの。
所詮性欲の塊だったんだろ。

やらせてくれたら誰でもよかったんじゃない?

でも、シャーロット様が別れられて良かったのよ。
元婚約者と幸せになれなかったもの。。
あんな、シャーロット様は見れなかったわ。

リリアナには感謝よね?
そーだな。

リュート殿に言われた通り、俺は後悔ばかりしている。


これが、リュート殿の復讐なんだ、、、
リュート殿とシャーロットが、一度視察にきた。その時、シャーロットを見たけど、俺と一緒にいた頃とは、全く違った。

リュート殿と目があった。その時に、リュート殿は、シャーロットを引き寄せ、
「うちの奥さん可愛いだろ。」と自慢し、頬にキスをする。
シャーロットは、赤くなる。
「シャーロット様、可愛い!!純粋。」
とみんなが言っている。

リュート殿話が頭を回る。乱れる、、、姿、、
シャーロットのことしか考えられなかった。
苦しくても、手に入れることはできない。辛いが、これが自分のしたことなのだ、、、


ハンナは、平民の牢に入り、1日一食の生活。
もちろん寝る時間も少なく、ベットなんてない。薄い毛布一枚。

死ぬことは許されなかった。

「私は、伯爵夫人よ。」


「はやく仕事しろよ。こんなことしかできないくせに伯爵夫人なんてよく名乗ってたなぁ。シャーロット様と同じ生活をしないとな。」

「今、シャーロット様は、3食温かいご飯を食べて、あったかい布団で、やっと寝れるようになったんだ。
幸せそうで良かったな。」

「なぜあなたが、そんなことしってんの?」

「この牢は、公爵が管理したらんだよ。知らなかった?」

「普通ならお前は死罪だ。でも、奥様が、絶対簡単に殺さない。シャーロットが味わったことさせるってね。」

「あの奥様を怒らせたのが悪いね。あの人は、公爵夫人。普段はにこやかだけど、怒らすと怖い。」

「怒らした相手が悪かったね。」


「はやく死にたい、、、」

「無理だろ。シャーロット様が味わった年数は、死ねないよ。それは許されないんだぞ。」

「、、、、、」




カイトは、シャーロットと一緒の小物入れを見つけた。
そこには、また、鍵が入っていた。

引き出しの鍵だった。
あけてみると手紙が、入っていた。



「カイト様
貴方は、私と結婚し、伯爵の立場を手に入れました。
結婚する前は、優しく、私を愛してくれていましたね。
結婚してから、浮気をしました。
いや、愛するふりをしていたのですね。そんなことも知らずに私は、貴方を愛してしまった。

ハンナという男爵の女の間に子供を産ませたのも知っています。でもその子供は、貴方の子ではありませんよ。

貴方は、実の子と思って可愛がっていますが、、、、、

多分貴方は、シャーロットよりその女の子を優先するでしょうね。

同じようにシャーロットを可愛がるなら、貴方は、伯爵のままで入れるように手配してあるわ。
でも、シャーロットを愛さない場合、貴方に伯爵の権利はありません。平民になって下さいね。

貴方がこの手紙を読んでいるなら、
私はもうこの世にいないでしょう。
あの男爵の女が、私を何度も狙っています。
あなたは、知っていたよね?それでも知らないふりをした。
執事長に全て任せてあります。」



カイトは、平民の生活も、苦しい、、
でもカイトも、死なせてもらえなかった。

公爵に全て報告がされていて、
経済制裁された。
私が隠して持っていた財産さえ奪われた。
一文なしで、平民に、、、






愛されない伯爵令嬢は、愛される公爵令嬢へ




結婚式は、盛大に行い、
二次会は、両公爵家のみんな、使用人も集まって、お祝いをした。


北の修道院にも、幸せなシャーロットの姿絵が届いた。
リリアナは、叫びまくっていったそう。





そして、幸せな次期公爵夫人となりました
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