【完結】2愛されない伯爵令嬢が、愛される公爵令嬢へ

第一章

アラン

ブラックリー家との婚約は白紙になる。ルーセント伯爵ではなく、ただのリリアナだからな。平民だな。」


「そんな、、、アラン様わたしを愛してますよね？」

「無理だ。
お前みたいなやつには、夫人なんて無理。
マナーも学問も全く出来ないじゃないか。」

「え？お義姉様が、やってないこと、わたしが優秀だからやっていたのでしょう。」

「はぁ？お前の自信はどこからくるんだ？家庭教師たちは、泣いていた。」

「嘘。」



「ルーセント元伯爵夫人。よく、自分の娘が公爵夫人にあうっておしゃりますわね！

公爵夫人なんて務まると思いますか？
あなたは、伯爵夫人として執務をしたことありませんの？

まさか、自分の娘は優秀。学年一位を取る成績ですの？」

「顔は可愛いから、それさえあれば。」

「そうね。娼婦は、顔が可愛くて、スタイルがよければ、優秀ですわ。」

「、、、、娼婦なんて、、、」

「娼婦にも教養は必要ですわ。淑女教育も終わってないんでしょ。よく学園に入学出来ましたわね。」




シャーロットは、学園のテストは、満点だし、
学園在籍中ずっと首位ですわ。

その上、ルーセント伯爵の仕事とブラックリー伯爵の仕事もやっていたのよ。

アラン殿が、サボってリリアナとイチャイチャしていた時、全ての仕事をさせられてたのよ。

ちゃんとわかってましたか？ブラックリー伯爵。」



「いえ、、わかったのは、シャーロットがいなくなってからで、、、
職務をしているときは、私たちは、使用人も含めて、誰一人入れなかった。」



「今は大変でしょ。」



「アラン。リリアナと結婚できるぞ。おまえを勘当する。」

「そんな、、、。私しか継ぐものはいません。
リリアナとは、結婚しない。」

「大丈夫だ。養子をとればいい。血のつながりはなくても、優秀な子を養子にしたらいい。血のつながりがあっても、お前みたいな奴に伯爵家を継がせない。」


「父上、、、」


「お前は、信用を無くしたんだ。一度信用を失くすと二度と信用されない。」

「アラン様。私、、、」

「お前は、俺を好きではないもんな。」

「え？」

「シャーロットを惨めにするためだけに俺と寝たわけだよな。」

「？そんなことは、、」

「ちゃんとはっきりと聞いたからな。」


「そんなのと、、、」


「シャーロット。私は、お前しか居ないんだ。俺が、間違っていた！許してくれ、、俺ともう一度、、、」

「別に間違ってません。あなたは、快楽を選んだだけですわ。将来のことなんて考えてませんもの。

なぜ？義妹が、婚約者を奪ったのに、私は、貴方を一緒に支えるわけ？
浮気者なんて気持ち悪い。まさか、姉妹同時に味わえるとか思ってた？気持ち悪い。」

「でも、俺のこと好きだろう？」

「はあ？一回も好きになったことはありませんが？
どこを好きになればよろしいのでしょうか？

浮気し、仕事もサボり、あ。そーいえば、嘘つきでしたわ。」

「嘘つき？」

「そうよ。あの王宮のパーティーの日、
婚約者の私は、一人で会場に向かった。婚約者の貴方は、リリアナをエスコートをする。普通ありえないよね？」

「あれは、リリアナが、お姉さんに頼まれたって、」

「リリアナの嘘を貴方は信じた。私に確かめようともしなかった。その時から付き合ってるものね。。」

「何を言ってる。」

「貴方は清いと言ってたけど、リリアナは、首筋の痕を見せびらかしてたわ。」

「ねえ？あのドレスは、どこで買ったのかしら？」

「王妃様も褒めてくださったドレス。覚えてるでしょ。」

「、、、、、」

「言えないよね。貴方の贈り物じゃないもの。」

「あれは、私が、古小屋で、自分で買って、アレンジしたものよ。」

「、、、、、」

「ねえ？アラン様。伯爵令嬢が、自分で古小屋に行って、ドレスを買い、アレンジをする気持ちわかるからしら？」

「、、、、」



「ねえ？婚約者としてどう思うの？何も思わないわね。リリアナに夢中だもの。」

「、、、、」


「どうゆうことだ、、、アラン！
お前は、ドレスを贈ったと言ったじゃないか！

だから、リリアナとのエスコートを許したんだ。
シャーロット様は、優しいから、本当に妹のことを考えてお前にエスコートして欲しいと頼んだと思った。」


「私と出かけないさいと伯爵が、お小遣いと時間をくれたよね？あの日、貴方は、ルーセント伯爵家に来た、相手は、リリアナだったけどね。」

「「え？？そんな前から、、、」」


「シャーロット様。申し訳ございません。私どもが至らないばかりで、、、貴方には、、、、」の涙ぐんだ、、、

「ブラックリー伯爵邸では、いつも気遣ってくださった。お小遣いも頂いたお陰で、ドレスを買えましたもの。」

「シャーロット様、申し訳けございません。」